妹との再会
ここはエリアナ学園・・・エリアナになる場所だ
そこに一人の少年が来ていた
「はぁ、大丈夫かなばれねぇかな?
劣等生演じられるかな・・・
妹に迷惑かけねぇよな・・・」
(あるじは心配事が多いのう)
(ほんと・・・しんぱいしすぎ・・・よくない)
(まあ、心配するなとは言わないわ
神を三人も従えてるのですから)
「それを言うなよ
隠し通す自信が無いんだよ」
俺の名は暁 凍夜
こいつらの言った通り神を三体従えている
しゃべった順に言うとトール、セト、ゼウス、の順番
俺はこれを神降ろしで使えるようになった
え?神降ろしの成功例はないんじゃなかったって?
それは報告上だろ?
俺は研究者の趣味のいっかんでこの力を手に入れた
面白い研究者だったよ?
死んだけど・・・
まぁいいや、トール達を隠し通せますように・・・
何事もなく学校に着いた
入学式何時からだっけ?
(8:30じゃな)
「・・・今は?」
(8:00じゃな)
「30分の猶予があるな」
とにかく教室にでも行くか・・・
俺はFクラスか・・・良かった
すると遠くから何かに乗って全速力で走ってくる子がいた
何だあれ
(・・・・ご主人の妹)
あいつってあんなことする奴だっけ?
(ご主人様に久々にあえて気持ちが高ぶってるんじゃないかしら?)
なるほど
「に~い~さ~ま~!!!」
ほら来た・・・逃げていいかな?避けていいかな?
(だめじゃろな)
(・・・・だめ)
(だめでしょうね)
デスヨネ~
「えい☆」
「ぐふっ」
(ほう、神獣フェンリルを従えておるとはな)
(さすがご主人様の妹さんです
まあぜんぜんご主人様の方がすごいですけど)
(ご主人・・・・だいじょうぶ?)
ありがとセト
(えへへ~)
(む?)
(あら?)
トール?ゼウス?どうした?
(何やら知らん気が走ってくるのう)
(誰でしょうか?
数にして5人と言ったところでしょうか?)
さてとこの事を凜花に伝えるか・・・あ、凛花って妹の事な?
「久々の再会だが凜花・・・後ろから五人くらい知らない気配が見えるんだけど」
「ん?誰でしょう、私とにいさまの再会を邪魔する、ごみは」
(あいかわらず凄い兄愛じゃな)
(ほんとね)
「そうだ!
トール!ゼウス!セト!も久しぶりですね!」
(うむ、久しぶりじゃ)
(・・・・久しぶり)
(久しぶりですね、妹さん)
「ねぇゼウス?その妹さんってのやめない?」
(うーん、癖なので仕方ありませんね。
ご主人様が物心ついたときから妹さんの事はこう呼んでますから)
「おーい凜花~凄い般若みたいな男が来てるぞ?」
ほんとに般若みたいだな
(後ろになんか見えるのう)
「おい!そこのもやし、俺の彼女になに近づいとる?」
うわ~勇気あんなこの人・・・
(ほんとじゃな)
(確かに・・・・)
(ご主人様の事をもやしとは・・・
私たちはこいつを殺したくなるのを必死に抑えておりますが
妹さんはどうでしょう?
抑えるなんてまず無理ですね)
まあつまり、凜花暴走
「ねぇ~藤堂くん~
いまにいさまのことなんでいったぁ~?」
なあお前ら、凛花の後ろからなんか出てない?
(わらわのきのせいだと思っておったが・・・)
(・・・・わたしも・・・・なんか見える・・・)
(私には・・・死神に見えるのですが・・・)
死神ってセトなんだけど
(・・・確かに・・・わたしは・・・死の女神・・・とか
・・・・死神って言われてる・・・)
おぉ~セトが結構しゃべった
そんな会話をしている時
恋人2人の間では
「私のにいさまをもやし呼ばわりとはどうゆことですかぁ~?」
「あっいや、知らなくて・・・
凜花が別の男の隣にいるのをみると
ついカッとなってしまって・・・」
「ふ~ん、まあ罰はあたえましょうかねぇ~
フェンリル~御飯よ?」
「ばう!」(おぉ~御飯か!)
(注:カッコ内は凍夜とセトのみ聞こえております)
「ぎゃああああああああああああああ!!!!」
朝から断末魔が響いたな
もういこっと
そろそろ入学式だろ・・・
___________________________________________
途中にありましたがセトは動物や植物など心のあるものとは会話できます
そしてセトを従えている凍夜も会話できます
よろしければ感想など宜しくお願いします