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【祝・総合評価20万突破!】 隠れ転生勇者 ~チートスキルと勇者ジョブを隠して第二の人生を楽しんでやる!~  作者: 大野半兵衛
四章 拝領編

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110/152

105_トーイの必殺技

あと2日で1巻の発売日!

ここで買わなくて、いつかうのか? 今でしょ!(パクリ)



 この物語はフィクションです。

 登場する人物、団体、名称は架空のものであり、実在のものとは関係ありません。

 ■■■■■■■■■■

 105_トーイの必殺技

 ■■■■■■■■■■


 9階層の探索も大詰めだ。

 ミスリルゴーレムの次はヒヒイロカネゴーレムが出てきて、そのあとはゴルモディアゴーレムが出てきた。

 ゴルモディアというのは黒い金属だ。以前、バッカス子爵が俺からそれを受け取って剣を造ってくれている。その剣はできたのだろうか? まだ連絡はない。持ち逃げされたか?

 10階層を踏破したら、バッカス子爵に会いに行かないとな。


 とりあえず、9階層のボス部屋にやっと到達した。

 バースのスキル・移動ルートを使っても、山あり谷あり湖ありの道を進んだ9階層だった。広すぎなんだよ、この9階層は。


 9階層のボス部屋の主は……オリハルコンゴーレムだった。レベルはなんと73。

 この9階層はエリアが広いだけではなく、レベルの幅も広い。下は47から上は70超え。それはないだろう、と俺でも思うぞ。


 オリハルコンゴーレムの体高は10メートル。体は虹色に光っている。

 ここまで派手なカラーだと、存在感はかなりのものだ。


「下は床か。穴は無理かな」

「こういう床は魔法で穴を開けられないです。申しわけございません」

「いや、アンネリーセが謝る必要はないよ。そんなに気にするな」

 穴が無理なら、他のことを考えればいい。


 現在の俺たちのレベルを確認する。


 ・ガンダルバン 剛腕騎士 レベル69

 ・バース 冒険者 レベル67

 ・ジョジョク ソードマスター レベル69

 ・リン 槍聖 レベル69

 ・ソリディア ネクロマンサー レベル68

 ・ロザリナ バトルマスター レベル69

 ・アンネリーセ 愛の賢者 レベル69


 そして俺のジョブは、英雄剣王がレベル67、転生勇者がレベル67、暗殺者がレベル65、エンチャンターがレベル63。あとたまに使う聖赦官のレベルが12になっている。


「オリハルコンゴーレムは硬く弱点もない。あとスキル・再生があってHPを回復し続けるし、他にも火炎、黒炎、光炎という炎系の攻撃がある」

 これまでのゴーレムに比べると、異次元の強さだろう。


「甘く見ていいモンスターではない。だからといって、怖気づく必要もない。俺たちの力を発揮すれば、必ず勝てる相手だ。さあ、油断せずにいつものように戦おう!」

「「「応!」」」

 そう、油断さえしなければ勝てるはずだ。


 英雄剣王のヒロイック・スラッシュで開戦!

 現在のヒロイック・スラッシュの熟練度は高だ。

 これでHPの上限が一割五分になる。もう、反則以外の何物でもないな、このスキル。


 オリハルコンゴーレムの蹴りを躱したのと同時に、アンネリーセのサンダーが放たれる。

 金属だから雷を通すと思ったが、なんとサンダーが弾かれた。弾かれたサンダーが危うく俺に当たりそうになる。避けたが、当たっていたら麻痺くらいはあったかも。

「すみません!」

「大丈夫だ」

 もしかしたら雷だけ反射するという可能性がないとは言えない。

 しかし魔法反射のスキルなんてなかったのに、反射するとかウゼー。

 おい、詳細鑑定さんよ。真面目に仕事しようぜ! もっと俺に情報をくれよ!


