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もし、俺の目から見ているものが全て物語だとしたら(NARROW CAGED CROWN)  作者: 朔良坂のさくらざか
誰かの幸せを信じて(回想)
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全てお前のせいだ。

店内に皆が戻っていくのを見て俺も戻ろうとすると、突然橘が話しかけてきた。

「なぁ、霞、明日俺と一緒に飛行機に乗ってくれないか?」

真面目な顔で俺に話してきた。

「どうしたんですか?」

「まぁ、理由なんてどうでもいいじゃないか。とりあえず、お前に伝えたい重要な事があるんだ」

そう言って、飛行機のチケットを渡してきた。

こう記してあった"12時愛知発愛知ー山口間貸切一般旅客機券"とどうやら、貸切になっているあたりを見ると、現地に行って話したい事があるのではなく、チケットが1枚しか無いのを見る限り俺は飛行機の中で重要な話を聞いて現地解散、自分で帰宅というめんどくさい事をしなくてはならないようだ。

「分かりました」

「じゃあ、決まりな。良かった。良かった」

質問する暇も与えてくれなかった。自己中心的な陽気な人だ。だが、決して嫌いにはなれない人だ。

その後、陽気にそして大股開きで橘は店の中に戻って行った。

「じゃあ、俺も戻って最後酒でも飲んで帰りますかね・・・」

『あの、これからこの人に大変な事が起きると言ったら貴方は信じますか?、そして、その覚悟ができていますか?』

両目が開いていない背の高い青年に、橘さんと俺がいるちょうど真ん中あたりを指しながら、よく分からないことを言われた。

なんだ?、俺は中に入って楽しみたいのに。

「お前、どうしたこんな所に来て、よく分からない事をしゃべっているが」

「僕は大丈夫です。補助してくれる人が近くにいるので」

生意気なやつだな、俺が手伝ってやるって言ってるのに、

『貴方は、ここから先の偶然に耐えることはできますか?』

なんだお前?、どこに向かって喋ってんだ?

「あぁー、副会長どこに行ってたんですか?」

多分、補助員であろう奴が来た。

「すみません。うちの副会長がご迷惑をおかけしました。」

「いえいえ、全然。俺はただおたくの副会長の面白いお話を聞いていただけですから」

ここで、正直に意味のわからないことばかり言ってました、なんてちょっと子供っぽいから出来なかった。

「では、失礼します。本当にご迷惑をおかけしました。」

そう言って、青年と補助員はどこかに帰って行った。

その後は、ご想像におまかせするが、簡単に言うとビール1樽全部飲み干す勢いで飲んでしまった。


———翌日

あの後の俺は飲みすぎてしまったのかホテルに着いてからの記憶が少しもない。

だが、荒れてないホテルの部屋を見る限り俺は戻ってからただ寝ただけなのだろうと感じる。

「真莉、今何時だ?」

「起きたの?、今ね、うーんとね、8時37分」

ふぅー、俺は長いこと酒のせいで寝てしまい、午後にゆっくり起きてしまったのか心配になったが早く起きていたことに安心する。

••••何か忘れている気がする••••まぁ、気のせいか。大丈夫だろ!

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