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もし、俺の目から見ているものが全て物語だとしたら(NARROW CAGED CROWN)  作者: 朔良坂のさくらざか
見られている(回想)
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みんな探してるよお前の事③

____その日の夜10時

俺は境界線近くのコンビニに来ていた。

「おい、こっちだ!、神木。」

『コン、コン』

少し運転席の窓を叩く。

「すみません。少し遅れました。」

そして俺は山口の車に乗り込み、重々しい空気の中に身を投じる。まぁ、たぶんだが、人間界に行くようの車のためどこからか盗んできたのだろう。

「お前、何かやらかしたらどうなるかわかってんだろうな?」

その威圧と共に後ろから、物音とまたまた威圧される感じがある。たぶん、後ろに何人かいる。


『ブルーン、ブルン』

そうして車は東京の客の元へと走り出した。

「あのー、今日の目的地って、」

「今日のカスタマーはかなりでかいぞ、下手したら今夜だけで現生8桁は軽く出るかもな。」

話そうと思ったんだが、後ろの連中と山口が喋っている。

「おい、神木、俺に一本頼むわ、ここにあるから」

「良いですけど溢れるかもしれませんよ?」

「あぁ、もう、いいよ、どうせこの車も終わったら捨てるだけだし」

俺は一本、二本と巻き、山口に渡す。

「火!」

「はい。分かりました。」

俺は後ろの威圧もあってか、慌ててライターを取り出し山口のロールに火をつける。

「ふー、お前この一本吸っとけよ、もしかしたらお前の最後の一本になるかもしんねぇーぞ」

この発言から伺えるように俺を、生きて帰す、もしくは生きて帰ると言う考えはサラサラ内容だ。

『クリンッ、チッ、カッ』

「ふっー」

俺は田舎の何もない風景を暗くて何も見えないのに白い煙のぼやかしとともにじっと眺める。

「おい、お前ら周さねぇーか?」

「いいね、おい、そこのガキ、俺らに巻け、ははっ」

「良いですけど」

俺は、極太に巻く。それも多分これを吸ったら、窓が少し空いてても車内が煙で白くなるだろう。

そしてこれは、グラインダーやら、紙やらを駆使してまた巻く。・・・こんなこと緊迫した車内で考えることじゃないことぐらいわかってるけど

・・・だりぃー、し、なんで俺が山口だけじゃなくて、そのディーラー友達にまでやんなきゃ行けねぇーんだよ、しかもバレたら即捕まって処刑される人間域に入る直前で、

「できました、どうぞ」

「火!」

『クリンっ、チッ、カッ』

「ふー、やっぱりうめぇな」

「なんでお前が最初なんだよ?」

「わりぃ、」

後ろは喋る上にでしゃばってくるやつと、控えめでなんか合ったら突っ込むってやつと、まじで喋らないでこっち睨んでくる怖いやつの3人がなってる。三人目怖いなー。


今の俺は親父と府中の協力が得られると言うことがわかっているがために強気で少し行けるから心が楽で仕方がない。

あと、もう、どうしょうもねぇーぐらいひどいケミカル臭がする。うぇ、吸ってる俺が言うことじゃねーけど、くせぇし、これ吸って人間域入って良いのかな?


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