発見
「いや~、大変だな~。俺、今日まで1年間ぐらい無休なのにこれ以上働かせようって?。しかも、戦地近くの防衛とか、一番きつい奴じゃ~ん。お前、司令官のジジィに承ったって言っとけ。」
「了解しました」
そう言って、男は去っていた。
「黒部、何がおきてるんだ?」
「そうなんだよ、お前は露雨会についてよく知ってるんだろうけど、最近の露雨会については知らないだろ。」
「はい」
「この戦争は前々から予想できた事なんだ。というか、一ヶ月前から。何がおきてるかというと、まずな、海極会ってのは直系から落ちたんだ。それも、1ヶ月前に」
何故だ?、海極会が露雨会に一番金を落としていた会で、橘たちならそれを理解してるから、海極会を降格させないだろ。しかも白濱会との戦いだって前々から起きそうではあったが、互角との勝負をあいつが好まない性格上、起きないはずなのに。
「今、何でこのタイミングなんだって?、あと誰が今運営してるのかって思ったでしょう?」
近いがそんな事は思ってない、勝手に間違った事読むな!、おっさん。
「それがだな、先の海極会降格と同時に決まった事があってな。それは、白濱会傘下最大勢力の比留間会が海極会の直系の椅子に座った事なんだ。次に、今露雨会を実質的に運営しているのは、橘、海極湊、白濱景一郎の三人だ。そして、これを経て、直系組織は花崎会、橘会、白濱会、比留間会の4組織になった。だが、COMにおける、危険度は比留間のフェーズが上がっただけで、海極のフェーズは5のままだ。」
なるほどな、これで圧倒的有利な状況が出来たから、事に至ったってことか。というか、戦争があってから一切動かなかった海極のお父上が動くとは意外だな。
「じゃあ、俺はどうすれば良いんですか?」
「お前は、今やってる仕事終わったら帰って良いよ。今から、家の地図を渡すから。」
「ありがとうございます」
「あ、でも車で片道1時間半くらい掛かると思うから。運転頑張って~」
まじかよ、一ヶ月椅子と床で寝ながら、腰と尻が痛くなりながら、自分のプライベートがないのに、退勤に、片道1時間半かかるの辛くね。 ま〜じ?・・・・でも、さっき黒部が1年間ほぼ無休って言ってたから、それよりかはまだちっぽけか。
「これ地図な。じゃあ、俺は行きますか~。・・・・もういっそバッくれて~。俺がパッくれたところで、影響ないだろ」
そう言って、おじさんは俺の部屋を後にした。
俺は、その後仕事を爆速で終わらせ、CEMから用意された俺専用・・・・俺☆専☆用・・・く☆る☆ま、に乗り込む。
電話をかけてみる。・・・・
「おまえ、俺が前線に向かってる途中にかけてくんじゃねぇーよ。俺だって、サボり途中だけど、暇じゃないんだよ」
そう言わせて、俺は何も言わず電話きる。
やっぱり暇だった。あのおじさんは。




