12話目! 聖国・最初の依頼
【創造魔術】を習得するべく聖ジャパニエル宗教国(通称聖国)に行くことにしてから2週間。
未だに聖国にはたどり着かない。私一人だったらとっくについてるんですけど、ヒロミ(本人が漢字を使うのはイヤだと言い出したので名前を変更したそうです。というのもリリアだけ名前変えてズルい!と言うのが本音だとか……)がいるので【神速】スキルが使用できないのですよね。
あっ【神速】は自分で走る【疾走】と動物などに乗って発動する【早駆け】、地面の影響(足場が悪い泥沼など)をうけない【悪路走行】、あとは【飛行】を覚えた時に派生しました。
【飛行】スキルは人間の身には使用できなかったので魔具(フライングボード仕様)にセットして上に乗り魔力を流すことで数分だけ飛べるようになりました。数分だけですよ?結局緊急避難にしか使えないものとなってしまいました。魔石の質をもっと良いのにかえればもう少し長く飛べるようになるかもしれません。
とにかく、【神速】の詳しい説明を。直線距離で目的の場所まで走り抜ける移動用スキル。使用したら途中で止まることはできないうえ遮蔽物にあたることも多々。
それに関しては【堅牢】・【気功】スキルで身体強化(硬さ重視)にすることでとりあえず解決しました。
ヒロミはそんなスキルを使いこなせないので私も歩きで向かうしかないと言うわけです。
「りーりあっ!うぇへへへ~」
酔っ払いがいるのでしょうか?私の知り合いに酔っ払いはいないはずですが……。
隣にはだらしない顔をしたヒロミが私の腕に巻きついている。……あっ間違えた。抱きついている。
ここ数ヶ月で一気に成長した私やヒロミは肉感的にも、むっちりしてきているので街などでよくお酌に誘われることがあるのだ。(勿論その後まで考えてのつもりらしいけど……)
一度、ヒロミがそんなのについて行っちゃったから流石の私も内心焦った記憶があります。
ちなみにその人たちは現在魔鋼が掘れる鉱山の採掘現場で作業に勤しんでいますよ。魔鋼とは魔具や魔法増幅系の武器に良く使われるお高い鉱石です。それが毎月きっちりと私に支払われているのです。
そんなこんなで歩みを進めること3日、ようやく聖国領に入りました。ここからまだ1ヶ月ほど歩かないと目的の【創造魔術】がある首都の神殿には着きません。
「リリアー、つぅーかぁーれぇーたぁぁ」
「はいはい。街までもう少しだから我慢してね」
「ぶぅぅ~」
聖国に入ってはじめの大きな町 《ガラパゴ》にやってきた私達はとりあえず宿を取り、食事を済ませた。
「うーん、味が薄い?美味しいことは美味しいんだけどぉ」
「ヒロミ!贅沢いわないの。自分で作れるのにしないあんたが悪い!」
「そういうリリアだってあんなに料理がうまいのに作ってくれないじゃん!」
「……それはそれ、これはこれよ?」
食堂で肉料理を頼んだのだがでてきたのはチンジャオロースーに似た野菜と肉の炒め物だった。
全体的に味付けが薄く薄味好きなら十分いけるだろうけど、残念ながら私達はここ最近で美味しいものを食べ過ぎたせい(自分の料理)か、妙に舌が肥えてしまい味付けも濃い口を好むようになっていたのだ。
体には薄味がいいって事は知ってるんだけど、こればっかりは譲れなくなりました!
