顔を上げ前を向くことの価値
お読みいただきありがとうございます。
いつものふと思いついた日々の気付きエッセイです。
タイトルはとあるアニメのセリフのパクリですがw
「みなさんは、1日の間に何人の人の顔を見ているでしょうか」
この問いかけに対して、多くの人が通勤通学の途中で何十人もの人を見てると答えるかもしれません。
なので少し聞き方を変えます。
「みなさんは、1日の間に何人の人と目と目が合いましたか」
いかがでしょう。
最初の問いかけでは数十数百と人を見ていると答えた人も、ちゃんと目が合った人と言えば片手で数えられる程しか居ないのではないでしょうか。
この話のきっかけになったのは私が電車に乗ってふと周囲を見た時、ほぼ全員が携帯を見つめ続けていた事でした。
かく言う私も携帯で小説を執筆してたりするのですから特に批難出来る立場では無いんですけどね。
ただ思ってしまったんです。
このままで大丈夫なのだろうかと。
少し前にどこかのユーチューバーが「移動中は携帯ゲームをしないと時間が勿体ない」といった事を言って炎上していたそうです(私はまた聞きのまた聞きなので真実と違っていたらごめんなさい)
実際どうでしょうか。
移動時間は移動の為だけの無為な時間で何も得るものは無いのでしょうか。
もう10年くらい前の話ですが、
「日本で最も周囲を見ているのは関西人である」
という話を聞いたことがあります。
その理由は関西人は笑いのネタを常に探してるから、だそうです。
本当かどうかは分からないですけどね。
でも笑いのネタじゃなくても周囲を見れば見つかるものは沢山あります。
例えば現在の流行ファッションは雑誌やSNSの投稿写真で確認しても良いですが、ちょっと周囲に目を向けるだけで、そこには歩くマネキンが沢山居てくれるんです。
その中から自分が着ても似合いそうなものを見つけるというのは有益ではないでしょうか。
他にも今私がこうしてエッセイを書けているのだって何気なく電車の中で周囲を見たことがきっかけですし、小説のネタだって、ユーチューバーなら動画のネタだってそこら中に転がっています。
後はダイエットに興味がある人や、興味はあってもジムに行って本格的に運動するのはちょっとっていう人は歩く時の身体の動きを意識するだけで、ただ歩くだけでお腹周りを今より引き締める事だって出来ます。
お陰様で私はここ10年ほとんど運動らしい運動もしていませんが知り合いから、
「引き締まった身体してますが、普段どんな運動をしてるんですか?」
と聞かれることがある程です。
また最近では子育てにも携帯電話やタブレットが大活躍だそうです。
友人の2児のママさんは絵本の代わりに携帯でアニメを見せているそうです。
3つ子の魂100までなんて言葉がある様にそうして育てられた子供は携帯無しでは生きられなくなります。
結果、誰かと話す暇があったら携帯と向き合う子供の出来上がりです。
人見知りやコミュ障を通り越して他人に興味を持てなくなるかもしれません。
だから皆さん。
毎日やれとか携帯見るなとまでは言いません。
それでも週に1回や1日に数分、それこそ移動時間だけでも良いので顔を上げて前を向いてみませんか?
もしかしたら新しい発見や素敵な出会いがそこに待っているかもしれませんよ!