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遭遇

頭が痛いよ〜


でも頑張る!!

 レイシアは森の中を歩いている。時折魔物や魔獣と言った者たちが襲ってきたがどの個体をもっても敵にはならずほぼ一瞬で殺していた。

 でも不思議なことにどんなに歩いても森から出られる感じがしなくそれどころかいま自分がどっちに進んでいるのかさえわからなくなっていた。一種の迷子だ。



「困ったのぉ・・・早めに森から出たいのだがどっちに進んでいいやら・・・」



 レイシアは困り果ててしまいました遂に足を止めその場で考えこんでしまった。

 考えこんでどのくらいの時間がたったであろうか。不意に奥の方から物音がした。ただ物音がしただけならレイシアは気に求めなかっただろうがその音は悲鳴とも取れるような叫び声とともに耳に届いた。

 


「ちくしょおぉぉぉぉぉぉ!!!」


「こんな化物がこの森にいるなんて聞いてないわよ!!」



 声の感じと剣を弾くような音で誰かが何かと戦闘中ということがわかったレイシアはその方角に足を向けて進んだ。少し歩くとやはりというべきか冒険者と思われる男一人と女二人が十五メートルはあろう紅く染まった巨大なドラゴンと戦っていた。と、言いたいが逆に襲われていると言ったほうが正しいか。

 ただ賞賛するとすれば一方的に襲われるだけならその辺の村人でもできそうだが流石冒険者と言ったところか、懸命に交戦している。



「ドラゴンがいるなんて聞いてねぇしそもそもこいつの鱗硬くて剣が弾かれちまうじゃねぇか!!どうなってんだよ!!」


「愚痴は後にして!このままじゃあたしたち全滅よ!」


「そんなのわかってらぁ!!おらァァァァ!!」



 男女に戒められながらもドラゴンに向かって剣を振るっている。しかしその攻撃はすべて鱗によって弾かれてしまうため傷を当たえることすらできていない。

 ドラゴンの方もただ攻撃されているだけでなく男を殺そうとしている。そしてドラゴンの口元に魔力が集中しだした。それにいち早く気がついた魔法使い思われる女が男に向かって叫ぶ。



「っ!ブレスが来るわよ!」



 その声とともに男は地面を蹴り斜め後ろに数メートルほど飛んだ。



ーーガァァァァァァァァァーー



 ドラゴンなブレスを吐いた時には男は避難していたため助かったがまだ無傷のドラゴンは回避されたと知るやいなや男に向かって突進していった。



「おわぁ!!あっぶねぇよ!」



 間一髪避けたがドラゴンの猛攻は続いている。



「私に任せて!水よ!我が槍となりて敵を貫け!水の槍ウォーターランス!!」



 その言葉とともに複数の槍の形をした水がドラゴンに向かって放たれた。並の魔物であれば氏は免れないであろう攻撃が直撃した。しかし、さすがはドラゴンというべきか鱗にはヒビ一つ入っておらずピンピンしている。



「そんな・・・」



 その光景をすべて見ていたレイシアであったが流石にこのままでは全滅だろうと結論付けた。



「まぁそんなものであろうな」



 突然横から声が認めか三人が振り向いた。



「こ、子供!?でもなんでこんなところに子供が・・・て、そんなことより君!!危ないから逃げなさい!!」





 女二人がこちらに向かって何か叫んでいるが気にせず歩き出す。



「久々に強そうな相手であるからなぁ。妾も見ているだけではつまらぬ」



 不敵な笑みを浮かべつぶやきながら一歩一歩進んでいく。その間にずっと何かを叫んでいるが無視した。

 距離にして後数メートル程と言ったところでドラゴンはレイシアに気付きそちらに視線を移した。その途端に動きを止め何故か怯えだしたのだ。



「ほう。極限まで抑えておるのだがそれに気付きおったか・・・まぁよい。此処がそなたの墓場であることには変わらぬ」



 レイシアは周りに聞こえるように言うと呪文と呼ぶにはあまりにも短い言葉を発した。



「粉砕せよ!」



 ドラゴンがレイシアに気を取られてる隙に仲間の所に戻っていた男が「何を………」と言葉を漏らしたが最後まで語られることはなかった。なぜなら今まさに死を覚悟して戦っていたドラゴンが目の前でバラバラに吹き飛んだのだ。



「・・・えっ」


「あ、ありえない・・・」


「マジかよ・・・」



 各々がその光景に驚愕した。そして視線をレイシアに向けた。それはそうだろう。12.3歳ぐらいにしか見えない少女が言葉ひとつで目の前の強敵を殺したのだから。それもありえない方法で。



「こんなものか・・・・・少しは骨のある奴かと思ったがちと弱すぎるのぉ。しかしこんなにも弱いのであれば魔術を使ったのは間違いであったな・・・つまらぬ」



 口をだらしなくポカーンと開けて唖然としている二人と突然笑い出して倒れた一人を視界に捉えたが無視して再びレイシアは森を歩き出したのだった。





まず最初に

4部まで読んでいただいた皆様に対し深い感謝を申し上げます!

小説として滅茶苦茶だと自覚しておりますが、自分の思ったままに書いておりますのでその点ご了承ください。



今後とも読んでいただければ幸いです。


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