「やはり薄味すぎましたか?」
突然声をかけられ振り向くと白いコック帽子を被った黒髪の男性がいた。
「あ、すいません。貶すつもりはないんです。味は美味しいことは間違いないですから」
「あぁいえいえ。そのことについて言っているのではありません。事情がありまして調味料が手に入りにくくなってしまいまして……」
話を聞くと調味料を仕入れている街道(偶然にも神殿のある首都に続く道)に大型の魔物が現れ、交易の馬車を襲うという事態に陥っているとのことだ。冒険者ギルドに依頼を出しているらしいが、この街の冒険者は質が低く、その魔物に手も足もでないらしい。
「それなら私達が通り道の掃除がてら倒しましょうか?」
「え?貴女みたいな若い女の子があの魔物を倒せるんですか?」
「一応これでも金ランク冒険者なんです……」
リリアが金ランクと聞いてコックの男性は非常に驚いているが、それもつかの間。リリアに向き直りお願いしますと頭を下げてくれた。
「お礼に調味料を使った美味しい料理を作ってくれるならそれでいいですよ」
「それは勿論喜んで!全身全霊で調理させて頂きますよ」
「契約成立だね~。リリア~早速いこっか?」
「だね。ヒロミどんなモンスターか知らないけど、油断しちゃだめだよ?」
「わかってるわかってるぅ~」
「あとギルドにも報告しないとだめだから、一応顔出しに行かないとね?」
私達は食事代を支払い食堂を後にし、次に向かったのは装備品屋とか魔具ショップです。
装備品、主に武器を見ましたが私達が装備しているものほど良い物はなく、普通に街の武器屋さんといった感じだった。まあこの武器の質なら冒険者の質が落ちても仕方ないかな?とも思える。
魔具ショップに行った際、店員に私のつけている魔具を見咎められ、あしらうのに苦労したとだけ言っておきますね。
しばらく歩くと剣と斧の交差した看板……冒険者ギルドらしいですよ?街によって看板が違うんだね。国ごとかもしれないけど。
中に入ると体だけはごついがライセンスは銅辺りの人よく見かける。
スキルじゃないけど観察眼がそれなりに使えるようになった私からするとたしかに見た目だけよね……そんな感想が頭を過ぎる。まあとりあえず受付に行かないとね。
「こんにちは。街道に出る魔物狩りの依頼を受けたいんですけど」
私が受付に声をかけると周りが騒然とし始める。
「失礼ですが、女性にどうにかなるモンスターではないかと……」
受付にいた男性がそう答える。私はため息を吐き、ライセンスを提示。
「あ……えっ、き、金11?そんな馬鹿な?」
受付の男性が驚きの声を上げると同時に周りにいた他の冒険者達も驚きの声を上げる。
「嘘だろ?こんな嬢ちゃんが金ランク?馬鹿も休み休み言えよ!」
「そうだそうだ!俺達のなかで一番良いのが銀6だぞ。女なんかにそれもこんなガキに抜かれてるはずがねぇ!」
「まったく……これだから男って言うのは……」
周りの冒険者の男どもを鬱陶しく思った私は軽く【威圧】を発動。とたんに黙り込む冒険者達。
「ま、マジで金ランク?あの威圧、前に見た黒ランクのあの女に良く似ていたぞ?」
別の意味で騒がしくなってきたがこれで私やヒロミに手を出す事は無いだろうと思い、受付に向き直り再度依頼を受けたいことを申し出た。
「し、失礼しました。ライセンスと本人確認いたしました。い、依頼の方も問題なく受注処理いたしました!」
受付男性はかなりの早口で話していたが受注できたことが分かれば問題ないのでギルドを出ようとすると、やはり何処にでもバカはいるようで……。
「おい、待てよ!お前が金ランクだとは信じられん。俺が直接確かめてやる!」
モヒカンヘアーの冒険者が背後から鉄製の大斧で私に切りかかって来る。
私の装備だけでも問題なくいなせるけど、格の違いってモノを思い知って貰わないとダメだよね?
という訳で……
「【硬気功】」
ガッキィィィン!!
モヒカンの放った斧は私の頭に当たると同時に粉々に砕け散り、その様子を見た周りの冒険者やモヒカンが恐ろしいものを見る目で私を見ている。
「ん、もう終わり?反撃して良い?」
「す、すいませんでしたぁぁぁぁっ!」
私が反撃しようかと言う宣言をしたと同時にモヒカンは土下座を行った。それはもうすばらしく速い。
先に述べた私の【神速】より速かったんじゃないかな?
