表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
40/46

TILE6-8 いいチャンスさ。

今までの話で気になったことを聞く。まぁ、新しい話過ぎて正直分からなくなってるのもある。


「もう一人の優って?」


「鬼の人格です。空下村に伝わる、鬼、悪魔の人格ですよ。僕の中に違う人が居るんです。」


多重人格…………とは、言えないわね。人格が違うわけでもないし。

そんな事を内心思った。


「きっと………。姉さんです。姉さんが、姉さんが、あの僕を出したんです。………彼女を止めないと……!」


優は焦ったように冷や汗を流す。

どういうことだ?と飛夜理が問いかける。


「僕は………。いいえ、僕の別の人格が、舞菜さんを殺す予定だったそうなんです………。失敗したなら、姉さんは僕を………。」


「………優……?」


舞菜は怯えた表情を見せる。カタカタと震える。

問題を片付けるには飛夜理の言葉がずばりと通る。


「なら、『舞菜を殺せばいい』じゃないか。」


「飛夜理……!!?」


「違うじゃん。愛歌、話は最後まで聞く。」


飛夜理は「いい考えかはわかんないけどな」と苦笑いで呟いた。


「夢に動機も聞ける、いいチャンスさ。」


そうね、と私もうなづいた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