ドラゴンとの出会い2
更新がちょっと遅れました。
「よろしくって......まぁ良いんだけど、多分俺騎士育成学校で死んだってことになってるからさ」
「え!?そうなんですか!?」
そう驚くリアをじっと目で見つめる。
「いや、死んだことにしたの君だから....」
「え?そうなんですか?」
「そうだよ、よく考えてみろよ。森の野外実習の最中にでかいドラゴンが来て、クロスのパーティーが遭遇し俺が足止めをするも、ドラゴンに噛まれて行方不明。そんな感じだな」
「じゃあ、私がかみ殺したってことになるんですね?ふふふっ」
そう自分を噛み殺したと言って笑うリアにジト目を向ける。
「そうだな、この際死んだことにしておくのもいいか」
「いいんですか?そんなに簡単に....」
「あぁ、俺は自分から騎士育成学校に入学したわけじゃないからな」
「では、なぜその学校に入学していたのですか?」
そう、聞いてくるリア。
「俺が入学した理由か、それはクロスが俺が入学しないとあいつが入学しないって言ったからが一番の理由だな。あとはあの学校長、あいつに会ってしまったからな」
「最初の理由はわかりましたが...学校長に会ったからというのはどういうことなんですか?」
「そうだな、リアは流石に王都の中のことまでは知らないか。あの学校長鑑定ってスキル使えるんだよ、だからあの時学校長がクロスを推薦しに来た時、俺を鑑定で見たんだ。だからあの学校長には俺のステータスがバレたってことだ。クロスに秘密にしてることを察したのか分からないがその時は、分からないふりをしていたな。」
そう、その時はだ。クロスに推薦をだして王都にもどって行ったと思って俺が家に戻ると学校長が俺の家でくつろいでいたんだ。どうやったかは知らないが空間魔法でテレポートでもしてきたんだろう。その時、俺のステータスが異常だとか、弟子になれだとか、色々言われて、その色々まとめて学校に入れと脅されたんだ。
「前者より後者の方が理由としては大きそうですね」
「まぁな....あの学校長にはできるだけ関わりたくないからな、と、まぁ俺が自分から入学してないってのはそういうことがあって無理やりって感じだったからな、だから戻ろうとは思わない」
「それは......戻る理由がありませんね.....」
「そうだな。それならいっそ冒険者でもやってみるか.....」
「私も一緒にやりたいです!!」
冒険者をやってみると俺が言うとリアは自分がやりたかったかのように言う。
「リアは冒険者になりたかったのか?」
「そうなんです!ずっと冒険者になってみたかったんです!
自由に生き、クエストをこなして資金を得る、いいですよねー!」
そう言ってキラキラした目をこちらに向けてくる。
「それなら、街におりて冒険者登録が第一目標でいいな、それと自己紹介が必要だな」
「自己紹介ですか?」
「あぁ、いつまでもあなた呼びだと嫌だからな、俺はギル=クロウフォード年齢は18だ」
「ギルですかいい名前ですね。さっき言いましたが、私は竜族のリア=リューグレア、一様竜族の族長の娘です」
「族長の娘?あれ?リアって竜族のお姫様?」
「はい、人間で言うところのお姫様の地位ですね」
「へ、へぇー」
え、お姫様がなんでこんなとこにいんの?と思ったがそういえば番を探してたとか言っていたなと思い出した。
「家族はどうなんだ?」
気になって聞いてしまった。
「家族はみんな元気ですよ。父母どちらも元気がありすぎて困るぐらいです。父に至っては里に私より強い竜族害ないからと言って自分が嫁に貰うとか意味がわからないことを言って母に絞められてました」
「いい父さんじゃないか」
「ギルの家族はどうなんですか?」
「俺の家族は四つ下の妹が一人いるが、俺が騎士育成学校に入学する時に一緒に行くと言って聞かなかったが、歳が18歳からじゃないと騎士育成学校には通えないからな今は故郷の知り合いの家でお世話になっているはずだ」
「妹さん今度挨拶しに行かないとですね」
「なんの挨拶だ?」
「それはもちろん結婚の」
さも当たり前のように結婚の挨拶に行くと言っているリア
「だからまだ結婚はしないと言っているだろう?」
「まだ!まだって言いましたね!ということはいつかは結婚、番になってくれるんですね!」
「ち、ちがっそれは言葉の綾っていうか!そ、それより自己紹介はここら辺にして、冒険者登録に行くぞ!学校のやつらに見つからないよう遠回りしてな!」
「そんな照れなくてもいいんですよぉ〜」
そんな生暖かい目を向けないでくれ。そう思いながら山を下山して森の中を遠回りして近くの街に向かう。その街で冒険者登録してクエストをこなそうそうじゃないと.....金が足りない。
そろそろステータスやスキルを出したいですねー。冒険者いいですよねー