同盟か臣下か?⑤
信長は 軍議を終わらせ何処へ行ったのか?
時を越えた武将 始まります(*・ω・)*_ _)ペコリ
同盟か臣下か?⑤
軍議を突如終わらせた信長は、街外れの剣神社に来ていた。
この神社、他とは違う姿している、奥横100mの敷地に周囲に高さ2mの塀、
さらにその周囲を幅10mの堀で囲まれている。ちょっとした城である。
「主はいるか」
信長はこの神社の主であり、弟の武蔵守信成に会いに来たのだった。
「これはこれは、そろそろお見えになる頃かと」
「そうであろう」
「でいいがすればよいか?」
「何言いますやら・・もう答えは出ておりましょうに」
信成は微笑むと
「でも・・それがしなら、相手が解らないなら様子見る為にも不可侵条約結びますかな」
と 信成はいったん話を止めた。
「であるか」
「大政所様来ておられるとか」
「さすがに早いのう」
「なれば連れてきている者は、168万石の小山家当主、木下近江守吉伸殿」
「何、木下だと」
信長はあの者達の来た意味を悟った。
「何か心当たりでも」
「いや、何でもない」
「で、続けまする。何故その者かと言いますと大政所の娘が嫁いでおりまする。
もし彼なら選択は2つ、まず1つ目家臣になる、
2つ目は盟友になるどちらかにしないと、織田家は滅びることとなるでしょう」
「方法は」
「残念ながら」
「うむ、もうよい」
信長は踵を返すと城へと急いだ。
2刻後城に着いた信長は
「五郎左を呼べ」
真相を確かめるべき丹羽長秀を呼び出すと、
「聴きたいことがある」
「殿、何なりと」
「うむ」
「大政所の連れ解るか?」
「はっ、解りまする」
「申せ」
「足利家家臣・細川兵部大輔藤孝殿、小山家の木下近江守吉伸殿、奥方の清美殿、上平寺城城主の京極中務少輔高吉殿、六角家の蒲生左兵衛太夫堅秀殿、近江小谷城城主の浅井新九郎長政、大和郡山城主の小山兵部少輔虎政殿でございます」
長秀は懐から紙を取り出し読んでいった。
「であるか」
信長は天を仰ぐと、
「五郎左、広間に皆呼べ軍議じゃ」
そう言うなり先に広間へ向かった。
さて信長の結論はいかに・・
次回時越え 同盟か臣下か?⑥
お楽しみに(*´∇`)ノ




