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空色サプリ  作者: おじぃ
父の思い出

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唯一つの道

 くっそ、さすが俺が惚れた女だぜ。医学部志望にミュージシャン志望の俺が音楽で負ける?


 起きちゃいけないことが俺の身に起きてるんだ。


 いっそ秋穂もこっちの道に来ちまえばいいんじゃねえか?


 あの詩を見たら望も彩加ちゃんも響ちゃんもそう思うだろう。


 いても立ってもいられなくなった俺は、授業中はノートに詩の断片を書いては消して、繋ぎ合わせて、家では鍵盤楽器がないから鼻歌から音階を読み取って大学ノートに引いた五線譜に書き散らした。


 とりあえず、俺は俺をモデルにした詩を書いた。



 ◇◇◇



『唯一つの道』

 作詞、作曲:東橋大騎


 ゆらゆらゆらめく

 叶えたい夢がある

 叶えた後はどうするんだ?

 その先には蜃気楼

 天国か? 奈落の底か?

 行ってみなきゃわからない


 夢なき道は広いけど

 山とか壁はやっぱりある


 俺はそれに立ち向かえるのか?

 好きじゃないことに命を賭せるか?


 どう考えてもそりゃ無理だ

 

 好きなことして生きていく

 それが誰かの力になる

 信じて進むしかないだろ

 それが俺の生きる唯一つの道



 ぐらぐらぐらつく

 叶えたい夢への道

 覚悟は決めた行くしかない

 戻ろうにも地面がない

 天国か? 奈落の底か?

 どっちだって行くしかない


 好きなことをしてたって

 しんどいことは山ほどある


 俺はそこで諦めるのか?

 好きなじゃないことに命を尽くすのか?


 俺にはどうもできそうにない


 好きなことして生きていく

 それが俺の幸福の道

 後悔だけはしたくないんだ

 引き返してくたばるくらいなら

 


 難しくて単純だな

 人生ってヤツは

 単純でも壁は高いな

 後悔しない人生は


 好きなことして生きていく

 それが誰かの力になる

 信じて進むしかないだろ

 それが俺の生きる唯一つの道

 唯一つの道

 唯一つの道

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