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ミニヨンウォーズ 教室の皇女と高校生ヒーローの3人  作者: ドットオー
第4章廃校(ラグナロク)編
47/52

第47話「グールノミクス」

ドルス国際評議場・星帝執務室

星帝徳川イエミツが座る執務机には、本日付けで刊行された世界各国の新聞紙が積まれていてどの新聞の見出しもグールド・グレモリーが発表した経済政策一色になっている。

「全世界のエコノミストは、星帝が任期満了を待たず、今辞職すれば株価が過去最高値を更新すると、イエミツ公を株価の重しのように扱う論調です」

と、国際官房長官渡辺ノブサダ述べると、頭を悩ますイエミツの前で、古参の閣僚である国際総務大臣クリフ・ラウドが応接用のテーブルに新聞を叩きつけて憤慨する。

「イエミツ様、ここは2期目をかけて星帝選へ出馬なさいませ! このままグールド・グレモリーとマスメディアに煽られた国民が冷静な判断を欠けば、世界は不安定となりますぞ」

イルタは、70を超える重鎮。イエミツの父ヒデタダと旧知の仲で、常にイエミツの身を案じている。

「クリフよ。さすれば内閣の不和を強調するだけだ。私に2期目があったとしてもその政権運営も立ち行かない。ましてやマサユキと戦うことなど。ノブサダ、どう判断する?」

ノブサダは、イエミツを見据えて、口を開く。

「私は⋯⋯」


***

同・1F・ドルス署・廊下

険しい表情を浮かべながら歩いてくる黒崎京馬 (キョーマ)。


***

回想

警察車両ハンガーデッキ

パトカー、トレーラー型警察輸送車両、白バイ、白バイと同サイズの小型ヘリの4機が並んでいる。

その4機をキャットウォークからグールド・グレモリーとキョーマが眺めている。

「これは君のために用意したアビリティマシンだ。エージェント」

「え?」と、戸惑うキョーマ。

「アーマードギアは、これからあらゆる産業で普及する。その反面、アーマードギアを使った犯罪も起こる。その未来が見える。だからこそ今から警察にもアーマードギアの配備が必要だ。

国際警察機構はもうじき警察省に昇格する。エージェント、近未来の犯罪に備えた警察組織のアーマードギア部隊を君に任せたい」

「⋯⋯」


***

スメラギ国・キサヒメ学園・火条ツカサたちの教室

「すべて100点だ⋯⋯」と、織田ラルフは、国語、数学、理科、社会、英語の5教科の答案用紙を見て驚く。

月代サヨも、手で顔を覆って泣いている。

「ツカサ君が赤点以外の点数を取るなんて」

「たしかにIQがあがっている⋯⋯」と、直江尊は席に座っている火条ツカサを見やる。

「(ツカサ)⋯⋯」


***

回想

オリジナル火条ツカサを倒した直後、ツカサは「俺と離婚してくれ」と、宣言した。

「⁉︎」と、驚く火条アルテはオロオロしながら答える。

「どうしたのツカサ?」

「オリジナルと同化したときにすべてを思い出したんだ」

「(ラルフ)⁉︎ ツカサは記憶を共有して本当のオリジナル火条ツカサになってしまったってことか?」

身構える尊とラルフ。

「思い出したんだ。俺が音白リイサを愛していたこと。リイサのためにと研究を続けてきたこと。だけど過去の俺がしたことは間違っていた⋯⋯結局、それで失ったものはリイサだ。

