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ホントのカコ①

『ガラガラガラガラ』

「長浜く〜ん、倉崎く〜ん、大丈夫?、今助けるからね」

やっと助けにきてくれた。だが、こっちのカタは既についている。だが、そんな事も知らずに班長がその大きな胸を豪快に揺らしながら、こちらに駆け寄って来る。

「大丈夫?、清角!、ここでお前はおしまいだ!、降伏しなさい。」

「清角なら俺がここで倒しましたよ。」

一応、この人は俺が誰なのかが分かってるので一応、驚いたフリをしているが、実際はまぁ、できるだろうって分かってただろう。

「医療班!、長浜君と倉崎君をと清角を今すぐ運んで、緊急で!」

「大丈夫ですよ。俺・・・・・」

『ドサッ』

「長浜君・・・」、「長浜さん」、「智広」何度か俺が呼ばれているのが分かるが意識が遠のいていく。


_________沖縄某所病院

「っは」

突如、意識が戻り、また5年前を思い出させる白い天井が視界一面に広がる。

「智広、目が覚めたか。お前、4日も意識が戻らなかったんだ。心配したよ。」

「清角は?」

俺はあいつに戦ってる途中で聞き出せなかった、例のネックレス関連の事がどうしても聞きたいんだ。

「清角なら、COMに逮捕されて今は、異形収容施設フェーズ5にいるよ。だけど、一週間後に処遇決定会が開かれるって話だよ。で、私の予想だけど清角は、死刑が確定かと。」

「あぁ、そうか」

ここで清角会が崩れると言う事は、大問題のほかない。

「で、このネックレスなんだけど。智広が付けてた奴。これなんなの?」

今ここで回答できないような内容の質問をされてしまった。どうごまかそうか

「あぁ、このネックレスはな。昔、亡くなった俺が良くしてもらった人の形見なんだ。だから、返してくれ」

まぁ、そんな感じだ。さっき、言えないって言ったのにすぐ言ってしまう事になった。このネックレスは、亡くなった海極の母の形見で、その海極の母がCOMに暗殺された事で始まったのが先のCOMと真人露雨異形連合の戦争だ。だが、ここで感じたのは先の戦争の着火剤に清角会が絡んでいたことがだいたい感じられた。

「よし、今すぐ本部に戻ろう。」

「いや、ダメだって目覚めてからの1日は最低でも安静にしなきゃダメって医療班の人が・・・」

「そんなの知らん。今すぐ、俺は清角に会いたいんだ。」

そういって、俺は医療班の人々の反対を押し切って本部に戻った。


______COM(シーオーエム)本部部隊長室

「おぉー、久しぶりな感じがするわ、お前と会うの。で、話したいことがあるからちょっと拓海お坊ちゃんは外しておいてくれないか?」

「分かりました。」

拓海が一緒にいて俺の保護者兼息子みたいな感じなのに剥がされてしまった。

ってうわぁー、いきなり面倒臭いおじさんに遭遇してしまった。

「いや、大変でしたよ。本当に、ほぼ訓練もしてなかったのにいきなり戦場行ってしかも、相手は清角ですよ」

「いや、でも流石だな。久しぶりとはいえ、1人で敵の大将を倒しちまうんだから。」

「いえいえ、で、話変わるんですけど俺に清角の面会許可証をください。」

少し俺はあいつが殺される前に、聞きたいことがあるんだ。

「いいぞ。ただし、俺が同伴する。」

まぁ、当たり前だわな、俺がもしなんかして、異形が逃げ出したりでもしたら大変だからな。

「それぐらいなら。で、その時俺は、本来の俺として話をしていいんですか?」

「あぁ、何故なら清角の死刑はもう既に決まってるみたいなもんだからな。ふっ」

少し考えるところもあるがまぁ、これで俺の仲間に不幸が当面訪れると考えると色々払拭できる。

「ありがとうございます。で、あのー・・・」



この時の俺はまだ、この先自分の身に起きる様々な幸せや不幸のほとんどがこの先、この作戦が原因で起きることを知らなかった。

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