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もし、俺の目から見ているものが全て物語だとしたら(NARROW CAGED CROWN)  作者: 朔良坂のさくらざか
生を得るためにもがくもの
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じゃあな

「いや〜、一回一回、お前と会うたびに自分が老けているんじゃないっかって思っちゃうぐらい、お前肌綺麗じゃない?」

「いやぁ、自分ももう33歳のおっさんですけどね」

「何言ってんの〜、まだまだこれからだよ。あとな、これからお前が住むとこが決まったぞ。関東地区のCOMが管理してる名付けて和笛町って所に100坪の土地がある。そこに平屋を建てた。」

「やった〜、畑が着いてきますよね。そんなに広いってことは。」

「お前、何処見て行ってんだ?。あと、もう少し目開けられないのか?」

「すいません。最近、というか、気づかれてないだけで結構前から焦点が合わなくて。あと、これで目、開きましたか?」

「あぁ、開いてる。」

実を言うと、2ヶ月前から焦点が合わなくて何か、前が見にくいんだな〜。まぁ、その程度なら問題はないが、こうも会話にも支障が出るなんて思ってもいなかった。なんか、ものが2つに見えるっていうか。

「あと、お前、いけない植物だけは、やめとけ。ここ、4年で一気に取り締まりが厳しくなって、お前もどうせ見ただろうけど、お前の・・・ちがうちがう、COMの幹部。というか、武具を管理する部署の長、要するに重鎮が植物栽培で捕まっちまった。これはCOMの間でとてつもなく大きな話題となった。これに対して、俺たちでなんとか執行猶予、あわよくば無罪まで持ってくために頑張ってるとこだ。」

『お前の』って何なんだ?。気になる。

「まぁ、まぁ。そんなことしないで、東京辺りで水に通いますよ。」

「まぁ、性病だけちゃんと気をつけろよ。『特別兵の上司、水に通いすぎて性病をうつされる』なんて、面白すぎるだろ。この際言うけど、お前の釈放、何か色々あって一ヶ月後に縮まったから」

「ホントですか?」

「あぁ、釈放されたら、俺の奢りでのみに行こうぜ。」

奢り。やったね。

「ありがとうございます」

と言って、解散する。


___一ヶ月後

ここ一ヶ月間考え続けた事がある。それは、ここで、こんなにゆったりしていていいのだろうかってことだ。確かに、ここにいなければと言った所もあるが、露雨会の奴らを見ているとイイ奴だけど、仕事になるとすぐバチバチになるから。解散なんかにならないか怖い所だ。

過去の事を思い返すと、色々な思い出がよみがえって来る。

10代の時、皆で露雨会を立ち上げるために元々、色々な所に下についてくれないかとか、俺たちがここを治めるとかの許可とかを皆で仲良く取りに行ったりするのを思い出すと、何でこうなっちまったんかなって思ってる所だ。というか、今のあいつらは

金に目がくらみすぎちまったって所だな。それでいい加減な態度とっちまったて所だな。まぁ、そんなあいつらとも、『じゃあな』って一言も言えずに去っちまった事を今は後悔してるがな。もう、俺があっちに戻れる保証もない。

「おい、何してんだ?、でて来いよ」

おっと、釈放の時間みたいだ。

この、五年間付き合った牢をでて、外の空気を吸う。実際は、たまに黒部と秘密で外に散歩にでていたので、久しぶりと言う訳ではない。

「おい、目、開けろよ」

「開いてますよって。」

おかしいな。確かに最近、目が瞼が下がるみたいなのがでて、目が完全には開きにくくなってたけど、一応は開いてるだろ。ということで目は開いてるはずなんだけどな。

「おい、鏡で見てみろ」

そう言って、鏡を渡して来る。もうすぐ60のおじさんが鏡を持ってるか?、普通。持ってるか。案外。

そう言って、渡された鏡には右目が開いていない、俺の顔が。

「ホントですね。まぁ、片目が開かないくらいで支障はないですよ。」

「だがな、一応、そう言う症状がでたら、病院に行く様にって言われてるから。のみの前に一回病院に行くぞ」

そう言って、車で病院まで連れて行かれる。

俺の久しぶりの酒が〜。・・・・悲しい。

と言うか、ダサい服着たまま病院とか行きたくないんですけど。


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