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猿の結婚①

長らく お待たせしました。 (*・ω・)*_ _)ペコリ



河内・和泉で起こり、畿内・四国を巻き込んだ。

貝吹山・高屋城の戦いの終結から10ヶ月が経ち、

畠山摂津守吉興は管領の名の下、長宗我部家、一条家、河野家、西園寺家、

を降し、四国を統一怒濤の勢いで領地拡大していた。

しかし、その裏で暗躍する者も居た。


さて、そのころの吉伸はこの10ヶ月間兵を鍛え上げ、

産を興し民の暮らしを豊かにすべく働いてきた。

そして、正妻不在の中、第二婦人の和美は一人の男の子を産み

再びこの時代に戻ってきていた。生後2ヶ月になる男の子は

藤治郎と名付けられた。


そして今、吉伸は第三婦人の清美らを、引き連れて尾張にやってきた。

友の婚礼の為、岩倉へと、入りかけた時、

警備の者に呼びかけられた。


「其処の少年、暫し待たぬか」

「如何しましたか」


従者はいつで抜ける様に刀に手をかけた。


「そなたはどこから来て、何処へ行く?」


少年は黙秘していると、後ろの少年が、


「京から来て尾張にいる妻の友である孫娘の婚儀に行くところです」


警備隊長は目で合図をすると、警備員達は吉伸達を捕縛した。

  

「何をするんですか?」


吉伸は警備隊長に問いた。


「黙れ怪しいやつめ」


そして、警備員の一人が後ろの駕籠に手を掛けようとした時


「近江殿如何致したのじゃ」


一番後ろの駕籠の中から女性の声がした

吉伸は側に行き片膝を付き、


「はっ我らを不審者と思われたみたいで」

「あい、解った」


そう言うと駕籠の中から西陣織の着物を着た女性が出てきた。


「そなたは、上総の家臣か?」

「我が殿を呼び捨てにするとは何やつ」


警備隊長は刀を抜くとその女性に向けた。


片膝を付いていた吉伸は、隙を衝いて警備隊長の足を払い倒すと、


「控えぬか愚か者目」


駕籠の横に立っていた少年が鋭い眼光を浴びせながら、怒声を放つと、

警備隊長は一時は怯んだが、何とか持ち直すと、


「怪しいやつが何を言うか」


警備隊長は怒声を放った少年を睨み返した。

少年は臆せず。


「こちらに逐わすは、大政所様に御座いますぞ、

そなたは織田家を逆賊にするおつもりか?」


大政所つまり、現関白・近衛前久の母で前関白・近衛種家の妻である。

織田家の命運はいかに



次回 時を越えた武将「猿の婚儀②」


お楽しみに(*´∇`)ノ

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