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START OVER

「その件、私たちCOMは、あなた方が戦争をするならば、その火を持ち込まないと確約ができない限り賛同できない。」

まぁ、当然だろうな。そりゃ、異形域の2つの大組織が手を組むなんて、戦争をどこかに仕掛けるとしか考えられない。それを、容認できるほどCOMも優しくは無い。

「それは確約できます。なぜなら、こちらから戦争を仕掛ける気なんてサラサラないんです。」

「おい、白濱、そこから先は俺も聞いてないぞ。」

「お前、いつの間にかバカになっちまったのか?、お前と俺が今していることを考えると、これは当然の判断だろ。」

意味がわからない。俺が考えたのはCOMを襲撃して、俺や凪、そして仲間たちを救うためかと思ったが、どうやら違うようだ。

「わかりました。それなら私がCOMに報告しておきます。」

黒部が、多分、これを容認したことに怒られるの分かってんのに、わざわざキレ症の総司令官に報告しに行ったり

「あの人もいなくなったし、お前ら、席を外してくれないか?」

そう言って、白浜が側近たちを部屋から追い出した。

「貴方の意見を聞きたい、花崎初代会長」

「おい、白濱、やめとけよ。おま・・、仕方がないか」

「白濱、お前、何をする気なんだ?」

目的を探る、目的によってはCOMに報告して止めてもらうことにした。

「お前は心配しなくていい。そのまま、COMで安心して過ごしてくれればいい。これからは、お前が苦労した分、俺たちが少しの間、お前が知らなかったり、お前がいなくなったことで起きた、いざこざを解決してるから。」

いやぁ、良い友達を持った。俺を、巻き込むどころか、苦労しないとこに置いといてくれるなんて。でも、俺はこいつらと楽しく過ごしてたいんだがな。でも、戦争が起きると、俺がCOMとして参戦しなきゃ行かないんだけどなー、異形無差別殺害犯として。そう考えると、全く嬉しくない。すまんが。

「お前が言わないなら、俺が軽く教えるぞ。白濱。」

「まぁ、いいが、教えない方がいいぞ。こいつの性格上。」

なんか、バカにされた気分になった。教えたら、俺が休憩や自分のことを考えず動く、お人好しみたいに扱いやがって。

「花崎、簡単に言うと、真人会が不安定なんだ。」

どういうことだ?、真人会はあのジジイが一強みたいな感じで、居座ってて安定していたのに。

「まぁ、簡単に言うとな、真人会本部は隠したがっているようだか、この間の俺や白濱が死にかけた襲撃、まぁこのチビの筋肉バカはすぐ復活したが、あのジジイは襲撃を受けて死にかけてるらしいんだ。意識不明のまま、2週間近く経つらしいんだ。だから、今真人会は後釜を決める争いが始まってる上に、それに便乗して領土を広げるために各組織が、露雨会領土で暴れてるんだ。あと、もうひとつあるが、それは今は言えない。すまん。」

「まぁ、筋肉バカって言われてカッチーンってきたが、まぁ、そういうことだ、花崎。」

マジか、あのジジイが死んだら、もう無法組織になるし、ほぼ真人会とのコネクションがなくなっちまう。

「あと、お前はこの戦争、海極会と白濱会の戦争と思ってるかもしれないが、この戦争実際は上から4番目の組織とまたも上から4番目の組織の戦争なんだ。だから、実際は俺と白濱はバチバチでないし、仲も悪くはなってない。だけど、最初はマジでキレてたし、思っきし露雨会の花崎会以外ぶっ潰してやろうかと思ったけど、幹部会で可決できなかったわ、」

あぁー、そういう事か。だから、反発されかねないことでも進められるわけか。要は白濱と海極は部下のしたことの責任でここに来たって訳か。


「おい、なんで俺が入れないんだよー。ふざけんな!」

黒部が子供みたいに怒っている。

「入れてやれ。」

白濱がドアの先にいる側近に言う。

「いやぁー、ムカつく。あ、上層部に相談したんですが、上手いことをまとめられたのでこの件、おすすめください。」

「じゃあ、決定でいいよな?海極」

「わかった。後見人になってやろう。いいよな、お前ら。」

「まぁ、会長が言うなら。」

側近を詳しい説明もなく、なんか勢いでねじ伏せていた。

海極が書類に署名し終戦会談は終了した。

その後はまず、海極と白濱御一行が出ていき、俺は黒部と2人きりになった。

「何を聞かれた?」

「個人的なことです。目のこととか。」

ここで馬鹿正直に答えたら、殺されそうだった。

「まぁ、お前が持つ情報を漏らされたら、俺たちが全力で隠蔽しなきゃならないのを頭に入れとけよ。でもな、これだけは教えとく。COM機密情報以外のお前の個人の話を、言うなら、仲良かった上層部だけにしろ下部の連中に漏れないように。俺たちは異形との衝突をされたいからな、あとCOM上層部に話したことがバレないように話せよ。じゃあ・・・あ、もうひとつ重要なことがある。新しく、海極と白濱が新しく組むことになって、戦争が近いということになり、予定より1年早くお前を異対に組み込むこと、異対完全再結成が決まって、1週間後から隔日出勤が決まった。じゃあ、俺は帰るわ。」

はっ?、隔日出勤?

あとさっき、少し黒部が殺気立っていた。だか、2つだけ分かった、あくまで黒部は俺側に立っていること。2つ目はこのままでは、人間、異形の関係がさらに、もつれることも言い方でわかった。


その後は、車に乗り込むために外に出て見ると、知らない男に話しかけられた。

「花崎前会長。初めまして。」

「俺は、異形では無い。COM異対特兵長浜だ。」

「なんですか?異なんちゃらって。ご紹介が遅れました。私、露雨会新直系義異会会長の比留間と申します。海極さんを落として、白濱会より新直系会長に就任したので挨拶を」

なんか嫌なやつだな。海極と俺が仲良いのわかってて、言いやがって。

「だから、俺は人間だ。」

「まぁまぁ、近くにもう一度、私と会うことになるのでその時には、よろしくお願いします。では」

なんかよくわからずに、話しかけられ、いなくなった。なんなんだ、あいつは。あと、この後会うということと、さっきの黒部の発言からして異形がどこかで戦争するのは確定だろうな。

異形が戦争を起こすと聞いて、俺はこのままでいいんだろうか?、心が締め付けられるように痛くなる。

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