「一方的に斧で斬りかかっておいて謝れば許してもらえると思ってるのかしら?普通の人なら怪我か死ぬかしてるんじゃないかなぁ?」
私は【威圧】より更に上位の【死圧】を1割の威力で発動した。10割出したらたぶん皆死んじゃうだろうし。
「ヒ、ヒィィィ~~」
モヒカンは土下座状態のまま汗をダラダラと流していたが、そこにヒロミが声をかけてくる。
「もぅ~リリアー。遊んでないで早く行こうよ~。美味しいご飯が待ってるんだから」
「はぁ……しょうがないなぁ……」
【死圧】を解いた私は土下座状態のモヒカンをそのまま放置してギルドを出ていく。
~~ギルド内にて~~
「い、行ったか?戻ってこないだろうな?」
「おう、街の外に出たのを確認したぜ」
「ヌルダ!お前、命が助かってよかったな?」
ヌルダと呼ばれた男は、リリアに斬りかかったモヒカンである。
「し、正直生きた心地がしなかった……。俺もう冒険者辞めるわ……金ランクってのがあんなバケモノぞろいかと思うと続けられる気がしねぇ……」
「い、いやそれは違うだろう?俺の知っている他の金ランク冒険者でもあそこまで異常じゃないぞ?」
「鉄の大斧を食らっても傷一つつかないとかどんな体してんだって話だぜ。見た目はあんなに可愛らしいのに中身がバケモンだったとはな。これからは見た目で判断しないようにしようぜ?」
「「「激しく同意!!」」」
そんな冒険者達を見ていたのは受付をしていた男性ともう一人。
それはヌルダなど言うに及ばない程の体躯をしており、その体からは歴戦の猛者と言うに相応しい気配をかもし出している。その男は受付の男性に一言声をかける。
「あの女の子達が報告にきたら俺に連絡を入れろ。わかったな?」
「は、はい。ギルドマスター!」
リリアside
ガラパゴの街を出て1日、件のモンスターの出ると言う街道を口をモゴモゴとさせながら進む私とヒロミ。
街で取り合えずということで購入した串焼きを大量に空間魔法内に保管し、現地に向かいながら食べていると言うわけです。
「そろそろ出るはずなんだけど……」
私は周りを見ながら歩いていると入り口まで250mほど離れた場所にある森の奥のほうに少し強そうな魔物の気配を感じた。
「ヒロミ。向かって2時方向。推定銀9クラスのモンスター」
「りょうかーい。久しぶりに骨のありそうなのと戦えるね!」
「うん。今日はどうする?協力?それともどっちが倒すかじゃんけんする?」
「じゃんけんでいこうー」
「じゃあ私はチョキをだすよ」
「むむ!?卑怯よ。リリア。そんなこといわれたらグーを出しにくくなるじゃん!」
と暢気に会話しながらじゃんけんを始めた私達。その間にもモンスターは私達のほうに寄って来ているのだけど、対して気にしないのが私達。
むしろモンスターからすると自分に気づいていないバカなエサだと思い込んでいる。まあそれが間違いだと気づいた時には自分の存在が消えているのだろうけど……。
「私の勝ちね」
「くぅ~っ。リリアの言うことを信じてれば良かったよぉ~」
結局、私が作戦勝ちして戦う権利を得た。そして丁度こちらに現れたのはヨルムンガンドといわれるヘビのモンスター。
「ふーん。図鑑では見たことあるけど実物は初めてだよ~おっきいねぇぇ。でも骨はないモンスターだったね……」
ヒロミが暢気にそんな声を上げる。私も同感ですけどね?