償わなきゃいけないんだ⋯⋯俺は音白リイサを愛している。アルテと今の関係でいられない」

「待ってツカサ! 私はそれでもあなたについていきます。私たちの関係は偽りでも、私がツカサを愛している気持ちは本物です」

「ダメだ」

「私は火条アルテよ!」

「違うだろ。お前はアルテミア・グリティシアだ」

「⁉︎」と、言葉を失うアルテ。


***

キサヒメ学園・火条ツカサたちの教室

「(尊)あの日からアルテはふさぎ込んだままだ」

表情を曇らすラルフとサヨ。

アルテは、ツカサに離婚を告げられてから欠席を続けている。

突然、屋外から大きな爆発音が聞こえる。

同時に3人のギアコマンダーが"ビィー、ビィー"と、警報音を発する。

見やると教室の窓越しに見える景色から煙が上がっている。

ツカサは立ち上がって教室を飛び出していく。


***

スメラギ国・市街地

辺りにはオリジナル火条ツカサが破壊したビルの瓦礫がまだ残っている。

黒いローブを纏った男女10数人が翳した掌に魔法陣を展開してそこからビームを放って辺りを破壊している。

そこへ、黒雛かなみと合流したツカサたち生活安全部が駆けつける。

「(かなみ)何アレ?魔法?」

「(ラルフ)あの織り込まれた法式は聖魔法。天使だ!」

「(尊)今度は天使がなぜ?」

「いくぞ!」と、ツカサの掛け声に合わせて4人はギアコマンダーを翳してアーマードギアに変身する。

武器を駆使してローブを纏った天使たちと戦っていると、生活安全部たちとは異なる銃撃が天使たちに直撃する。

「(ソードアーマー)なんだ?」

「あなたたちは引っ込んでなさい!」と、白い隊服に身を包んだフェリス・グレモリーと箔馬騎士がやってくる。

その後ろには白いボディカラーに金のラインが特徴のアーマードギア部隊がいる。

「行きなさい!」と、20人からなる部隊はフェリスの合図で行動を開始する。

ショットガンを構え2人1組で天使たちを囲むアーマードギアたち。

「あなたたちは何をやっているの?」

「(ファイヤーアーマー)何やっているって、俺たちはいつも通り戦っている」

「部活動が認められているのは、朝と夕方だけよ。今は授業中の時間。学業に専念しなさい!」

「(ソードアーマー)何を言っているんだ! 俺たちが戦わなければ、誰が市民の日常を守るんだ!」

「思い上がらないで! あなたたちの部活動の本分は本校生徒の生活支援ですわ。いつから市民の平和維持活動になったの!」

「(ドレスヴァイスブラッディ)今更何を」

「(ソードアーマー)どういうつもりだ?」

「あなたたちは一般人よ。こういったことは政府の部隊に任せるの」

「(ソードアーマー)だったらあんたと泊馬はなんだ?」

騎士は胸元の金バッジを見せて「僕らは政府から認められた部隊なんだ」

「(ソードアーマー)なッ⁉︎」

「隊長はこの私よ」

「(ソードアーマー)俺たち以外の戦力で奴らを倒せると思っているのか⁉︎」

「侮らないで、私たちのアーマードギアは第3世代よ。ウルヴァの残した設計図をもとにした正当なる後継機。スペックはあなたたちを上回っているわ。見なさい」

アーマードギア隊員の1人が背後からショットガンを撃って、怯んだ天使が反撃の魔法陣を展開する間もなくペアのアーマードギア隊員がすばやくビームソードで正面から斬りつける。

どのアーマードギア隊員たちも苦戦することなく天使たちを征圧していく。

「(シューティングアーマー)なんて動きだ。脳からの電気信号が遅延なくパワーに転換されている。身体の動作命令とギアの応答に差がないから運動性能は僕らより60%は高いってとこが見て取れる。

