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もし、俺の目から見ているものが全て物語だとしたら(NARROW CAGED CROWN)  作者: 朔良坂のさくらざか
誰かの幸せを信じて(回想)
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All your enemies

「あのな、神部会の神部・・・」

「おーい、霞と海極さん、ちょっとこっちにきてくれないか?」

大きな橘の声が聞こえる。聞きたくもない。今こっちは大事な話をしてるってのに!

「はい。今行きます。霞、今度詳しいことは話してやる。」

そう言っていち早く親父は橘のもとに行った。

だが、俺は一瞬タバコ(今金欠で一ヶ月前に買ったやっすぅーいタバコしかないぞ♡)が吸いたかったので靴下の中に隠しておいた(真莉に秘密で)ライターとタバコを取りだす。

で、とりあえず一瞬先っちょだけ炙って煙をちょっと出して反応を見てみる。

『・・・・』

『よったぁー!』と言う言葉が心の中で出てしまうぐらい嬉しい。

ホッコリタイムだ。俺は口にタバコを咥えて本格的に吸い出す。

「はぁー、うめぇ、ついこないだまであんな危ない現場で危ないことしてたんだ俺?」

まぁ、親父と仲違いして金もあんまないからなんだけどな。

にしても、こんなに店が煙くなったのに俺を注意する人がいないだと・・・じゃあ、

『俺は自由』だな!

俺は調子に乗ってタバコの箱をタバコを持っていない手で軽く縦に振る。

「あれおかしいな?、タバコが出てこない?」

俺のタバコの箱の中には確かにタバコらしきものが入っているのに出てこない?

とりあえず、俺はタバコの箱を破る。

「・・・ふざけんな!」

中にはタバコのペーパーで作られた謎の筒状の物が入ってたのだが、その中にはデカデカと真莉の文字で

『貴方のタバコは5本入ってたので3本燃やして1本はこんな感じで手紙にしました。可哀想なので1本は残しておいたけど私の前で次タバコ買ったら、分かってるわね♡ 貴方の飼い主真莉より』

おいおい、なんだこのふざけた手紙は!

俺の3本返してくれよ。頼むから!

俺は落ち込み机の木目を延々と眺め出す。


少ししてからだろうか、親父が行って俺がタバコでガッカリし始めて10分ほどしてからだろうか、外がものすごく騒がしい。


『バンッ』

うわっ、入り口の扉に何かが当たる音がして俺はビビった。にしても、ここまで響くってことは・・・


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