表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
迷える君を 望む場所へと(書き直し前)  作者: 差氏 ミズキ
スタット大陸編
4/31

三話・Part1 本能が 赴くままに



 8つ目の街。




 俺…ヨウは、宿の発見に手間取っていた。




 日も落ち始めるといった…そんな頃おい、宿の利用者が増える為、空いている所を見つける事に対して一苦労中だ。




 ヤンちゃんの〝知る力〟は…流石に、宿の空き状況までは…うまく判らないらしい。




 それでも…知らない街で、宿の位置が判る時点で上々である。かなり助かっている。



「4人部屋ねぇ…丁度空いてます。ラッキーですねお客さん」



 巨大な建造物の近くの宿…そこでやっと部屋が取れた。




 部屋の鍵を受け取り、荷物を室内に置いた。



「疲れた…」


「お疲れ様…ヤンちゃん、助かりました」


「今から夕食が摂れるのは…」



 この街のパンフレットを開いて、夕食を摂る場所を探すテイ。営業時間の欄をくまなく読み、幾つか候補を挙げてみせる。



「定食系に…丼物系…あとは饂飩だな。どれにする?俺は丼物が良いけど…」


「そうだな…俺も、久しぶり丼物が食べたい気分…です。セイとヤンちゃんは…何か食べたいモノはありますか?」


「僕はヨウと同じモノが食べたい」


「私は…お肉が食べたいです」


「テイ、丼物屋さんのメニューは…パンフレットに載ってますか?」


「今探してる………おっ、あるある。肉丼がございますよ、セイ…さん」



 街の中での姫様呼びは…流石に目立つので、セイ本人から…名前で呼ぶようにと、馬車内で言われていた。




 そうして、結果的に落ち着いたのが…さん付けである。



「では、行こう。実は、先程からお腹が空いて…ました」



 宿から丼物系の飲食店へと場所を移し、それぞれ注文をした。



「旨っ!味が濃くて俺好みだな」



 カツ丼を口の中へ掻っ込みながら、テイがそう言った。因みに、俺とヤンちゃんが海鮮丼…セイが牛丼を食べている。




 …美味い。…だが、毎日のように食べていた…おじさん特性の海鮮丼の方が…個人的に好きだな。




 タイが釣れた時は…丼ではなく、しゃぶしゃぶだったな…。アレもかなり美味しかった。



「美味しいね、ヨウ」


「…ですね。臭みがなく…美味しいです」



 …わさびも良いが…生姜も欲しくなってしまうな。




 そうして夕食を摂り終わり、宿に戻って床に就いた。




 日を跨ぎ…俺達は王都へ向かおうと、馬車乗り場へと訪れた…のだが…



「馬車が急遽出せなくなっただって?それは困ったね…」


「理由を訊いていい…ですか?」



 馬車を出せなくなった理由。




 それは…



「なるほどな、ブーイの大群が押し寄せている…と。だから、街の人達が重装備だったわけね。理解したよ」


「ブーイ?」


「ヨウは知らないのか?この大陸内に住んでいるなら常識だろ?…一言多いか、すまないね」



 テイから一通りの説明を受けた。




 この大陸唯一の…〝魔物〟という特殊な括りの存在であり、家畜や人を襲う危険な生物。




 基本的には人間の5歳程度の知力だが、リーダーブーイと呼ばれるボス個体は…人間の8歳程度の知力を有している。




 年々、個体数に減衰の兆しが見られるも…定期的に、ねずみ算式に数が増える。そして…未だに、何処に住処があるのかを…特定出来ずにいるらしい。



「なるほどな…で、ソレが…」


「此処に向かって侵攻して来ている。女性は攫われてしまうから…ヤンちゃんとセイ…さんは宿へ戻っていてください。ヨウは俺と戦場に向かおう」


「ああ、了解した。では…鍵をどうぞ」



 セイに、ヤンちゃんと宿の鍵を預けて、俺とテイはブーイの大群のもとへ向かった。



「ひゅ~、凄い数のブーイだね。油断はしない方が良いよ。街に入られたら…おしまいだからね」


「ああ、気を引き締めよう」



 此方の陣営は、街の男衆が30名程度と…俺とテイ。




 対して、ブーイ側といえば…




 1万は確実にいるらしい。




 額に2本の角があり…肌が白い…一見すると、人間の様に見えるが…その身体は動物を彷彿とさせる。それなのに二足歩行であるが為に、奴等の不気味さが強調されている。




 相手側は全員手ぶらだが…ブーイの得意とする戦法は格闘だと訊いている。なので、普通は…街に届く前に、遠距離から潰し…数が少なくなったところを、1体に対して3名で討ち取るらしい。