あれだと僕らみたいに近接格闘タイプ、剣撃タイプ、長距離狙撃タイプと1つの性能だけを特化させてギアを個別にする必要がなさそうだ」

アーマードギア部隊の猛攻に生き残った天使たちは退却をする。

フェリスは「引き上げましょう」と、アーマードギア部隊に撤退の合図をする。

立ち去ろうとするフェリスに「おい、待て!」と、ソードアーマーが引き止める。

「これ以上逆らうなら廃部よ。決定」

「(ソードアーマー)⁉︎ お、おい待てッ! フェリス!」



***

回想

グレモリー家屋敷のリビング

朝食をとるグールドとフェリス。

「フェリス、大事な話だ。これから忙しくなる」

「はい。お兄様」

「お前にも迷惑をかけることになる」

「何をおっしゃいますかお兄様。私はお兄様が星帝としてご活躍されている姿をはやく見たいのです」

「ありがとう。期待に応えるためにも身辺を整理しなくてはならない」

「はい」

「生活安全部を廃部にしてほしい」

「⁉︎」と、食事の手が止まるフェリス。

「なぜ今になって彼らを?」

「生活安全部はこれから私が推し進める政策の妨げとなる。今から打てる手は打っておきたい」

「これまで通り彼らをうまく利用していくことは⋯⋯」

「できない。私は、彼らを学園の生徒としておいておきたいとは思っている。それでもフェリスが生活安全部の廃部を拒むなら、私はキサヒメ学園を廃校にせざるおえなくなる」

「⁉︎ お兄様、それは本気で⋯⋯」

「もちろんだ。彼らの所持している武力もすべて放棄させてほしい」

「どうしてそこまで?」

「彼らはウルヴァによって作られた存在だからだ。かつて国際評議会に不満を抱いたウルヴァは、反抗するために自身が滅ぼした高天原にスメラギ国を建国して、強大な力を持つ超越者の少年を使って反乱を起こした。

ウルヴァが生活安全部を作ったことはその少年の時と重なる。ウルヴァが死んだ今、生活安全部を作った目的はわからない」

「ですが、その騒乱は少年が敗北をしたことによってすぐに静まり、ウルヴァも失脚したこと。恐れることではないのでは?」

「国際評議会の中にはかつてのことを引きずる者が多い。その当時世界はひどく混乱した。ウルヴァに賛同した若者たちが抜神攘夷を掲げあちこちでテロを起こした。木田春馬もその1人だ」

