表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2人は太陽に憧れる  作者: エイジ
9/10

監視員の人の話

〜モニタールーム〜


ピピピピピ… …

「… …。」

ピッ

「…はい、モニタールームです。

…はい…はい… …大丈夫です。

誤作動ですので…すぐに直します。

失礼します。」

ピッ

「… … とりあえずこの警報を止めないと。」


机の上にあったハサミを取って近くにあった

ホワイトボードに貼ってある紙を見る。

〜〜〜〜

『エンジェル計画の凍結について』

No.305の長期保存をもって

アクト社での研究は凍結されます。


エンジェル計画は国防省に移譲され

No.251も譲渡されることになりました。


当施設は消毒後に解体となりますので

機材等は速やかに破棄をお願いいたします。


両被験体への接触があるスタッフは

最終投薬まで検体にストレスを与えぬよう

言動には十分注意してください。

〜〜〜〜〜

モニターの左側にある黒いカラーボックスから紐のついた茶封筒を取って紐をハサミで切った。

中には『ACT Laboratory』(マニュアル)とプラスドライバーがあり、取った。


非常検知解除ボタンのカバーをドライバーで外して、

『1,4_

_,2,3』 の順番で押した。

「これでよし。

この警報… やはりあの子たちはここから…」


(※回想)

〜〜〜〜〜〜男の子側の隠しカメラ

「…世界で一番綺麗なもの?」

「うん!なんだと思う?」

「そうだなぁ… "タイヨウ"かな。」

「…タイヨウ?」

「うん!すっごくすっごく綺麗なんだって!」

「うわぁー!見てみたい!」

〜〜女の子側の隠しカメラ

「来週、私"おやすみ"だって。」

「来週…?」

「うん。」

「…。…みんな"おやすみ"して帰ってこなかった。」

「…うん。… …。 もう、会えなく..なっちゃうのかな?」

「…。」

「タイヨウ…見て見たかったね…。」

「…出よう。」

「えっ」

「2人でここから逃げ出そう。」

「そんなことしたら…」

「分かってる。…でも

一緒に見ようって、約束したでしょ。」

〜〜〜〜〜〜(※回想終わり)

「ずっと… …

ずっと君達を見てきた。

今君達は、本当の意味で

生きようとしているのかな。

… …。

永遠よりも、今を。


エントランスへの扉は

彼らのいる廊下側からは開かない。

こちらから開けてあげないと。」


扉を開けるボタンをしっかりと押す。


「これでよし。」

廊下にあるエントランスに通じる2つの扉が開く。


「最後の選択は君達に託すよ。

… …。

… …さぁ、"いきなさい"。」


2人を監視していた人のお話です。

次回で最終話です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