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空の下で夢を見るー正義と言う名の答えー  作者: 心井菜城愛
ほら。宴も、始まったよ....
30/46

TILE5ー14 記憶がない。

「愛歌ちゃん、着いたよ」


と真吾の声で目が覚めた。薄ら重い瞼を開ける。

時間はとうに夜九時を回っていた。


「ありがとう....。」


「しかし。大変だね。」


「....?」


「い、いや、こっちの話しさ。」


....真吾?

あまり20代、もあと同い年には見えない彼の雰囲気とは違う。何かを、真剣に見つめる表情だった。


「まぁ、また明日。捜査にこさせてもらうね。」


「........。」


おやすみ。と手を振って彼は車でどこかへ戻って行った。


翌日に。事件は起きる。

朝、わたわたと慌てたもあが横を通り過ぎる。


「先生?何か、あったのですか?」


「あ、あぁ。愛歌か。........優は村内で、飛夜理は病院で....」


「もあ!」


後ろから真吾がやってきた。

やはり、か。と思いながら二人はそれじゃあ。と職員室の方へ走って行った。


「....今日は、もう帰らないと、ね。」


「悠志。そう、わかった。」


薄らにこっと笑い、彼は校門の方へ歩いて行った。

私は、どちらにも進むことが出来なかった。教室の方へも校門....家の方へも。進めば死に近付く気がして。

でも、結局、私は家の方へと歩き出していた。

       ・・

....それから、記憶がない。

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