深まる対立
_____SIDE異形(第2代露雨会)
「・・・と、言うことで賛成4、反対2で、白濱会傘下比留間会を直系組織として認めます。」
よくやった!、涼葉。これで、ようやく橘について調べ上げる事が出来る。今までは、俺たちだけでは調べられなかったが、俺の仲間である白濱会最大勢力の比留間会の協力が得られれば白濱の協力を得なくても、実質的な白濱会の力を動かせる。そして、直系に上がった今、たとえ比留間会が白濱会の傘下であろうと、白濱に比留間会を動かす権限がなくなると言う事だ。
「あと、もう1つ提訴された事があります。白濱さんと橘さんから海極会の直系からの降格を提議してほしいとの話が上がっています。」
「あぁ?ふざけるな!。なんやねん、お前ら!誰が、この組織の一大勢力と金を動かしてやってると思ってるんだ?。」
頭に来た。とても頭に来た。創設メンバーであり、この会にも一番金を出資してやってると言うのに。その俺に、『俺たちの下で頑張ってね!(笑)』。・・・死ねよ!
なぜ俺がこんなに怒っているかと言うと、直系から降りれば、白濱や橘たちの直系たちの監視が入るからだ。
「お前の最近の態度にはうんざりだ。霞。前会長として、いや、父親として恥ずかしいぞ。」
「てめぇ、親父だったとしても後で容赦なく殺してやるからな。あぁ、分かった。多数決をせずに降格を受けてやる。だがな、てめぇら、覚悟してろよ。必ずおめぇらの、のど元に牙を突きつけてやるからな。」
確かに最近の俺は、わざと白濱や橘を挑発するような態度をとっていたが、そのことをまさかの、腐っても俺の味方だと思ってた親父に言われるとは。
「霞さん。良いんですよ、もう少し抗議しても。」
「すまんな。涼葉。迷惑かけて。」
そう言って、異形露雨会の本部会議室を後にし、迎えにきている部下の所まで向かう。
「会長、ずいぶん早い解散ですね。」
「おい、佐上、今すぐ、動かせるだけの兵力を持つ海極会傘下組織長を集めろ!、あいつらをぶっ潰すぞ!」
「わかりました」
来ちまったってことか。この時が。予想はできていた、話を聞く限り、うちの会長が他の会長方と衝突するのは目に見えていたが、ずいぶん早いな。露雨会は露雨会長がいなくなって5年も経たず内部崩壊を始めるんだな。(佐上視点)
______SIDE花崎(1ヶ月後)
「どーして、俺こんなに帰れないで仕事ばっかして、その存在も知られないでいなきゃいけないんですか?」
もう、働き詰めな上に毎晩、椅子に寝っ転がってか、床で寝てるから腰と首が痛いよー。
「それはな、お前の戸籍についての架空の経歴を作ったりしていかなきゃならないんだよ、って言いたかったけどお前には戸籍とかはない。お前は、CEMの所属証が身分証みたいなもんだ。要は、お前と言う存在はないものと一緒なんだ。」
じゃあ、なんなんだよ?、この俺の個人情報使いながらの仕事は?
あと、え、ないの。偽名まで作っといて。おかしいやん。
「聞きたかったんですけど、COMって何なんですか?」
「まず、Committee of extinction monsterの略で元々は、元々は政府の民間委託組織だったんだがな、いつからか、政府の直系組織になっちまった。だがな、これだけは言える。今は、あのじじいがトップだから何も言わないがな、COMは政治において陰の発言権があるぞ。あと、異形ってMonsterなのかな?」
「そうなんですね」
「大変です。部隊長と特兵様。異形露雨会系海極会と直系白濱会が戦争を始めめています。このまま行くと人間域への被害が懸念されます!」
何だって。あと、特兵って認識だけはされてるのね。