ヨルムンガンドは目の前にいる私をとりあえず飲み込むべくその大きな口を最大限広げ飛び掛ってくる。
「おぉ~、すっごい圧迫感!でも所詮はヘビ!」
私は【絶氷】を有効利用するべくユキヒョウに変身し、コキュートスブレスを放つ。
気づけば目の前には大きな氷の像が一つ。鑑定してみた結果、ヨルムンガンドは急激に冷凍されたため冬眠状態となった。生きてはいるんだけど目覚めることはないと思うよ?だってこの氷が解けるときには体の栄養分がなくなってるんだもの。
「相変わらずリリアは瞬殺するね~。もうちょっと遊んで上げなよ~」
「めんどくさいもん。さっさと片付けて美味しいご飯も食べたいしね?」
「まあそうなんだけど、どっちにしてもコイツがいなくなったことが伝わらないと調味料が入荷されないんじゃなーい?」
「……ヒロミ。あなた凄いね!私が抜けてただけとはいえそこに気づくなんて!てことでこの先の街で調味料仕入れてから戻ろう!」
「ん~、どうせ持つのはリリアなんだし別にいいよ~」
と言うことでその先にある町 《マサラペッパー》でまとまった量の調味料を仕入れ空間魔法にしまいこむと、そこの街の冒険者ギルドに街道の魔物を倒したこととヨルムンガンドの死体を見せて納得させておいた。こうしとけば、すぐに流通が回復すると思うし。
仕事を終えたのでさっさとガラパゴへの帰路に発つ。
一日かけて戻ってきた私はまず食堂に顔をだした。私達に気づいたあのコックの男性がこちらに走り寄ってくる。
「も、もしかしてもう倒されたのですか?」
「うん、5秒で終わったよ?」
「ごっ!?あ、取り乱しました。とにかく倒していただけたんですね?」
「うん。でこれが調味料ね。流通のことも含めて向こうの街に報告しておいたからすぐに戻ると思うけど、私達はすぐに美味しいご飯が食べたいからこれでできる?」
「おぉ?こんなにも調味料が!勿論ですとも!」
「あと魔物調理してくれる?、そのモンスターなんだけど」
「へっ?街道の魔物を……た、食べるんですか?」
とりあえず私はヨルムンガンドの切り取った頭を取り出した。
「ひゃぁ!?へ、ヘビの魔物だったんですか……材料としては食べれると思いますが調理経験がありません……それでもよろしいですか?」
「おっけ~。お願いね」
コックの男性が店の奥に引っ込みしばらくすると、最初に魔物討伐前に食べたチンジャオロースーがでてきたが、以前とは香りも見た目もちがう。凄くおいしそうです。
「あまりお待たせするのもどうかと思いましたのでとりあえずこれを食べてお待ちください」
「りょうかーい!」
その後、ステーキ、ヘビ味噌煮込み麺、さらには寿司まで出てくる始末。
「……ヘビ肉でお寿司……新鮮で斬新!いっただっきまーす!」
「まーっす!」
食べるとヘビ肉がとろけるように消えていく。
「こ、これはトロ?」
「いいえ、先ほど説明したとおり蛇の頬肉の寿司です。すりつぶした際に匂いを消す調味料を混ぜてお練ったものです」
「そんな調味料まであるんだ……」
結局私達はヨルムンガンドの肉で作られた料理を腹いっぱいに堪能し、渡した分で余った肉はコックの男性に譲った。まだまだ大量にあるようでコックの男性は嬉しそうでした。
その後たっぷりとお礼を言われ店をでた私達は、冒険者ギルドに討伐報告に行くのでした。
冒険者ギルドで報告後、すぐに呼び出されギルドマスター執務室へ行くことに。
「待たせたな。……ふむ、なるほどお前が新進気鋭の魔具職人でありながら凄腕の冒険者のリリアだな? 俺はギルドマスターのゴリアスだ。なるほど、魔の気配がするな……」
「?魔の気配?私、れっきとした人間だけど?」
「いや、そういう意味ではない。お前以外の魔狩人にあったときも感じたが魔法の……いや魔力の気配が濃いと言うべきかな。そういう人物は大抵、魔力を暴発させ危険なんだが……お前は作った魔具に魔力を与えることでそれを回避しているようで安心したぜ」
「それを確認する為に呼んだの?ギルマスがわざわざ?」
世間話だけで終わらせない為、私はさっさと用件を話して!とばかりに言葉を促すとゴリアスは答える。
「勿論それだけじゃない。リリアよ。しばらくこの街のギルドにいてくれないか?」
「……どうして?」
「簡単なことだ。強い冒険者がいない地域には以外と強い魔物が現れやすいんだ。弱いヤツラをエサと見ているからな……」
「確かに強い魔物には興味があるけど私は早く神殿にいかないとだめなの。だから断らせてもらいます」
「そこをどうにかならんか?仮にリリアが無理ならもう一人の嬢ちゃんでも良い。あの子もかなりの強さを感じたからな」
「ヒロミのこと?あの子がいいって言うなら私は構わないけど、たぶん断ると思うよ?」
「……説得してくれんか?」
「言うだけは言ってみるけど……」
ゴリアスの話は賛成だ。と言っても私は残らないけどね?私は早く【創造魔術】を取得したいから。
ヒロミには悪いけど、あの子がこの街に残ってくれたら、私は遠慮なく【神速】を使えるしね。
「イヤッ!絶対ヤダ!」
「お願い~ヒロミだけが頼りなの!」
「こればっかりは理亜の言うことでも聞けない!」
ヒロミが私を理亜と呼ぶときは絶対に意見を曲げないのを知っているので、諦めざるを得ないようです。となると、もう一つの手段であるハルトたちに声をかけてみよっか。通信魔具の《繋がって話せる君》(私からの一方通行だけど)を渡してあるし。ランクも金だし問題ないよね?
