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もし、俺の目から見ているものが全て物語だとしたら(NARROW CAGED CROWN)  作者: 朔良坂のさくらざか
誰かの幸せを信じて(回想)
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"先"

・ある場所にて

「うぉっ、つまんねぇー。なんだよ、これ!、スマホで打ってんだろうけど今回、今まで以上になかなかにつまんねぇー題名だな!、しかもこの先の俺のセリフだし」

頭がおかしくなったのか独り言をでかい声で言い出した。

「何を見てるんですか?」

「スマホとパソコンの液晶だ」

どう見ているのか、俺にはさっぱりわからない。

俺から見ると薬中かのようにどこかわからない"先"を見ているらしい。

スマホの液晶?、パソコンの液晶?、ここにはそんな電子機器のひとつすらない。

なのにあれは、何かの何かを伝って、何かを見ていて、その全ての何かを"先"とあれは言っている。

「まぁ、この"文字列の幻"の終わりまで全てを俺は把握しているから、お前は何も心配しなくていい。ただ、今からあれの影響によって流れる情報をただ頭の中で捌くだけでいい。」

おれがあれと指差す先にはさっきの青年がいた。


•Side海極

2つのうちの一つ、部屋の鍵と見れる鍵を使い指定された部屋に入る。

そこは寂れた部屋の真ん中に一つの椅子と奥に空の本棚が2つだけのなんの特徴のない部屋が広がっていた。

「ここに何の用があるんですか?」

「急げ!、大至急地面を探るんだ!」

近い意味の言葉を連続して使ってしまうぐらい内心焦せりが強くなっていた。

さらに5分が立った頃『ヒュゥーー』という音が少しづつ近づいていることに俺も庭原も勘付き始めたのか無言で地面を探る。

明らかに音が近づいているところを考えるとノートの言うとおりここに飛行機が落ちるのだろう。

暑くないのに俺も庭原も汗が地面に垂れ始めていた。


「ない!、ない!」

俺は何もない部屋に焦り始めていた。あの書かれ方からして地下に繋がる道があるのだろうが何一つそんな通路は見当たらない。

「クソ!」

俺は本棚を蹴り飛ばしていた。

『バンッ』

「危ない!」

庭原が叫んだと同時にあいつは俺に覆い被さる。

「どうしたんだ?」

「なんでもありません。私の今日からの仕事は会長の元に無事にあなたを連れて行くことです。」

こいつは、俺が買った本棚が倒れて来ていたため、安全のために俺を守っていくたらしい。

大袈裟だなぁー。と、内心思っている。こんな時に。

「海極さん。これを見てください!」

そこには100センチほどの扉があった。

「なんなん?」

俺は日記に書かれていた内容と違ったため、短気な俺は少し腹が立ってしまった。


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