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日々是好日

秋の幻想の事

作者: 秋津珠音

まだ本格的に秋という感じはありませんが秋の事です。まだ咲いてないのに金木犀出てくるし。

まぁ、秋の“幻想”の事だからいいよね。


日本の万葉集に詠われている事やら中国の伝説やらが入り乱れております。


縁の欠けた盃に黄金色(こがねいろ)に輝く香り高い酒を注ぐ

盃に酌んだ酒に円く鈍く月が映った

月の宮殿の金木犀(きんもくせい)が咲き誇り

地上でも金木犀の香りが漂う

まるで天女に遇うかのような

よい香りが辺りに漂っている

金木犀の花が降る道に出て

一人座り込んで酒を酌む

行き交う人もない土の道

天から覗いている月人壮士(つきびとおとこ)

変若水(おちみず)を想い酒を仰ぐ

漆のような闇に包まれた道に

金木犀の花と香り高い酒の香りが漂う

辺りに漂う芳しいその香りは

まるで月の宮殿の香りのようだ

月の宮殿、金木犀は中国の伝説から。

月には嫦娥(じょうが)の宮殿があり、そこには金木犀(桂花)の大木があるという伝説です。


月人壮士は日本の万葉集に出てくる月を擬人化した存在。

変若水は月の霊薬の一つで、飲むと若返る水だそうです。万葉集では月夜見(つくよみ)がもっていると詠われています。


ここまで読んでくださりありがとうございました。

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