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管領VS長慶①

将軍義輝に拝謁した吉興は、戦場に赴くのであった。



時を越えた武将 第17話 「管領VS長慶①」 始まります

畠山吉興と細川藤孝は淀川を下っていた。



「兵部殿、まぁ一献飲むか」

「管領殿、よろしいのでこんなにゆったりと川の流れに沿って暢気に物見遊山みたいに」

「私達が付く頃には城は落ちてますよ」


兵部は腕に付いている環みたいのに気が付いた。


「管領殿、その腕に着いている物は、もしかして腕時計ではないですか?」

「ほう、兵部殿はこれをご存じか」

「知ってるも何も、ほれこの様に」


兵部は腕を管領に見せた。その腕には銀色のデジタル時計が着けてあった。

その時計の表面には、ローマ字で大手メーカーの名が書かれていた。

管領は驚いた。

まさかな、疑念に思いつつも


「この腕時計如何致した」

「上様の義弟様の母上から頂いたのですが」

「この策の成功の暁には、是非その母上か、もしくは上様の義弟様に会わせてはいただけないだろうか」

「居城が解りますので、お連れ致しましょう。

これによって上様の義弟様と管領殿が良い付き合いになれば、日の本は上様の下で良い政が出来るでしょう」

「そうよな、いいライバルになるだろう」

「ライバルとは何ですか」

「わっはっは、好敵手のことだよ」

「それは、困ります」

「手を合わせて」

「ふっ何も、手を合わせるだけが政事であるまい。お互いに競い合ってこそ、人も街も成長するもんだ」

「そんなものなんですか?」

「そなたにも解る日が来るって」


吉興一行が高槻城に入城すると、目の前には義興の首が、首台の上に置かれていた。


「お帰りなさい父上」

「おかえりなさい」


四十路過ぎの男が出迎え、その隣には二十歳ぐらいの少年が居る、中年女性と少女が走り寄ってきた。


「義父上、お帰りなさいませ」

「爺々、おかえりなさい」


「こちらは、細川兵部大輔藤孝殿だよ」

「初めまして・・・・」

「ようこそ、それがし管領代の畠山裕次郎吉晴と申します。隣にいるのは息子の新太郎吉光です」

「宜しくお願いします」


兵部が丁寧に挨拶すると、

彼女は、にっこり笑いお辞儀をして裕次郎が新太郎が挨拶した。


「いつでも出立できまする」


裕次郎が現状報告すると、


「よし、皆の者~今より~長慶を追い込める。心してかかれ~出立じゃ~」


吉興の言葉で総勢6万2000人の歓声で埋め尽くされ、裕次郎が息子に声かける。


「新太郎後は頼むぞ」

「はっ、抜かりなく」


裕次郎の指揮の下、続々と進軍する。

3刻後、畠山修理亮政尚軍5万5千の軍勢と急遽攻城軍に合流した松永勢4千と吉興が率いる6万8千が、高屋城を取り囲んでいる長慶勢5千を遠回しに取り囲んだ。



白 「質問、感想お待ちしています(*・ω・)*_ _)ペコリ 」




白 「次回、管領VS長慶② お楽しみに♪」

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