ほんの少しのタイムスリップ
ほんの少しのタイムスリップは
私でも知っているはずで
でも私の知らない場所
幼少期の鮮明な記憶に
こんな光景があるはずなのに
初めてここに来たような
ほんの少しの色合いで
子どもの頃を思い出して
何か違うなと首を振る
確かに私が居た場所だ
実際に私はすぐそこにいて
楽しそうに笑い走り回っている
でも私はここを知らない
タイムスリップで見る場所は
たとえ同じ私がいる場所でも
もう違う場所になっている
戻りたいと願ったとしても
二度とは戻れないのかもしれない