表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
33/46

033 本屋さんに行ってみる。

 魔道具屋で買った商品のカードを受け取る。


「そう言えば梱包スキルは持ってねぇんだったな。」


簡単だから覚えてみろと言われて、魔道車(エアバイクでいいか。)を出した。


「普通はカードに戻す時にまた梱包スキルを使う訳だが、解体スキルがあるだろ?

解体スキルを使う時は分解するようなイメージでする訳だが、コイツは分解したらダメだからな、そのままをカードに入れるようにイメージするんだ。」


解体スキルも分解するようなイメージはした事が無いんだが……貰い物ってのもあるのか?


「それで、イメージが出来たら『梱包』って唱えるんだ。」


とりあえず『梱包』と唱えてみる。

エアバイクはカードに戻った。


やっぱり何も考えずに出来たな………スキルも取得してるし。


「コレで場数を踏めばレベルが上がってちっとはデカいのもカード化出来るぜ。」


案の定スキルレベルは無い。

ビバッ!イージーモードである。


同じように食べ物で『保存』とやると取得出来るからそっちも試して見ろと言われて、魔道具屋を後にした。


言われたように屋台に行ってみると、やはりカード売りだったのでエアバイクと同じように一度出してからカードに戻した。


「やっぱりカード化があれば、アイテムボックスなんて要らなくね?」


何度も同じ事を口にする。


「ん? でもカードも大量にあると邪魔になるぜ。」


「バックなんかに入れてもぉ~、嵩張る物はぁ嵩張りますぅ。」


カードとかを入れるバックが邪魔に感じるか。

アイテムボックスだと盗難防止にも良いかもな。

そう思うようにしとこう。


手ぶら感覚で買い物が出来るので、思わず食品を大量購入してしまった。


肉串でも1本大銅貨1枚、100円程度だしな。


「でもこれは買いすぎだと思うぞ。」


屋台の商品を買い尽くす勢いで購入してしまった。

肉串やスープ、ジュースに雑炊みたいな物。

パンも黒パン、白パンにフランスパンっぽい物。

焼き菓子、クッキーにアメちゃん。


全部で何百人前だって程、大人買いをしてしまった。


「これだけ買っても銀貨1枚にもならないから良いだろ。」



そうやって食べ物屋台のエリアを抜けて行く。


「ここからは雑貨とかのエリアか?」


青空市場っぽく、地面に敷物を敷いて雑貨を売っている所に変わっていた。


「安く買うならぁ~、こっちでもいいけどぉ、良い物を買いたいならぁ、ちゃんとしたお店が良いそうですぅ。」


風の精霊の話では、屋台の雑貨は当たり外れが結構あるそうだ。


「ちゃんとしたお店は品質管理が行き届いてるからな。」


そう言う物かと思い、そのエリアをあっさりと通過してお店のエリアに行く。

さっきの魔道具屋の方に戻って来た感じだ。


「調剤や錬金術の本って言えば薬屋に置いてるのかな?」


何となく有りそうな場所を考える。


「あそこに有るんじゃね?」


ディーネが指差した先には本屋さんがあった。


異世界でも本屋って在るんだ……紙は高く無いのか?


「俺の小説も仕入れてくれんかな?」


買ってくれるなら異世界でも大歓迎です!

お願い買ってください!!



「紙もぉ~、錬金術で作れるのでぇ~、お手頃ですよぉ~。」


なんと、羊皮紙とかじゃなくて植物紙が普及してるんだ。

何かもう時代設定間違って無いか?


街の見た目や貴族制とか考えると中世っぽい感じだけど、物によっては現代、場合によっては未来って感じがするよ。


本屋があるって事は活版印刷とかの技術もあるのか?


「活版印刷って何ですかぁ~? 文字は複写の魔法で転写しますよぉ。」


変な所でファンタジーかい!





とりあえず本屋さんに入ろう。

現在のステータス



◆ 名取 禅 25歳


人種 人間

職種 旅人(異世界の旅行者)


Lv 86

HP 591

MP 532


スキル 

属性魔法 火・水・風・土・光・空間・複合

精霊魔法 木・水


世界地図

鑑定

転移

無限倉庫

解体

梱包(New)

保存(New)


精霊の加護 木・水

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