無名vs有名
こちらも久々に更新です。
マリアside
セリーナ「・・・すごい、あっさり勝っちゃったよ・・・」
アヴィスの瞬殺劇を見てセリーナさんは呆気にとられていた。
マリア「そんなにすごい事なんですか?」
セリーナ「勿論、有名な人の中にはこれくらいは当たり前、て人もいるけど・・・これはとんでもないブラックホースの誕生かもねぃ・・・でも」
マリア「でも?」
セリーナ「次はどうだろうねぃ・・・ほら、アヴィス君の対戦相手が決まったよ」
会話の中でもう戦いが終わったみたい。
・・・あれ?あの人、て・・・
マリア「・・・王子?」
セリーナ「次のアヴィス君の試合、見ものかもねぃ・・・」
アヴィス・・・勝てるよね・・・?
アヴィスside
控え室で様々な人の戦闘スタイルを研究した。敵を知る事が勝利の近道、て父親がよく言ってたからね。
要注意はこの国の王子であり、次の対戦相手、ハイン=フォルバ=エストリアと、同盟国 (てさっき聞いた) であるアリメア帝国の騎士団長、ハデス=セスタスだろうな。
前者は動きが速い。武器はレイピア系だから威力そのものは無いと思うが、手数が半端ない。
後者は僕と同じ剣と格闘を用いた戦闘スタイルだ。しかし違うのは、魔法が使えること。
また太刀筋もハインさん程ではないとはいえども、速い。
・・・しかしまぁ、弱気になるわけにもいかないか。とりあえずはハインさんに勝つ事を考えよう。
そして時は進み、僕の二回戦が始まった。
・・・あれ?気のせいかな?最初の時より女性のギャラリーが増えてるような・・・
ギャラリー「「「「「キャー!!ハイン様~!!!」」」」」
・・・うん。なんか予想できた。
ハイン「初めまして、だね。僕はエストリア国王子、ハイン=フォルバ=エストリアだ」
アヴィス「こちらこそ初めまして。アヴィス=ハーヴァンです」
まず互いに挨拶をし、互いに礼をする。
そしてお互いに剣を抜き、構えた。
審判「試合・・・始め!」
そして同時に突撃した。
マリアside
マリア「うわ~・・・予想していたとはいえ、すごい人気ね、王子様」
セリーナ「こんなのまだまだよ?王子が決勝に行った時なんか、もう・・・」
なんでだろう?セリーナさんげんなりしているような・・・
アヴィスside
弾く。
また弾く。
さらに弾く。
無数の突きを薙ぎで全て弾く。
やはりレイピアではあまりパワーが出ないようだ。これは幸いだ。
とはいえいつまでも守りに入っていては到底彼を倒せない。ここは少し、攻めに出るか・・・
アヴィス「せやっ!」
ハイン「く!」
まずはレイピアを大きく弾く。
失敗するとスキが大きくなるだけだが、今回は成功した。
アヴィス「空烈斬!」
そして上昇しながら斬り上げる。
ハイン「ふ!は!」
ハインさんはそれを僕と同じようにレイピアで弾く。
しかしこれはダメージを与えるのが目的ではない。
目的は、体を浮かせること。
アヴィス「牙竜砕!」
ハイン「くう!?」
回し蹴り・・・というよりかは、かかと落としでハインさんを墜落させる。そして・・・
アヴィス「投刃!」
本来はナイフを投げるのだが、今回は無いので剣を投げる。
しかしハインさんは辛うじて転がり回避。
だけども、これも予想済みだ。
アヴィス「車輪斬!」
ハイン「なに!?」
落下様に地面に刺さった剣を抜くと同時に回転斬り。
ハイン「しまっ!」
これには対応できなかったのか、ハインさんは攻撃を食らった。あとは・・・
アヴィス「よっと」
ハイン「く!」スカッ
カウンターに当たらないよう、バク転で後退。うん、ラインは踏んでないね。
ハイン「・・・すまない」
と、ここでいきなりハインさんが謝ってきた。
アヴィス「え、どうしました?」
ハイン「僕は君を今の今まで、ただの無名の剣士だと思っていた・・・しかしいざ戦ってみれば、僕は君と互角・・・いや、恐らく君に負けているかもしれない」
ハインさんは申し訳なさそうに言った。それくらい・・・
アヴィス「僕を無名だと思っても当然ですよ・・・実際本当に無名なんですから・・・」
・・・予想できたことですよ。
アヴィス「だから謝らなくてもいいですよ。それに、ハインさんだって強いです。あのコンボ、本当ならもう少し攻撃を当てれたのに、ハインさんには1回か2回くらいしか当たらなかったんですから」
ハイン「・・・有難い」
ハインさんは一礼して、剣を両手にもち構えた。
ハイン「もし、差し支えなければ・・・」
アヴィス「真正面からの一騎打ちですか?」
僕は同じように剣を構えた。
ハイン「・・・ああ。君とは、真正面からぶつかってみたい!」
アヴィス「望むところですよ!」
しばしの静寂。そして・・・
ハイン アヴィス「「うおぉぉぉぉぉぉ!!!」」
同時に突撃し、剣と剣がぶつかった。
今回はスキットはお休みです(タイミング的にアヴィスとマリアが会ってない為)