太陽が、西から昇るのを見た日
いつもお読みいただき、ありがとうございます!
今回の物語は、「いつもの日常が、空の異変一つで一変する」SFホラー作品です。
もしも毎日見上げていた太陽が、まったく別の「何か」だったら……?
主人公が日常の真っ只中で突きつけられる圧倒的な異常さと、世界が崩壊していく絶望感をぜひ楽しんでいただけたら嬉しいです。
それでは、不気味な「眼」が見下ろす世界へどう
「西から昇ったお日様が、東ーへーしずーむー」
昭和時代に流行った 名作アニメのオープニングソングを歌いながら目玉焼きを、作っていた真夏のある日のことであった。
ふと、西側の開いた窓から、外の景色を眺めたのだった。
西の空には、あり得ない角度で光り輝く紅蓮の太陽が、ゆっくりと天井に向かって昇っていた。
「……嘘だろ」
フライパンの手を止め、息をのんだ。西へ沈むはずの太陽が西から昇るなんて、アニメの冗談ではない。
その時、ジリジリと灼熱の光を放つ太陽の表面が、ぐにゃりと歪んだ。
太陽の真ん中に、巨大な「黒い瞳孔」がひらいた。
空に浮かぶ巨大な眼球が、ゆっくりと回転し、窓辺に立つ私をまっすぐ見つめ返した。同時に、世界中の街から甲高い悲鳴が響き渡った。
あれは太陽ではない。何か恐ろしい「怪物」が、空の向こうからこちらを覗き込んでいるのだ
読者の皆様、最後までお読みいただき本当にありがとうございました!
もし明日、見慣れた太陽がこちらを見つめ返してきたら……そんな日常の裏側に潜む恐怖を感じていただけたでしょうか。
少しでもゾクッとする感覚を楽しんでいただけたなら嬉しいです。
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