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もし、俺の目から見ているものが全て物語だとしたら(NARROW CAGED CROWN)  作者: 朔良坂のさくらざか
誰かの幸せを信じて(回想)
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喜べよ、クソ野郎!、俺は死んだぜ!②

宙に浮かんでいる間は、表現しがたい感情の葛藤と猛烈な風と冷気に襲われモヤモヤする。

なんだか、水の中のような全く浮遊感がない浮遊だ。

あくまで心の話でまぁ、体は正直で、チビりそう。


パラシュートで降りてからその後の様子が軽く見えた。・・・


・Side橘

俺は飛行機の操縦を1人でしている。

「うっ、頭が・・・」

意識が飛びそうでそこら辺を彷徨うような感覚だ。

手が震え出して、口と鼻から出た血が操縦している腕に垂れる。

もう俺は僅かしか時間が残されていないことは明確だった。

「もう少し時間をくれてもよかったのにな・・・そういうことか、あれに書いてあったのは・・・」

俺は、あることに気づいた。

俺は震える右手を伸ばして、橘会の最新部、俺の部隊に電話をかける。

「はい、なんでしょうか?」

俺はおかしな声の大きさと声の高さで

「おい・・・今・・から・・今から・・」

「会長、どうされたんですか?、その声」

「いいから、聞け・・今からお前らが神部会の連中と関わりがない会員だけを連れて、本部から全力で逃げろ!、はぁ、はぁ」

「会長、どう・・・」

「いいから逃げろ!、俺はこの飛行機を橘会本部に落とす!」

俺はもう意識が朦朧として前すら上手く見えなかったが、それでも操縦桿そうじゅうきを握る。

「会長!・・・」

「ありがとう、じゃあなオメェら!」

俺は優先固定電話の受話器を電話を切らないまま壁に垂らして放置した。

「うおぉー」

空港に落ちる予定で角度を落としていた飛行機の角度を直すために今一度、今出せる最大限の力を入れて操縦桿を全力で前に引く。

「うぉおーーーーーーーーー」

俺が落ちそうなラインギリギリを攻めながらなんとか、機体を上に負けることに成功したのだが、

「ぶはぁ、ゴホッ、ゴホッ」

血が口から噴き出てくる。もう機械と俺のズボンが血だらけでもう、見たことがないぐらい真っ赤になっていた。

意識が飛びかかる。今の今まで、飛びかけては戻る、飛びかけては戻るの繰り返しで、その戻る時でさえ血を吐いてしまうぐらい辛いため、もう今の力を出し切ってしまった俺にはもう意識を戻す体力なんて戻ってない。

呼吸が浅くなって、今俺は、間違いなく死の瀬戸際を歩いていることを実感できる。

「俺はもういいだろ?、逝ってもいいんだよな?、なぁ、お前さんよ?」

『もう間も無く目的地周辺です』

もう戻りたくないのに、この一瞬のためにナビによって戻されてしまった。

「はいはい。じゃあ、・・・最後・・行くか!」

高度をまた下げ、俺は今、本部がある街並みを最後にただ美しい景色として見る。見られている側としては今の俺は危機をもたらす害悪としか見えないだろう。

「あぁ、綺麗だ」

俺は本部に向けて本気でスピードをあげる。

俺は山の中腹にある、本部に向けて本気で突っ込む。

「じゃあな!」

『ドンッ!、ドゴォン』

火が燃え上がり、本部は飛行機の墜落で全壊、周りの山もものすごい勢いで燃えて行く。


————何処かにて

「あぁあ、ってあれ、ここはどこだ?」

俺は死んだはずなのに?

「おぉ、来たのかい、君がついに!」

「あんたは?」

「私は×××。君をここに導いたものだ」

「そうだった、俺は死んだのか」

「ここは、”創造主”と”監視者達”と”同じ目線でこの物語が見れる場所”だ。」





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