弱×2魔王様
「…魔王様。何度言ったら、わかるのですか?いつ勇者がきてもいいように、杖と、マントは、常に持っていてくださいとあれほど言ったのに。なんですかその格好は?」
「えっ?大安売りしてたから、こないだ買ってきた新しいTシャツだよ♪」
「真面目に答えなくていいです。私は、なぜ先ほど言った格好をしていないのかを聞いているのです。もし、私が勇者だったらどうするつもりだったんですか?後ろから、『ヴァシャー!!』って切られてしまいますぞっ!!!」
「ごめんごめん。でも、杖とかさ~もっと軽くてもいいと思うんだよね。なんか、くつろぎにくいってゆうか、とにかく防犯カメラもあることだし、ダイジョブだと思うよ。」
「はぁ~~~~~~……」
ここは、魔王城。
魔王が代々住んできた由緒正しき魔王城である。
しかし、今住んでいる、魔王は少し、いやかなり変わっている。
名前は、《セビウス・デモナレウ》
でも、みんなは、魔王様とか、デモ様とか呼んで、したっている(はず)。
この、魔王様、なんと!魔王としての仕事『世界の支配』や『勇者の討伐』などの仕事を、ことごとくサボっているのだ。
今日も、ホントは座っていなくてはいけない椅子通称『玉座』に、座らずに、蒲団の上で、テレビを見ながらダラダラしている。
そんな時、突然、けたたましい警報が鳴り響いた!
「魔王様!勇者一行です!!パーティー編成は、勇者【Lv67】賢者【Lv59】魔物狩人【Lv62】ですっ!くっ!なんて強さだ!魔王様!しかしこれはチャンスですぞ!ここでこの勇者どもを殺しておけば、人間どもは、だれも逆らえなくなります。さすれば一気に世界征服ですぞ♪」
……
「え~めんどくせぇ~、いいじゃん、なんかテキト~に魔物送って、倒しといてよ!あ、あいつでいいじゃん、あの俺の幼馴染の、『双頭竜』送っといて!」
「それはできません!今、双頭竜さんは、旅行中です。それを邪魔するのは、いささか気がひけます。ですから魔王様直々に、倒してもらいたいのです。」
「やだ。」
「そんなこと言われましても…あ!もう、この下まで来てますよ!!!早くこの椅子に…はい、杖を持って!」
「は~、あ、来た来た。ごほん…我が名は、『セビウス』。世界を股に掛けるものだ。そなた達は、ついにここまで来たようだな。誉めてつかわそう。しかしここで、お前らの旅は終わりだ!なぜならこの吾輩が、おまえたt!(勇者)『死ねェェェェェェ!!!!!!』ぐはっ!だから言ったじゃん!あんま話長いと、相手が、待ってくんないって!つーか、このカンぺ見ながら言ってる時点で、もうかっこ付かないから!」
かくして、魔王たちは、勇者に倒され、今は、小さな村で細々と暮らしているのです…
初投稿です。
とても残念な出来ですが、
コメントや、アドバイス等ございましたらお願いします。
また、予定としては、これをもとにした小説を書いていきたいと思います。