 銃を構える者、毒矢を放とうとしている者…そして…剣を抜くテイ、鉄の翼を展開する俺。




 完全に浮いている2名。片方は…本当に浮いている。




 街の男衆から…不安そうな顔を向けられている俺とテイ。だが…彼等の心配は杞憂に終わる。なぜなら…



「もう行っても良いんだよね?…じゃあ、おっ先~」


「俺も、悠長に待っているのは苦手でな。すみませんが、先に行かせてもらいます」



 …俺達が強かったからだ。



「1458…1459…1460」



 縦横無尽に、通った所を…屍の道に変えていくテイ。



「数えて何になるんだ……」



 空を滑空しつつ、両腕で…ブーイ達を焼き払う俺。




 想定していたよりも当たる、男衆の弓矢と弾丸。




 そうして、俺が約3千…テイが約2千、男衆が約2千を葬った頃合いに…




 リーダーが現れた。



「うげ…コレは苦戦するな」


「そんなに強いのか?」


「強い強い。訓練された騎士が、それでも、タイマンを避けるレベルでね」


「なるほど…それは、油断出来ないな」



 残りはリーダー個体と3千。




 リーダー個体は俺とテイで対応し、残りは…何だかんだで強い男衆に任せよう。此処から見た感じでは…爆弾の様なものを括り付けた矢が装填されている事が確認できる。……俺達を巻き込まないようにしてくれよ?




 リーダー個体に向き直り、他のブーイと同様に炎を浴びせる。




 何やら鎧を纏っているが…炎を浴びせれば、脱ぎたくても取れなくなる程に熱くなるだろう。




 …と、そう思っていた。




 効いていない…!?なぜだ…?



「こ、こいつ…ヨウ!ただのリーダーじゃないぞ!キングだ!」


「キング…?それはリーダーよりも上か…?…まて…つまりは、知力もその分上がっているのか?」


「同じ同じ!俺等と同じくらいの知力だ!」


「なんて事だ…」



 …だとしても、何故炎が効かないんだ…?




 すると、俺の疑問の答え合わせをするようにして…ベロンと革鎧の表面が剥がれた。



「…パイナップル…?」


「ヨウ!呆けるな…!!」


「なっ!?」



 っぶない!




 …あれ?…俺は今…なぜ…避けた?俺の身体は硬いと…自分自身で…よくよく把握しているだろう…?




 両の手に…それぞれ握る棍棒を…別々の向きに振り回し、同胞を避けて俺達を狙うキングブーイ。




 人間の子供のような体躯で、巨大なソレを片手づつで振り回すとは…なんて力なんだ。



『後ろから来てるぞ!』


「何!?」



 後ろ!?………あれ?



 何も…な…い…?



「グブッ!?」


「ヨウ!…クソッ…こいつ、俺の声を…真似しやがったぁ!!」



 もろに身体を殴り落とされた…!あり得ないくらい…身体が痛む、外傷は無いが…痛すぎる…!




 キングブーイにとって俺は……単なる羽虫扱いなのか…!




 身体を起こして、俺に隙かさず振るわれていた棍棒を…間一髪で…なんとか避けた。 




 川に石を落としたかのように…地面が飛び散る。今のを食らっていたら…完全に埋められていただろう。




 頭を殴られる事だけは…なんとしても、避けないといけないな…。こんな所で…こんな状況で、気絶は出来ない。




 深く息を吸い、深く油断を吐いた。



「ヨウ!もう会話は無しで!」


「了解!」


「何があっても喋るなよ!」



 炎が駄目…ならば、俺の剛鉄のような身体を活かす他ないだろう。




 要は…タックルだ。




 テイが剣一本で、キングの攻撃をいなし続けている。たまに隙を見つけては斬りかかり、着実にダメージを稼いでいる。




 それを邪魔しないように、振られる棍棒を避けながら、小さな体躯のキングブーイへと…飛翔からの滑空にて突進を仕掛けた。



「っ…」


『ぎゅぐ…!?』



 俺の突進はキングに直撃。




 勢いよく後方へとぶっ飛んだ。



『痛い…』



 俺も痛い…硬いなキング。そして…知らない声だな。本来の声だろうか?




