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もし、俺の目から見ているものが全て物語だとしたら(NARROW CAGED CROWN)  作者: 朔良坂のさくらざか
誰かの幸せを信じて(回想)
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All my enemies wish④

『ガラガラガラ』

「お父さん、2人で。白濱さん、何処ですか?」

「あぁ、ここだ」

今度はまた面倒くさい来客があったらしい。花崎だ。

「ここにいらっしゃいましたか。で、この盛り上がりは何で・・・」

「おぉ、これはこれは私たちの本部でやってくれた海極新会長じゃないですか」

橘とか言う奴も一緒にに来てんのかよ

「おい、橘、まだ客人のようなひとだぞ」

「これは、これは申し訳ない。・・・ふっ、」

なんだ?、コイツ、今笑ったぞ。俺の顔見て

「おい、おいお前まで俺の事バカにしてんのか?、なんだよ1500円借りる事の何が悪い。」

「いや、お前後ろ見た方が良いぞ」

橘の一言で俺の背筋が再び凍った。

「貴方、まだ私との話が終わってないわよね?」

「はい。すみません」

「会長さん方、このだらしないダメ人間に用がある事は私ども分かっておりますが、私はこの人と私的な事がありますので少しお待ちください」


「海極の奥さんって、結構恐い感じですか?」

「それは橘さん、家の息子がダメだからです。私は父親としてあんなダメな奴を育ててしまって少し反省しています」


・店の外にて

俺は店の目の前で地面に座らされていた

「あなた、さっきの話の続きだけど」

「それはすまなかった」

「別に良いのよ、別に、お金を何処からか借りる事は良いのよ。だけど、それを私にも伝えないでやるなんていけないと思わないの?、約束でしょ。ねぇ〜、か、す、み、君」

うわっ、怖いんですけど。あと、やっぱいけないじゃん。

「1500円くらい許してくれよ。1回目だし」

「それは、あなたが報告してない事がめくれた回数でしょ」

とんでもない勢いで返された。やっべぇー、まさか俺が一時期競馬にハマりすぎて消費者金融から10万借りてやって15万勝って返した事を繰り返した事がバレてるだと?

「競馬とかで何回か借りました。すいません」

「へぇ〜、何回も借りたんだ。・・・私、“私知ってる“なんて一言も言ってないけどな」

嘘でしょ、またやられた。嵌められた。自分から言ってしまった。もぉ〜〜

「じゃあ、今度からお金借りた時は私たちに報告できる?」

「できます」

ニコッと笑っている真莉の目の奥はちっとも笑ってなんかいなかった。

「約束したわね。じゃあ、会長方が待ってるから戻るよ」

「ママ、分かったぁー」

「うわっ、キモっ」

キモってなんだ?キモって!、俺、赤ちゃんと一緒でお前に制御されまくってるからな!、力有り余ってるのに、


「お前、海極だな?」

「真莉、先に戻れ!」

黒スーツに包まれた奴が五人俺たちの後ろに立っていた。多分、露雨会に加盟している組織の奴らだ。

「それが何だ?」

「てめぇ、よくも俺たちの親父を!」

そう言う、筆頭構成員?はスーツの内ポケット辺りに隠し持っていた拳銃を取り出して俺の額に銃口を向ける。あとの4人は連れてこられた雑魚と言ったところだろうな。

『・・・』

「ほら、撃ってみろよ!」

「うぅう」

情けないやつだ。相手が親切に銃口をひたいに向けさせてやったのに。

「撃てないのか?、あぁ?」

「うぁあーー」

『・・・』

「…すっ、親父、…すっ、俺にはやっぱりできねぇよ」

膝を地面につけ、泣き崩れ出す。

こいつは俺を撃つことはできないようだ。たぶん、心優しい奴だ。どうしてこんなやつなのにこんな危険なところに所属してるのか、分からないレベルだ。

「兄貴!」

残りの4人がその兄貴分に寄っていく。

おいおい、残りのやつもこんな感じなのか?

「情けねぇ奴だな」

「てめぇ!、よくも親父と兄貴を!、オラァ!、うぉっ」

『バチンッ!』

「おい清人、お前それ以上この人に攻撃をするな!、お前まで殺される姿俺は見たくもねぇ」

この清人とかいうガキ(俺もおじさんとかから見たらガキだが)が俺を殴ろうとしたが、途中でこの兄貴分に捕まれビンタされて止まった。

「なぁお前ら、お前らにひとつ聞いてもいいか?」

「お前の質問に答える筋・・」

「お前らは大事な人が危険にさらされる、もしくは危険にさらされたと思ったらどうする?」

「そりゃあ、もちろんその原因を殺したり、襲ったりするだろ!」

そりゃまそうだよな

「本当に申し訳なかった。まぁ、今日の俺はやりすぎてしまった。それで許されることとは思ってもいないが、謝らせて欲しい。お前らの大事な人を奪ってしまった。俺には妻と子供がいて、"そいつらに危害がって"考えてつい、気が立ってしまった。」

俺は深々と頭を下げる。

「あっ、」

俺の突如とした謝罪に相手は戸惑っていた。

「頭を上げてくれ!、霞!、あとそこのお前ら朗報だ。中に上がってから説明するから入れ!」

白濱が俺と奴らを中に呼ぶ。

中に入って見ると、親父が1人で座る個室に案内された。

「ます、お前は反省して立っとけ、霞!、じゃあ君たちは座りなさい」

俺だけ立たせるってどーゆーことですか?、まぁ、当然か、こいつらが呼ばれるってこと+朗報ってあのことしかない。

「まぁ、君たちの会長なんだがな・・・」

「親父の、親父の意識が戻ったんですか?」

「あぁ、死亡宣告まがいなことをされた君たちの会長の意識が戻った。だが、」

だが?、だがとはなんだ?

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