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その⑤ ~ 彼女が彼を愛したは ~
彼女が彼を愛したは
例えば春のハナミズキ、、、
きっと小鳥もさえずるよ。
彼女が彼を愛したは
あるいは谷間の姫百合か、、、
きっと涼風頬撫でる。
彼女が彼を愛したは
さながら竜胆の花言葉、、、
悲しむ彼を愛します。
彼女が彼を愛したは
まるで冬の寒椿、、、
きっと心も暖まる。
彼の恋と彼女の愛が響き合い
優しく輪舞曲を奏でます。
山は萌え、
花達は咲き誇り
空も祝福の蒼の色。
輪舞曲は終わることなく永遠に
世界に響き渡りました、、、、、
いつまでも、、、、、
何処までも、、、、、