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詩集 碧い鳥

風船 * 雨の旋律

作者: 紀 希枝

風船


 誰かの手を離れた風船が

 空へ空へと逃げていく


 ぐんぐん遠く どんどん高く

 隕ちるように 空へ空へと逃げていく


 山より高く逃げた風船は

 少し目を離したら 見えなくなっていた。


*****


雨の旋律


 静かな窓の外で 雨が歌っていた


 地面を鳴らし 若葉を鳴らし 傘を鳴らし

 いろとりどりの音を鳴らして 雨は歌っていた


 「素敵な歌声だね」

 私が笑うと彼らは胸を張って言う

 「あたりまえさ。なんていったって、生命の音だもの」


 軽やかに響く雨の旋律

 耳をすますと 子供たちの笑い声も聞こえてくる



 静かな窓の外では 今日も雨が歌っている






お読みいただきありがとうございます。

日々を過ごして私が感じたことを詩にさせて頂きました。


長編の作品をいくつか載せる予定ですが、いずれもまだ修正中なので先は長そうです。

けれど、もしよければお読みください。

批評批判大歓迎です。もっと私自身の思い描く世界を表現したいので、感想酷評、友人への紹介も期待しています。


拙作をお読みくださり、ありがとうございます。

少なくとも月に一度は、短編や童話や詩を載せるつもりなので、気が向いたらお読みください。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 題材の「風船」と「雨」は、多くの人が感情移入しやすくて良いと思います。 [気になる点] 悪いというか私の感性的には 「ぐんぐん遠く どんどん高く  隕ちるように 空へ空へと逃げていく」を …
[一言] 【風船】へのオマージュ 抜けるような青空に 吸い込まれるように消えていった赤い風船 真っ暗な地面の底へ 隕ちるように吸い込まれていく透明な私 もう二度と会うことはできないあなたと私 …
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