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prologue

はい、どーも!MBGです!4月初旬投稿と言っていた割にはだいぶ遅くなってしまい、申し訳ありません。今4章の直しをしているところです。話の筋道を変えないように直すのは結構大変ですが、これからまた頑張っていきたいと思います。それでは、本編の方をお楽しみください!

この物語は、全宇宙をかけた戦いに巻き込まれた田舎の高校生の戦いと、その仲間達、あるいは敵皆様方の物語である。








「ん?何なんだこれ。」

俺の戦いはここから始まった…。









俺は田舎に住むしがない普通の高校生だ。ちなみにここは静岡のどこかにある小さな、小さな島だ。そこに俺はこの島の、丘の上の一軒家に両親と暮らしている。

俺の親父は島一番の工場で働いている。とはいっても、都会にある街工場の少し大きくなったものと思ってくれて問題ないと思う。お袋はスーパーの店員だ。毎日魚や野菜の残りをもらってくる抜け目ない部分を持つ、いわゆる肝っ玉母さんだ。母曰く、

「人は他の命を殺生しなければ生きていけない生き物なのに、食べ物を粗末に扱ったら罰が当たる、ってもんよ。」

…なのだそうだ。ただただ節約したいだけにしか俺には見えないが…。


一方俺はというと、頭は悪い、運動神経そこそこの高校生だ。そのため成績は学年100人中、下から2番目。凄まじく酷いのだ。ちなみに彼女募集中だ。

これでも小学生の頃は結構モテた。よく女子どもが寄ってきて、殿様の気持ちを堪能していた。

ところが中学になると、その周りにいた女子どもが急に俺の許を離れていった。俺はそれが物凄いショックで、何故だか女子に聞いたことがあったが、言われた一言が、

「えー、友達として遊んだりするならいいけど、恋愛対象としてはムリ。」

…そりゃねえだろう、と素で思った。「むり」ってカタカナで書いた、ということは、相当きつく言われた、と思ってほしい。






そんな俺がいつものように部活を終えて、家路についた頃のお話だ。部活は例の如く物凄くきつく、ふらふらしながら帰ってきていた。そんな時、俺はいつもの分かれ道に着いた。

俺の家に帰る道のりは、全部で二つある。一つは右に行くとある、真っすぐした野道だ。少し遠回りになるが、これの方が安全だから、こっちを通りなさい、と小さい頃からお袋から言われているので、余程気が向かない限り、この道を通って学校の登下校をしていた。

そしてもう一つが暗い、鬱蒼とした森の中を通る道だ。正直小さい頃は恐怖も相俟って通る気も起きなかったが、それでも大きくなるにつれて、この道を通る抵抗は無くなり、たまにこちらを通ることもあった。

「さてと、今日はこっちを通るかな。」

俺は今日は何とはなしに、森に入っていった。


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