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祝福された双子は私達でした⁉︎ 〜冒険者になるけど許してね?〜  作者: 桜夜
第1章 幼少期編

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 休憩時間が終わり私達は元の部屋へ戻った。


「先生、ただいま戻りました!」

「お待たせいたしました」

「いえ、ゆっくりで大丈夫ですよ。それでは魔法について勉強していきましょうか」


「「はい、よろしくお願いします!」」


「まず魔法とは魔力をイメージによって形を変えたものであり、自分の得意な属性と不得意の属性が存在します」


「それじゃあ先生、僕たちの得意な属性と不得意な属性ってなんですか?」


「それが――通常は瞳を見ればわかるのですが、リン君とレン君どちらも双生神様と同じ瞳の色をしているので私にもわかりません。よろしければステータスを見せていただくことはできますか?」


「「いいですよ。ステータスオープン!」」



リュシアン・ベネディクト (5)

種族:人族 

Lv1 HP:1500/1500 MP:2000/2000


スキル

四大魔法 Lv1

空間魔法Lv1

光魔法Lv1

闇魔法Lv1

聖魔法Lv1

総合武器Lv1

総合格闘技Lv1

隠蔽Lv1

魔力操作Lv1

召喚魔法

無限倉庫(インベトリ)

神眼

完全無詠唱


聖獣:白虎 キース


称号

双生神の愛し子 聖獣の主人 双子の兄




オレリアン・ベネディクト (5)

種族:人族 

Lv1 HP:1500/1500 MP:2000/2000


スキル

四大魔法 Lv1

空間魔法Lv1

光魔法Lv1

闇魔法Lv1

聖魔法Lv1

総合武器Lv1

総合格闘技Lv1

隠蔽Lv1

魔力操作Lv1

召喚魔法

無限倉庫(インベトリ)

神眼

完全無詠唱


聖獣:白狼 ルキ


称号

双生神の愛し子 聖獣の主人 双子の弟



「ステータスを見せてくださりありがとうございます……。結論から言うと君たちに不得意な魔法属性はありません」


「なんで私達にはないんですか?」

「君たちは全属性魔法の適性を持っているからです」

「先生が僕達に全部の魔法を教えてくれるのですか?」


「いいえ、私が教えられるのは魔力操作と私の得意とする属性魔法だけです。それ以外の魔法属性は本があるため初級なら教える事はできますが、中級、上級ともなれば自分たちで考えてもらうようになると思います。魔法はイメージが大事ですからね。そのためには魔力操作を完璧にしなければいけません。魔力を制御できれば、魔法で暴発することはありません」


「魔力操作って何するんですか?」


「レンくんいい質問ですね。魔力操作とは心臓から右手に、右手から右足に、右足から左足に、左足から左手に、左手から心臓という風に魔力を体全体に巡らし操る事をいいます。魔力の循環が早ければ早いほど魔力操作が上手くなり、魔法行使の時に消費する魔力量を減らすことができます。その他にも短時間で魔法を出す事ができます。魔力操作を行う事はメリットしかないんです。なので魔力操作を毎日やっていきましょう、まずは教えますね」


「「はい、お願いします!」」


「それでは二人とも楽な体勢になって、目を閉じてもらいます。そのあと私と手を繋いでもらい、二人に魔力を少しずつ流すので感じ取ってください。魔力を感じ取ることは難しいと思いますが、感じ取れるまでやっていきましょう」


 私達は楽な体勢になり、先生と手を繋いだ。

先生と手を繋ぐと「魔力を流します」と言われたが、さっぱりわからなかった。二回目に「流す魔力量を増やします」と言われ、同じ事をしたら今度は少し温かい何かが体の中に入って来た気がした。たぶんこれが魔力だと思う。


「……先生。私、魔力をたぶん感じられました!」

「僕もです。温かい何かが入って来た気がします!」


「それが魔力ですが、もう魔力を感じ取れたのですか? 普通は一週間ほどかかるのですが……。双生神様の愛し子だからですかね?」


「やったー!」

「先生、次は何するんですか?」


「次は私の魔力が感じ取れたので、その温かいものが自分達の中にもあると思います。それを感じ取って体の中を一周巡れるようにして下さい」


「「はい、先生!」」


 私とレンは目を瞑りそれぞれ体の中で魔力を感じ取れるように集中する。


 魔力、魔力……温かいもの……あった! これを動かしたいけどどうしよう? 体の中で循環させるのか……血液も体の中で循環してるよね……。血液と一緒?


 そうか! 血液のように循環させればいいんだ! 血液が体中を巡るようなイメージをして魔力を動してみた。すると――少量の魔力が体の中を駆け巡り、段々と体がポカポカ温まってきたのがわかった。


(魔力操作がレベル2になりました)


 何か声が聞こえたけど今は無視しよう……。少しずつ魔力を増やして辿々しかった流れを、なめらかに動かせるように神経を集中させた。しばらくして、うまく循環させる事ができてきたので目を開けた。



「先生、循環させることができました!」

「僕もできました! でも声が聞こえたんですけど、魔力操作がレベル2になりましたって……」


「それ、私も聞こえました!」


「声……ですか? 私は聞いたことないですね……。なんでしょうか?」


(初めまして、主。主がスキルアップした事により双生神からの祝福がありました。神眼をもとに再構築したものが私、知識書(ソフォスビブリオ)です。私は主が快適な異世界ライフを送れるようにサポートします。なお、このスキルは主とオレリアン様のユニークスキルとなります)