 そんな俺の想いが通じたのか、ピコンッとオリハルコンゴーレムの情報が表示される。

 それによれば、オリハルコンは魔法を反射する性質を持っている。物質の特性だから、スキルとして表示されなかったようだ。

 てか、やればできる子なんだから、最初からやろうよー。


 俺が詳細鑑定を褒めていると、ガンダルバンのアンガーロックでターゲット固定した。

「こいつに魔法は効かない。アンネリーセは援護に徹してくれ」

「分かりました!」


 オリハルコンゴーレムが両手を上げる。

 胸の中央にある丸にWのエンブレムから火炎放射のように火が放たれた。

「ぐぬぬぬっ」

 ガンダルバンが盾でその火炎を受ける。盾で防いでいるが、その熱はガンダルバンの体を焼く強烈な火炎放射だ。

「舐めるなぁぁぁぁぁぁっ」

 気合いで火炎を受け止め、スキル・HP回復を発動。それでも足りないから、アンネリーセが回復を補助する。


 オリハルコンゴーレムを囲んで殴るのは、ロザリナ、ジョジョク、リン、俺。

 通常の攻撃はさすがにほとんどダメージを与えられない。だからスキルをバンバン発動させている。

 バースの魔毒の弓から放たれる矢はまったく効果はない。ゴーレムに毒は効きにくいが、オリハルコンゴーレムともなると全く意に介さないようだ。

 ソリディアの召喚した7体のリッチ。それを合成したスーパーリッチっぽいのがオリハルコンゴーレムのHPを吸い取っていく。俺たちのような人間なら、三十秒から一分でHPがゼロになってしまうほどの攻撃だが、オリハルコンゴーレムのHPは異常なほど高く減りは少ない。

 これで最大HPが一割五分になっているんだぜ、どれだけ硬くてHPが多いんだよ。まったく……。


 俺も本気出さないといけないかな。


「皆、引け!」

 俺の指示で全員がオリハルコンゴーレムから距離を取る。

 オリハルコンゴーレムが光炎の予備動作に入った。


「撃たせるかよっ!」


 メインジョブの英雄剣王のスキル・剣王覇気を発動。レベル50になった際に覚えたスキルだが、今の熟練度は高になっている。

 熟練度が高の剣王覇気は、10秒間だけATK値を8倍に上昇させるものだが、消費MPが250ポイントとめちゃくちゃ多い。


 サブジョブにセットしてある暗殺者のスキル・分身を発動。これは暗殺者のレベルが50になった際に覚えたスキルで、こちらも現在の熟練度は高。

 実体を持つ俺の分身が10人現れるが、これもMP消費が激しいスキルだ。


 全員が隠密を発動。さらに急所突きも発動させてオリハルコンゴーレムを攻撃すると……。

 全員がATK値8倍のまま急所突きの効果でダメージが5倍になる。しかも本体の俺を合わせて11人の攻撃。


「お前の血は何色だっ!」×11


 ゴーレムに血はないが、つい言ってみたくなった。


 1人目がオリハルコンゴーレムに襲いかかる。

 HPがグングン減っていく。さらに2人目の攻撃! ここでオリハルコンゴーレムのHPはゼロを示した。

 せっかくなので全員の攻撃が終わるまで続ける。

 オーバーキル? だから何?


 頭部を破壊。左腕部を破壊。右腕部を破壊。左脚部を破壊。右脚部を破壊。残りは胴体のみ。反撃はない。HPがゼロなのだから、反撃があったら常識がなさすぎると毒づくところだ。


 最後は本体の俺! 剥き出しになったゴーレムの核に、ズサッと魔剣サルマンを突き立てる。

 攻撃を終えて分身が解除され、10体の分体が俺に戻ってくる。同時に10人分の攻撃の余韻が手に残る。

 オリハルコンゴーレムはわずか3秒かそこらで破壊尽くされ、無残な残骸となった。


 ATK値8倍だけでも反則だが、そこから生まれたダメージが5倍になる。ステータスポイントをSTRに全フリしてなくても、オリハルコンゴーレムに大ダメージを与えた。

 しかも11人分の攻撃だ。最大HPが一割五分になってなくても、オリハルコンゴーレムのHPを削り切るだけのダメージを与えることができるかもしれない攻撃だ。


「それは反則ではないですか……」

 ガンダルバンの呆れた声と共に、オリハルコンゴーレムが地面に倒れて消え去った。


「怪我をするよりは反則でもなんでも使うさ」

 俺が出し惜しみして誰かが怪我をしたり死んだりしたら、寝覚めが悪いだろ。

 それに必殺技っぽくっていいだろ、これ。

 とはいえ、デメリットも結構なものだけどな。これをやると、MPを多く消費するんだよ。もう俺のMPはすっからかんだ。一気にMPを失ったことで、ちょっと立ち眩みがする。


 

書籍1巻 予約受付中!

続巻を出すためにも最初が肝心です。どうか購入してやってください!


挿絵(By みてみん)


とうとう今週です!

もう予約はされましたか?

今からでも遅くはありませんよ?



ご愛読ありがとうございます。

これからも本作品をよろしくお願いします。


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★★★ 2023年7月25日 ★★★
★★ 小説1巻発売予定! ★★
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― 新着の感想 ―
ブレストファイヤーwww
[気になる点] 9回層でここまでレベルが上がるなら10回層ではレベル100まで行くかもな。 となると上級悪魔のレベルもそのくらいかな? [一言] ヒロイック・スラッシュ強すぎ
[良い点] 分身とシュンッて消えるのはロマン(*´ω`*)
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