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046 世界樹まで行ってみる。

 こちらの世界で思い付く限りの食べ物……主にファストフード辺りやカレーなどを購入して自宅に戻る。


「結構散財してしまったけど、これだけあれば大丈夫だろう。」


ハンバーガーなんて有名各店のを買ってるし、ピザなんかも同じだ。


「さすがにメニュー全種類10人前ってオーダーはやり過ぎか……?」


量が量なので、ある程度出来たら車に運び入れて、こっそりアイテムボックスに収納した。


大量に購入したから残るかもしれないと思ったが、余ってもアイテムボックスがあるから大丈夫だ。


「アイテムボックスがあるから出来立てのままだし……と言うかこちらのモノもカード化出来るのか?」


試しに保存のスキルを使ったらカード化出来た。


「ステータスやアイテムボックスも使えたから大丈夫だとは思ったけど、こっちのモノでもカード化出来るんだ。」


アイテムボックス自体無限に入るから、あまり意味は無いかもしれないけど時間がある時にでもカード化しようかな。


思わず向こうの世界のノリで購入してしまったけど、こちらの世界はお金を稼ぐのが向こう程簡単じゃ無いので気を付けないとな。


住んでるマンションは持ち家なので、管理費位で済むから最悪向こうで暮らせば殆んどお金はかからないけどな。


「なんかもう向こうを生活拠点にした方が良いような気がしてきた。」


とりあえず小説の印税でお金が貰えてる内は頑張ろう!



なんて事を考えつつ俺は向こうの世界に転移した。



ログハウスの所に転移したら二人ともスライムと戯れながら待っていた。


「待たせたな! それでどうやって世界樹の所に行くんだ?」


「待ってる間にぃ~、地脈を通してぇ場所を教えて貰いましたぁ。」


風の精霊じゃなく、態々地脈を使ったのか、でもそれに意味はあるのか?


「風の精霊精霊だとぉ、お話を聞くだけですけどぉ~、地脈だとイメージなんかを直接送れますのでぇ、転移するのにぃ必須ですよぉ。」


ああ、転移先をイメージ出来ないと転移魔法は使えないからな。


「そうすると、地脈を使えば転移先に一々行かなくても大丈夫な訳か?」


それなら最初からエントの街に行く時も地脈から情報を貰った方が良かったんじゃね?


「地脈から力を貰う分は大丈夫なんだけど、情報なんかは特別な権限やスキルが無いと使えないからな。」


「ゼンさんがぁ、鑑定スキルを使ったら地脈からぁ~、情報を得る事が出来るようにぃ、情報を貰うにも権限が必要なんですぅ。」


受肉して聖樹と呼ばれる木になったら初めて閲覧の権限が貰えるそうだ。

今回は聖樹には進化していないが、受肉しているため特例で認められたらしい。


「聖樹にぃなってもぉ~、全ての権限が貰えるわけじゃあ、無いんですけどねぇ~。」


「正確に言うと世界中にある世界樹の場所だけしか教えられてないけどな。」


それってもしかしなくても、俺が食べ物を持って行けるようにする為だけに教えてないか?


「とりあえず呼んでる大聖霊は一番近い世界樹の主だな。」


多分一番近い大聖霊が食べてみて場合によっては世界樹を回らないといけないってオチか?


「他の大聖霊はぁ、あんまりうるさくないですよぉ~。 初代の大聖霊さんは会いたがってますけどぉ~、食べ物の事はそれ程でも無いですねぇ~。」


「確か人間が初代さんに会うにはややこしい決まりがあるんだよな。」


「私も詳しくはぁ分からないですけどぉ~、ありますねぇ~、今から行く大聖霊さんに聞いてみるといいかもですぅ。」



俺はどうしても会いたいって訳じゃないから、会うのが大変なら別に会わなくても良いような……。


「ポーションなんかを極めるなら会うのは必須だぞ。」


「その辺の詳しい事情もぉ、大聖霊さんからの説明ですねぇ~。」



何かよく分からないが、大聖霊に会わないと始まらないか。


「今から行く世界樹は会うための決まり事やらは無いんだよな?」


「決まり事ってのはぁ、初代さんのみですぅ~。」


それじゃあ向こうに着いたら一度、マップで位置を調べてから拠点に戻って来て、俺自身が転移出来るかどうかのチェックだな。


でも転移出来る場所が増えたら記憶するのが大変だな……どうにかならないのかな?

これも課題の一つにしとこう。



「あんまり待たせるとぉ、大聖霊さんのぉ催促が凄いですぅ、早くいきましょ~。」


シルフィの転移魔法で俺達は世界樹の所まで転移した。



転移先は鬱蒼とした深い森……原生林の密集した森だな。

人の手が一切入って無い自然のままの森で、目の前に一際巨大な木がある。


「これが世界樹か………。」


近すぎて全体が全く分からないが、シルフィの宿る大樹の何倍もあるのは分かる。

幹の直径だけでも30m位はあるのか?

こんな木が物理的に存在出きるのが不思議だ。

ファンタジーだからいいのか………?



『遅いよ! 遅いよ! 遅いよ!』





そんな声が世界樹から聞こえて来た。

いつも読んで頂きありがとうございます。


ブックマーク等付けて頂けると嬉しいです!


評価してくれるともっと嬉しいです!

モチベーション維持にご協力を!(* ̄∇ ̄)ノ


別作『異世界の神様に選ばれました。』

も少しづつ更新しています。

是非そちらも読んでみて下さい!

https://ncode.syosetu.com/n5642dw/

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