 地面に横たわるキングに向かい、隙かさず斬り掛かるテイ。俺もソレに続いて、今度は噴射により加速しながらタックルを仕掛けに行く。




 そうして、テイの剣がキングの首を捉え…




 俺がキングの頭に向かい突進。



『……おっそ』


「何っ…!?」



 キングは横たわった体勢のままに、身体を曲げてテイの剣を蹴り飛ばした。




 そのままの勢いで後転にて起き上がり…テイの首根っこを掴み、タックル中の俺に向かい…グイッと突き出してみせるキング。



「まじか…!」


「まだ…です…!」



 何とか急停止をした俺は、地面に降り…キングを狙って蹴りだした。



『意味ねー…』


「しまった…!」



 足をパスッとキャッチされた。




 キングの右手にはテイの首…左手には俺の右足…




 詰んだか…?



「抵抗やめてぇ」


『…あ?』



 突如、足元が掘り返され…そこから腕が出現した。



「退治手伝うぅ」


『誰だ?』



 キングの興味が移ったらしく、俺の足と…テイの首は離された。




 すぐさま距離をとり、キングと…謎の声の様子を伺う。



『おっ…』



 地面へと引っ張られ、下半身を完全に埋められるキング。対して…地中から這い上がり、姿を表す謎の人。




 深く被った帽子…短く黒い髪…黄色の瞳…褐色の肌…間延びした声。



「仲間なのか?だが、賭けるしかないな。ヨウ、様子を窺いながら…隙を見てキングを討ち取るぞ」


「了解…です」



 剣を回収し、そのままジリジリと距離を詰めるテイ。




 地面から這い出て謎の人に掴みかかろうとするキング。




 それを躱して、腕を掴んでそのまま投げる謎の人。




 この人…強いな。普通に。



「ナイスパス!」



 テイが剣を振り下ろし、キングへと斬り掛かる。




 今度は命中した…が…



「カハッ…」


『痛いよ』



 肉を切らせて骨を断つ…




 ブーイの王者…




 キングブーイ。



「テイ!」



 弧を描くように飛んでいく…テイの右腕…




 そして…




 …上半身。




 ずっと服の下に忍ばせていたのか…その手に剣を持ち…見事な太刀筋で切り払った…キング。




 格闘が得意と訊いていたのだが…思い返すと、キングは始めから違っていた。…棍棒を振り回していた。…そして、今度は…剣。



「回収ぅ」


『チッ…』


「ここ置いとくねぇ」



 上半身と下半身をそれぞれ回収し、俺のもとへ置いて…キングの方へ戻って行く謎の人。



「畜生…しばらくは動けねぇわ」


「しばらくどころじゃないだろう…!今直す!」



 テイの身体を※※した。




 上半身と下半身がくっつき、貧血気味でクラクラしているテイは…ゆっくりとその身体を起こした。




 なんとか一命は取り留めたか…。



「ヨウ、凄いなあんた。助かるよ」


「違和感はないか?」


「ないない。…さて、早くあの帽子くんの援護に行こう。善戦しているように見えるけど、少しずつ押されている」



 確かに…あの人凄いな。




 素手なのに、剣持のキングの斬撃を上手にズラして…別の方向へ空振らせている。それでも、たまに間に合わずに…肌の表面を軽く斬られている為、このままではジリ貧なのは確実。