「宇宙転換論⋯⋯」

「故にスメラギ国は国際評議会で外様のように扱われてきた。生活安全部が私の近くにあることで反抗する勢力が出かねない。私が果たすべき政策が成り立たなくなる」


***

キサヒメ学園・地下秘密基地

フェリスが立ち会う中、桐川コーポレーションの職員たちがアビリティマシンを基地から運び出すための作業をしている。

そこへ駆けつける生活安全部の一同。

「(尊)おい、これはどういうことだ⁉︎」

運び出されるAGX-Ⅳペルフェクシオンに駆け寄るラルフ。

「桐川博士、僕のAGXをどうして?」と、作業を指揮する桐川トウカに詰め寄る。

「勘違いするな! これは私の発明だ。必要ならばラルフ、お前の発明で戦ってみせろ」

「桐川博士⋯⋯」

「AGXの性能評価は充分だ。お前との契約はここまでだ」

「⋯⋯」

口論するフェリスと尊。

「決定事項よ」

「本気なのか?」

「本気よ。廃部にした以上、所持している武力は徹底的に放棄してもらうわ」

「部長の火条アルテがいないのにこんな勝手が許されるわけが」

「これは理事長権限よ。彼女の同意は必要ないわ」

「何を企んでいるんだ! どうしてアビリティマシンまで回収する必要がある」

「テロリストとみなされたいの?」

「⁉︎」と、反応するツカサ。

「今までは黙認。あなたたちが必要だったってのもあるわ。利用するためにですけど。だけど政府公認の部隊ができた以上、

もう民間の、高校生の、ヒーローは必要なくなったの。ヒーローじゃないあなたたちが力を所持していたら、それは脅威よ。これは元々一般の高校生には過ぎた力なの。

(両手を差し出して)ギアコマンダーを出しなさい」

「は?」

「出しなさいッ!」


***

市街地の大通りを歩く下校中の生活安全部一同。

尊は日本刀を握りしめて歩いている。

「(かなみ)ついにその刀は手放さなかったね」

「これは私物だ。武力兵器じゃない。父カネツグから譲り受けた大事な刀だ」


***

直江カネツグが尊に刀を託したときの回想

「大佐。このような立派なもの私には⋯⋯」

「こいつは、ただのなまくらだ。安心しろ」

「?」

「なまくらを鍛え上げ名刀に変えるのはお前の腕次第だ。鍛錬をしてその腕を上げろ。最近は性能だのブランドなどにこだわる奴が多い。

だけどなそいつの価値は扱うものの技量で決まるんだ。たとえ邪道だの外道だの罵られようがそれを自分のモノにしちまえば勝ちだ。いい剣士なれよ」


***

「大佐⋯⋯」

かなみは持っているタブレットをタップすると「私の体はどこだ?」と、しゃべりだす。

「(尊)アームキャリバーか?」

「あなたの体が回収される前にOSだけここに移したのよ」

「私の体は?」

「(尊)安心しろ。またすぐに取り戻してやる」

突然、立ち止まるツカサ。

目の前に再び黒いローブを纏った天使たちがあらわれる。

「火条ツカサ⋯⋯貴様の体を頂く」

「(ツカサ)こいつらもか」

「その罪深き命を我らの神に捧げよ」

「(かなみ)どうやって戦うつもり?」

「(ツカサ)もちろんこのまま戦う」

構える、ツカサ、尊、ラルフの3人。

「(かなみ)無茶よ」

「心配は無用よ」と、フェリスたちアーマードギア部隊があらわれる。

「(ラルフ)理事長!」

フェリスのとなりにはサヨがいる。

「(ツカサ)サヨちゃん⁉︎」

「ち、ちがうのこれは」と、慌てるサヨ。

「(フェリス)これは人事よ」

ローブを纏った天使たちはニヤリとして取り出した注射機能ようなものを首筋に刺す。

中身の液体が注入されると、天使たちは青白いオーラを纏う。

「(ツカサ)これは⁉︎」

「(フェリス)こけおどしね。仕留めなさい」

アーマードギア部隊が天使たちに向かっていくと瞬間移動のような高速移動でアーマードギア部隊を翻弄する。

アーマードギア隊員たちが背中あわせにして円陣を組み、ショットガンを乱射しても高速移動の天使たちにはあたらない。

弾丸をオートリロードするタイミングをつかれ、天使の拳がアーマードギア隊員の顔面を捉えて2、3メートル弾き飛ばす。

連携が乱れはじめたアーマードギア隊員たちは、天使たちの猛攻に苦戦を強いられる。

「(フェリス)なにをやっているの!」

「(ツカサ)ゼロノイドだ」

「(かなみ)さっきのアレはゼロノイド細胞⁉︎」


***

近くのビルの屋上からアーマードギア部隊の戦いを見ているロード・スクリームと長い金髪の少女。

少女は先端に金色の装飾と大きな宝石がついた杖を握っている。

ロードはサングラスをクイっとさせて「いかがでしたか? 私の用意した戦力は」

「⋯⋯」と、少女は杖を強く握りしめる。


***

「行こう。尊、ラルフ」

「(尊)ああ」

「(ラルフ)もちろんだ」

ツカサは、髪を逆立ててゼロノイドモードに姿を変える。

そしてラルフも髪を銀色に変化させて第六天魔王本来の姿であるヴァンパイアへと姿を変える。

尊は抜刀して脇構えの構えをとる。

「俺たちは生活安全部だ。ヒーローはアーマードギアがなくても戦える」

互角に渡り合うツカサとラルフ。

