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孤高の鷹は、花を愛でる  作者: 刄津まゆり
光秀との出会い
7/21

「…、…!!…シノ!梓乃!」



混濁した意識の中で唯一、その声だけが鮮明に響いていた。

鼻につく鉄の臭いも、既に感じなくなっているというのに。


「嫌だっ、目ぇ開けて!!!」


「…ア…ヤ…」


近寄るな、と言いたくても声にならない。血が流れ出る度、自分の中の生きる力もまた、外に流れていくのが分かった。

それでも、あまり悪い心地はしない。



ただ一つ残念なのは、最期にお前の顔が見れないということだ。



「どうしよう、梓乃が死んじゃう。どうしたら…」



「もう行け…二度と、戻ってくるな…」



縋り付いてくる小さな体が、いやいやと駄々をこねたように揺れる。


目は見えずとも、泣いているのが分かった。

結局俺は、お前を泣かせてばかりだったな…。


瞼の裏に、唐突に流れ出す数々の記憶。

これが走馬灯というものなのか。今更思いだしたくもないようなことばかりで、ろくなものがないなと思う。


嗚呼、まさか自分にもこのような日が来るとは。


早く行け。

これまでろくな暮らしをさせてやれなくて、本当にすまなかった。


言いたい言葉は、ついに言葉になることはなく。


かさつく唇を自嘲の笑みに歪め、梓乃はゆっくりと、記憶の渦にその身を委ねていった…




突然の乱入すみません!

作者の伊織です。この度は『孤高の鷹は、華を愛でる』を読んで下さり、誠にありがとうございます。

次ページから話の時間軸が飛ぶので、それだけご報告させて頂きます。この作品がこのサイトでの処女作となりますので、どうか温かい目で見守ってやって下さい泣

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