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5.彼女は私が引き取ります。そして、私が守って見せます!

 翌日。


「アイナ様。あの少女の処罰、いかがいたしましょうか?」

「処罰、ですか?」

「はい。処罰は全てこちらに任せるとの事でしたので」

「そうね……」


 秘書の言葉に、私は考える。

 いや、答えは決まっている。

 昨日、ひとしきり泣いた後に決めたのだ。

 

「彼女は私が引き取ります」

「しかし、子供とはいえ女王陛下に危害を加えようとした犯罪者です。それを引き取るのは、対外的に示しがつきません」

「分かっています。彼女は私専用の奴隷……専属奴隷として雇います。これで問題ないでしょう?」

「かしこまりました」


 奴隷制度は無い国の方が珍しい。

 もちろん、我が国にもある。

 奴隷と聞くと聞こえが悪いが、ほぼすべての国で奴隷の扱いには暴力禁止等厳格なルールがある。

 奴隷は言わば落ちぶれた人にラストチャンスを与えているのだ。


 ただし、専属奴隷は一般的に普通の奴隷以下の存在だ。

 なぜなら、専属奴隷の扱いは主人に一任されてしまうからだ。

 当然、普通の奴隷よりきつい仕事をあてがわれる事になる。

 まぁ、逆に言えば専属奴隷は主人によって扱いが変わってくるんだけど。


 つまり、普通の奴隷よりも待遇を悪くすることも出来れば、一般人とほとんど変わらなくする事も出来ると言うわけ。

 そして、私の専属奴隷にしてしまえば常に私の傍に置いて彼女を守る事が出来るのだ。


「では、私は先に国に帰ります。予定が延長してしまい陛下を心配させていますからね。本当はあの子と一緒に帰りたいけど」

「それは無理かと。手続きなど色々かかりますから」

「ええ、分かっています」

「では、人をやって対応をさせます。彼女は我が国まで連れて行った後に奴隷契約を行い、その後、王宮までお連れいたします」

「お願いしますね」

「はっ!」


 こうして事後処理を終えた私は、生まれ故郷のリーン王国を去った。

 ちなみに、院長に関しては虐待を行っていた事実を報告しておいた。

 私が暴力をふるわれた件は約束通り不問にしたが、虐待は別問題だからね。

お楽しみいただけているでしょうか?


よろしければ、ご意見ご感想、レビュー以外にも、誤字脱字やおかしい箇所を指摘していただけると幸いです。

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