知識書(ソフォスビブリオ)?」

「先生、僕達のユニークスキル? が答えてくれたのですが、知識書(ソフォスビブリオ)というスキルが声の正体みたいです。双生神様がスキルアップのお祝いをくれたみたいです」


「ユ、ユニークスキルですか? しかも話せるものなんて過去にそんなスキル存在していましたっけ?」

「先生、私達のユニークスキル? というのはなんでしょうか?」


「ユニークスキルとは、通常のスキルとは違い誰もが持っているものではなく、自分だけの特別なスキルのことです。稀に神様達から祝福を受けて入手する事ができます。ですが、他に誰も持っていないスキルなのでスキルの使い方は自分で見つけるか、過去に同じスキルを持っている人が書いた日記や伝記を読むしか方法がありません」


「でも先生、私達のスキルは教えてくれますよ?」


()()()問題なんですよ! 過去に会話のできるスキルがあったという記録はありません!」


(私達は主達のために作られたスキルなので過去に会話ができるスキルがあった事はありません)


「先生、過去に会話のできるスキルがあった事はないって私達に教えてくれました!」


「でしょうね!! そんな話聞いた事ありませんから⁉︎ まぁ、とりあえず大丈夫です。わかりました、愛し子様というのはこうゆう方達なんですね。次は驚きません……。話は変わりますが魔力を一周させることができたんですよね?」


「はい、何周かさせときました!」

「僕もです! 最初は辿々しかったんですけど、今は滑らかに動かせます!」

「私も同じ感じです!」


「えぇ……もう循環させちゃったんですか……。大丈夫です、驚きません! では、次の授業で循環させていた魔力を外に放出したいので、今日はこの辺で授業を終わりにします。次の授業から外で行いましょう」


「わかりました! 私達に教えてくださりありがとうございました!」

「今日は僕たちのために、ありがとうございました! また次もよろしくお願いいたします!」


「はい、また次の授業で会いましょう。あと魔力操作の練習は毎日一回は忘れずに行って下さい。それでは今日はお疲れ様でした」


「「ありがとうございました!」」


 先生が扉から出ていき、私達とそばに控えている侍女だけが残った。今はまだ外が明るい……。でも、レンと話したい事があるから部屋に戻ろう。


「じゃあ私たちも戻ろうか?」

「そうだね」


「それではお部屋へお連れいたします」


「よろしく!」


 私達は部屋に戻り、二人きりになったところで話し合いをした。


「今日の授業なんだけどさぁ……話を聞いた感じ、この体ってチート?」


「うん、たぶんね。ルナ様達が色々サービスしてくれたんでしょ?」

「やっぱりそうなのかな?」

「たぶんだけどね。前世でファンタジー物を見てたけどそんな感じがする」

「私はスポーツアニメばかり見てたからあんまりわかんない!」


「だろうね、これからどうする? 学園に行くんでしょ。自重するの? しないの?」


「うーん、どうしようか……。そこそこ自重しないでいいんじゃない? できるだけ上位の成績は取りたいし、だめかな?」


「いいんじゃない? 誰に遠慮する必要があるのさ、好きに生きるって決めたじゃん」


「そ、そうだよね! じゃあそこそこ頑張るってことで決定! 次に、まだ先のことだけど学園に入れた後はどうする?」


「学園に入った後……か。特に決めてないなー」


「じゃあさ、私と冒険者になろうよ!」

「冒険者? なんでまた……」


「だって、この世界には人間以外にもドワーフやエルフ、獣人達や魔族までいるんだよ! この目でその人達の生活している姿を見てみたいじゃん! いろんな景色を見て、美味しいものをたくさん食べたいでしょ! それで、ドキドキワクワクする冒険をしてみたい!」




「まぁ……冒険者になるのはいいけど、国外に出るのは卒業してからね。それまでは国内で……たぶんランクとかあると思うからランク上げをすること。いい?」


「うん、いいよ! この際カイトも誘おうよ!」

「はいはい、わかったよ……。嫌だって言われたら無理に誘わないからね」

「うん!」


「あっ! カイトといえば、カイトも授業に参加してもらおうよ! 学園の試験受けるんだから」


「お父様にお願いしないとだめだよ」

「わかってるよ! だから一緒に行こう?」


「はぁ……。わかったから、とっとと行くよ!」

「うん!」

リュシアン・ベネディクト (5)

種族:人族 

Lv1 HP:1500/1500 MP:1900/2000


スキル

四大魔法 Lv1

空間魔法Lv1

光魔法Lv1

闇魔法Lv1

聖魔法Lv1

総合武器Lv1

総合格闘技Lv1

隠蔽Lv1

魔力操作Lv2 up!

召喚魔法

無限倉庫(インベトリ)

完全無詠唱


ユニークスキル

知識書(ソフォスビブリオ) new!


聖獣:白虎 キース


称号

双生神の愛し子 聖獣の主人 双子の兄




オレリアン・ベネディクト (5)

種族:人族 

Lv1 HP:1500/1500 MP:1900/2000


スキル

四大魔法 Lv1

空間魔法Lv1

光魔法Lv1

闇魔法Lv1

聖魔法Lv1

総合武器Lv1

総合格闘技Lv1

隠蔽Lv1

魔力操作Lv2 up!

召喚魔法

無限倉庫(インベトリ)

完全無詠唱


ユニークスキル

知識書(ソフォスビブリオ) new!


聖獣:白狼 ルキ


称号

双生神の愛し子 聖獣の主人 双子の弟

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