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もし、俺の目から見ているものが全て物語だとしたら(NARROW CAGED CROWN)  作者: 朔良坂のさくらざか
誰かの幸せを信じて(回想)
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All my enemies wish①

「では、これより後に直系となる海極会および白濱会の継承式加えて、異形露雨会加盟式を執り行う。進行は私、橘 魁が父、たちばな 快斗かいとに代わって務めさせていただきます」

周りの目が俺たちに集中する。怒り、嫉妬、殺意に満ちた顔だ。

「皆、顔を上げろ!」

そう花崎が大きく会場にいる全ての者に呼びかける。そうすると、下に顔を向けていたものは顔を上げ、隠し隠しに見せていた俺たちへの感情をこちらに大きく向ける。

まぁ、大きな組織の直系にいきなりなると言うことは、そこに座れたはずの者、敵対意識を組織内でも持つ者に狙われかねないと言うことだ。

皆、俺たちの死を望んでいるようにも見える顔でこっちを見る。

「では、白濱会代表、白濱 楓舞。こちらに、来なさい」

そこでそそくさと府中は花崎の横に向かい合うようにして立つ。

「白濱楓舞、君を異形露雨会直系白濱会2代目会長に任命する」

そう言って、花崎は何か小学校の表彰の時に貰う表彰状みたいな紙質、露雨会加盟の紙を額縁ごと受け取り、それと同時に白濱会継承の紙を受け取る。

「では、次に海極霞、前に来なさい。」

俺は前に出ると同時にあることを懸念している。

『このままこんな組織に入って、家族の安全が保証できるのか?』

俺は睨んでくる人の顔がちらつきながらあることを思いつく。

「君を露雨会直系海極会2代目会長に任命する。」

俺はまず、継承の紙を受け取る。

「では、これを」

そうして花崎から渡される露雨会加盟の紙を受け取ると同時に、

「俺が今この瞬間から会長なんだよな?」

「あぁ、そうだが?」

「じゃあ、すまんがこの話はなしで!」

『バンッ!、ビリビリビリ』

俺は露雨会加盟の紙を額縁と一緒に粉砕した。

「俺はこんな組織でやっていけるほど、仲良くできるほど俺とあうような組織ではなさそうなんでね。で、俺をいつでも殺してやるからなって目線で見られて気分が悪い。」

「おい!、霞、いくらなんでも、それはないんじゃないか?」

親父が会長を前にした態度に噛みついてくる。

「俺は組織より家族だ!」


「おい、おめぇ!、会長の前でなんだその態度は?、あぁ?」

「会長に・・・!」(他)

黙って聞いていた、露雨会傘下の組織のやつが俺にキレ散らかしてきた。

「お前ら、やめろ!、おい霞、お前、俺にならその態度でもいいし、その理由で怒るものわかる。だが、場を弁えずお前がやったせいで今のこの緊張状態、この先何が起きても俺たちがサポートすらできなくなる。それはお前も避けたいじゃないか?」

「そんなのしらねぇよ、かかってこいよいつでも!」

『バンッ、バンッ』

そして俺は見せしめに最初に噛みついてきた、組織のやつを撃ち抜き、真莉を連れ帰る。

親父が俺に何度も戻るよう要求したが俺はそれを無視し出ていく。



「ねぇ、こんなことして大丈夫なの?」

まぁ、冷静に考えると、加盟しとくべきだろうが

「大丈夫だ。仮にも俺らは海極会だ。露雨会の直系に慣れるだけの組織だぞ。」

まぁ、考えると花崎会はあの感じだと、俺らと戦うつもりはないし、橘会だってそうだ。

そう考えると俺らが対峙するのは小さい組織ぐらいだろう。


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