尊は脇構えのままタイミングをみはかる。

「俺は人間だ。通常の身体能力でできることは限られている。できることはいかに早く太刀を振るうか」

3人の天使たちが尊に向かってくる。

尊は膝を深く曲げて前かがみになり唾をゴクリと一飲みする。

天使たちが飛びかかってきた勢を見計らって刀を一気に振り払う。

一筋の閃光が3人の首筋を走って、天使たちは血飛沫あげて倒れる。

「フッー、はじめてうまくいった」

天使たちは、魔法陣からビームを出して反撃する。

爆発で吹き飛ばされ地面に転がる、ツカサ、尊、ラルフ。

「(ツカサ)生身じゃこの攻撃は⋯⋯」

そこへガトリング砲をぶっ放しながら走ってくる1台のジープ。

ガトリング砲を撃っているのは海賊ハウンドのサスケ。

「おまたせ!」

「(サヨ)サスケ君⁉︎」

サスケは「姐さ〜ん」と、サヨに手を振る。

「姐さんはやめて〜」と、顔をおさえながら悶えるサヨ。

「お前たち、ほれ」と、サスケはギアコマンダーを生活安全部一同に投げ渡す。

「(尊)俺たちのギアコマンダー⁉︎ どうして」

「俺たちは海賊だぜ。強奪なんてお手のもんよ」


***

海賊たちの襲撃を受ける桐川コーポレーションの輸送トラック。


***

ツカサ、尊、ラルフは立ち上がってギアコマンダーを正面に翳す。

「(ツカサ)いくぜ! 変身!」

3人はファイヤーアーマー、ソードアーマー、シューティングアーマーへと姿を変える。

そこへ"ズシン"と、地響きをあげながら大型ロボット"プロトフ"が現れる。

「(フェリス)プロトフ⁉︎ なぜ」

プロトフは胸のハッチを開けて天使の1人を取り込む。

プロトフは天使の羽をひろげるドラゴン型ロボット"エンジェウス"へと姿を変える。

頭部には天使の輪っかがあり口を大きく開けて魔法陣を展開、そこから炎を吐き出す。

サスケの「ファイヤーアーマー!」の声にファイヤーアーマーが振り返ると、ライドファイヤー、ライドアビィオン、ライドラダー、ライドエイド、グランドザウラー、ジェットモードのアームキャリバーが向かってくる。

かなみが「ファイヤーアーマー!」と、タブレットをファイヤーアーマーに投げ渡す。

「よっしゃ! 一気に合体だ。超救援合体!」

グレートファイヤーグリフォンへの合体シークエンスを経てアームキャリバーと合体して完成する。

「グレートファイヤーグリフォンパーフェクトモード!」

ゆっくりと地上に降り立つグレートファイヤーグリフォンパーフェクトモード。

エンジェウスと対峙する。


***

天使たちと戦うソードアーマーのところにアーマーパーツが飛来してくる。

オートで装着されると両肩に4枚のソード型ドローンビットが装備されていて持ち手の剣も新型となり今までにないアーマーモードになる。

「なんだ⁉︎」

マスクの下から見えるモニター画面にメッセージが表示される。

そこには世界剣術最高峰の流派スクリーム流の難しい技の1つが書かれていた。

それは3太刀で7太刀のダメージをあたえる剣撃。

できれば免許皆伝と最後に一言書かれている。

「あいつ⋯⋯」

それはロードからのメッセージ。

ソードアーマーは両肩のソードビットを切り離して浮遊させる。

襲いかかる天使たちを5つの刃で閃光を走らせながら次々と切り裂いていく。

そしてソードビットはソードアーマーの剣と合体して1つの剣=スクリームブレードとなる。

霞の構えをとるソードアーマー。

流刃撃斬(りゅうはげきざん)」と、残りの天使たちを一気に切り裂く。

「これがソードアーマースクリームモードだ」


***

グランドニョルニルでエンジェウスを圧倒するグレートファイヤーグリフォンパーフェクトモード。

「トドメだ!」と、右肩のグレートグラビティキャノンを突き出して構える。

「いくぜ!」と、砲門から一気に強大なエネルギーを放ち、飲み込まれたエンジェウスは爆散する。

そしてグレートファイヤーグリフォンパーフェクトモードは爆炎を背に悠然と佇む。


***

首都国ドルス・ドルス国際評議場・国際政府会見場

たくさんのフラッシュを浴びて記者会見を開いている星帝イエミツ。

ドルス市街地の大型テレビではその記者会見の模様が映し出され、各メディアは大きく取り上げている。

「(ニュースの女性キャスター)徳川イエミツ氏は先ほどから、記者会見を開き体調不良を理由に任期途中で辞職することを発表しました。

現在、星帝選へ出馬を表明しているグールド・グレモリー氏について、自身と戸籍上の異母兄弟であることを公表した上で積極的に支持すると表明しました。

他に立候補を予定している評議員はおらず、これを受けて、グールド・グレモリー 氏が次期星帝に選出される見通しです」


***

戦いを終えた生活安全部一同の上空から飛行海賊戦艦が降りてくる。

中からワイヤーで降りてくる人物。

それは5代目キャプテン・バロック=冠庭トオル。

「ようこそ。海賊ハウンドへ」


つづく


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