「聖国のガラパゴ?今いるところからなら1週間くらいかな?それでも良かったらいくけど」
「あ、来るのに一週間もかけさせないから来てくれるか来てくれないかで返事をお願い」
「??いや俺達がいるところからは1週間かそれ以上掛かるんだけど?」
「位置関連は問題ないから来るか来ないかの返事をしてちょうだい。それでどっちなの?」
「いきます」
「保存君持ってるんだよね? すぐに迎えよこすから、それに魔力流してくれる?」
「え、えぇ?」
あっちは混乱しているが私は気にせずある魔具を自分の空間魔法経由でハルトの持つ保存君に送りつけた。もともと私の空間魔法で繋がっている物なので全ての保存君に入ってる物を取り出す事も送りつける事も容易いのです。普通の人相手にそんな事しませんけど。
「え?これは魔具?リリアさんこれは?」
「いいからそれに魔力流して~」
「わ、分かりました!」
しばらくすると魔力の気配を感じたので私のほうで魔力を同調させ空間魔法の保存以外の使い方【転移】を発動する。
【転移】は一度行った場所にマーカーをつけることで移動できるようになる魔法です。だけど空間魔法として使用する際、魔力を流す方からすると結構魔力食われちゃうのであまり使いたくない。魔力消費量に関してはおいおい考えますよ。
魔力が繋がり私達の目の前に黒いドアが現れる。そこから現れたのがハルトたちだ。
「あれ?リリアさん!?」
「いらっしゃい。早速だけどギルドに来てくれる?」
ハルトたちに何の説明もしないまま、私は連れ立ってゴリアスの部屋に入る。
「こいつらが金ランクか……。どうやったかは知らんが助かるぜ!」
「あのーそろそろ説明を……」
ハルトたちが悲しそうだったのでここでやっと詳しい説明をし、ハルト達も納得してもらったところで私達は宿へ。
ハルト達の出番?これだけだけど何か問題ある?
後顧の憂いを絶った私達は、ガラパゴを発ち首都へ向けて旅を再開したのだった。
蔵咲理亜 ヒューマンLV30
職業 魔狩人
体力 429
魔力 555
腕力 206
敏捷 318
幸運 102
スキル:【棒術】【鑑定】【隠れ身】【採取】【気配察知】【弓術】【魔具製作】【空間魔法】【交渉】【変身】【生活魔法】【調理】【腕力強化】【疾走】
【火魔法】【水魔法】【風魔法】【土魔法】【異臭(封印)】【嗅覚上昇】【分裂】【槍技】【水陸両用】【幻夢】【耐寒】【絶氷】【地獄爪殺法】
【擬態】【魅惑】【透過】【幻影】【魔力増幅】【消費魔力半減】【○○(種族)特化】【神速】【早駆け】【悪路走行】【飛行】【堅牢】【気功】【威圧】【死圧】
職業スキル【隠蔽】【遮音】
職業特性【追跡】【魔獣・獣特攻】