 だが…俺とテイが加勢に向かえば勝てるだろう。



「トドメはヨウが決めてくれよ。超高い所から落ちてきてくれ」


「では、少しだけ相手の動きを止めててください」


「ああ」



 テイが謎の人と共に、キングへの攻撃を開始。




 蹴り…蹴り飛ばされ、殴り…殴り飛ばされ…それでも齧りつくように立ち向かう謎の人。




 剣同士をかち合わせて、キングの攻撃を…剣を立てて防ぐものの、そのまま剣ごとぶっ飛ばされるテイ。




 空高くまで飛び上がり、残りのブーイがキングだけである事に感心を抱く俺。




 さぁ…あと一体だ。




 鉄の翼の噴射を止めて、キング目掛けて滑空を始める。両手をクロスさせての突撃である。



『はぁ~…鬱陶しくなってきた…』


「っふん…!!」



 剣の攻撃を地面へといなし…それを足で押さえて、テイは力強く一太刀を振るう。



『だから…遅いんだよ。ソレ』


「っあ…!」


「キングブーイ…厄介だねぇ」



 キングは握っていた剣を離し…謎の人を真似て、剣筋をずらして空振らせた。




 隙かさず…テイが体勢を立て直す前に拳を振るう。




 狙いは頭部。……ソレを破裂させるかのような勢いで、ブゥンと音を立て…大砲が如き突きを繰り出した。



『っあ』


「ギリギリぃ」


「すまない!助かった!」



 またもや下半身を埋められるキング。




 空振った拳は数メートル先の草原を靡かせ、テイの顔を青くさせた。



「捉え…ました!」


『ガァ!?』



 埋まって身動きが取れなくなった隙を狙い、渾身のタックルをキングへ直撃させた。




 両腕が折れた感覚…だが、俺は無傷。




 俺が立ち上げた土煙が…少しずつ霧散していく。




 そうして目に入った光景は…



「よし…!終わり…ました!」



 埋まっているキングの下半身…数歩離れて、キングの上半身。




 地面から…噴水が如く湧き出す血液。




 ………勝った…。



「ヨウ!」


「テイ、お疲れ様…です」





 …あれ…どうしてそんなに、険しい顔のままなのだろうか?





「まだだ!そいつは…!」




 え…




『よくも…!!』


「っな…!?」



 身体を押し倒された!




 腕だけの力で…俺に飛びついてきたのか!?



 まずい!首を締め始めた…!



『許さない…!!お前…だけでも…!』


「なんて…力だ…!」


「ヨウ!今助ける!」


『大丈夫だ!テイ俺だけで対応でき…ます!』



 こいつ…声も、喋り方も…!




 キングの声真似に、数瞬だけ動きが固まるテイ。だが…すぐに俺の方へと走り込む。



「ぐっ!?」


『ああああぁぁぁ…!!!』



 首が軋みを上げた…!なんて怪力なんだ…!




 このままでは首を千切り取られる!



「このっ!ヨウから離れやがれぇ!!」


『あああああぁぁぁ…!!!』


「こ…こいつ!さっきよりも…圧倒的に硬ぇ!?」



 テイの剣が折れて、剣の刃が飛んでいく。




 それでもテイは止まらず、柄を離して打撃に移行する。



「ぐぅぅ……っああ!?」



 自身の首から…嫌な音が聴こえた。




 メコッと何かが凹む音が…聴こえた。




 途端に出来なくなる呼吸。




 本当に…不味い…本当に死んでしまう……。




 これ…恐らくだが、テンならば…容易に対処出来たのだろうな…。



「離れてぇ」


『ああ…!?』



 キングの身体が…俺の首が引っ張られる。



「離してぇ?」



 自身の首から、少しずつ…指が離れていく感覚。




 そして…



『邪魔するな…!!…クソッ!』



 俺の首から、キングの手が離れた。




 そしてすかさずに…自身の首を※※して、元の形にした。




 …息が…出来る…。



「抑えてる…誰かやってぇ!」


「俺が…やります!」


『ガアアアアアァァァ…!?』



 身を起こして、ずぼりと…キングの断面に両手を捩じ入れた。



「さらばだ!キングブーイ…!」


「うぇ…!キモいキモい!無理無理無理…!」



 キングの体内へ入れた両手を、筒状に変形させて…




 …本気の炎を噴射した!



『ギャァァァ…!!』


「うわぁ」


「ごめんごめん…俺これマジ無理。うっぷ…」



 キングの体内から漏れる炎は…今までの赤とは違う…別の色だった…




 …言うなれば、蒼炎だった。



『…………』


「死んだぁ」


「はぁ…はぁ…そうか」


「おえぇぇ…」



 キングブーイ……敵ながら天晴だった。貴方は…俺よりも、この場の誰よりも強く、勇ましかった。





 ……ありがとう…ございました。






 魔物の王者キングブーイ…3名掛かりで討伐。






「ふぅー……」



 俺はその場で仰向けに倒れて、いつもよりも綺麗に見える空を眺めた。




 俺の顔を不思議そうに覗き込む謎の人。




 少し離れて聴こえるテイの嗚咽。



「助かった。俺は、ヨウです。貴方は?」


「メイ…だよぉ」


「そうか…メイ、君のお陰で…今回の戦いは切り抜けられた。感謝します」


「ヨウくんは…人間なのぉ?それとも………同類?」



 人間じゃないと思われても仕方がないが…キングと同じ種族だと思われるなんてな…。




 嬉しくもあり…悲しくもある。



「一応は人間のつもり…です」


「…なんだぁ。違うんだねぇ」



 ドタバタと聴こえる足音。




 男衆が此方に向かい…迫って来ているらしい。




 そして…到着するなり、わっしょいわっしょいと…どあげが始まった。



「俺はいい!遠慮じゃなくて!本当に……!うっぷ…ほら危ねぇ…!」


「シンプルに…触らないでぇ?」



 かくして…




 ブーイの大群…そして、キングブーイとの戦いは終わった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