剣舞会開幕
更新します。今回からLAN武様のゲストキャラが登場です。
実力査定は直ぐに終わった。
そもそも実力査定は実戦によってどれ位の実力を持つかを調べる物らしい。大抵兵士長クラスが査定官を担当する。
僕はものの数秒でその査定官を棄権させたのだ。
因みにあの後 (前話の最後) つばぜり合いになり、僕が突然体制を低くし相手をよろけさせた後牙竜砕を食らわせた。
兵士「いやはや、まさか負けるとは思わないかった・・・君の実力なら、優勝候補になれると思う」
アヴィス「有難うございます」
兵士「ではこれにて実力査定を終了する。本番は明後日だ。それまでに訓練や休暇をとるように」
アヴィス「はい!」
マリア「お疲れ様アヴィス♪」
マリアがタオルを持って駆けつけてくれた。
・・・ん?
マリア「あれ?アヴィスどうしたの?」
気づいたら僕はマリアに目を逸らしていた。
いやその、さっき駆けつけた時に・・・女性の象徴とも言うべきところが・・・
・・・て、なに考えてんだ自分はぁぁぁ!!!
マリア「もしもーし、アヴィス~?」
因みにこの時全く表情変えずにいたらしい。
・・・嘘つくと直ぐに顔に出るくせに考えてる事は顔に出ないんだな。
あの後適当につくろって街を散策中。勿論マリアのナビ有りで。
・・・だって迷子になりたくないもん。
と、ここで・・・
マリア「そういえば、アヴィス何処に泊まるの?」
マリアが大事な事に気づかせてくれた。
アヴィス「そ、そうだった・・・どうしよう、宿屋とるにしても資金はいいとして、もうこの時間だと空き部屋ないかもな・・・」
因みに今夕方だ。
マリア「なんなら・・・」
と、ここで、マリアが、
マリア「・・・うちに泊まる?」
ビックバンを投下した。
・・・まぁ他にあてもないので素直にマリアの家に泊まった。
とは言えただ泊まるだけでは申し訳ないので家事を手伝った。昔の癖かな?
どうも一人暮らしらしい。生活費は喫茶店で稼いでいたと。
そうだ、あと特に変なイベントは起こらなかったという事を記しておこう。
ちゃんと風呂も布団も一人で入りましたから!(でもなんかマリアが残念そうだったんだよな・・・)
さてここで・・・
キングクリムゾン!!
時は進んで剣舞会当日。エストリア城地下のコロセウムで開かれた。
・・・でかいな、本当に地下かここ。
マリアは観客席で応援すると言っていた。有難い。
さて、出番は三試合目だ。それまでイメトレしておこう・・・
マリアside
皆様こんにちは。マリアです。
今私は観客席を疾走中です。何故かって?
・・・最前列でアヴィスを見たいから!
後ろだと多分見えないし、応援の声も届かないだろうし・・・
そしてたった今、最前列の席を確保したのですよ!
・・・疲れた・・・
ふと右を見ると、知り合いがいました。
マリア「あれ?セリーナさん?」
セリーナ「およ?マリアちゃんじゃないの~♪」
彼女はセリーナ・レヴィロットさん。喫茶店近くの鍛冶屋で働いているの。
剣舞会は毎年見てるみたい。
セリーナ「どうしたの?いつも剣舞会には興味ない!て感じだったのに」
・・・そうなんですよね~・・・
マリア「今回は知り合いが出るんですよ」
セリーナ「ほっほう。どんな人なのかな~?」
マリア「名前はアヴィス=ハーヴァン、て言うんです」
セリーナ「ハーヴァン?あの英雄の親戚かなにかかな?」
マリア「義理の父親らしいですよ」
流石に詳しい経緯を話す訳にはいかないので疑問形にした。
セリーナ「となると、剣技を受け継いだりしてるのかな~?楽しみだねぃ」
マリア「そういえば、セリーナさんは毎年ここに来てますよね?」
セリーナ「そうよ~!色んな国の武器が見れるから鍛冶屋にとっては夢の祭典なのよ~!」
マリア「そ、そうですか。やっぱり武器である程度強さがわかったりしますか?」
セリーナ「そうだねぃ、大抵玄人はうちらみたいな鍛冶屋で強化したり専用武器を作ってもらったりしてるけど、たまに市販で極めている人もいるねぃ。簡単には判断できないんよ」
マリア「そうですか・・・」
アヴィスの登場は第三試合だったね。それまでは適当に見ていよう。
そしてアヴィスの出番が来た。
因みにその前までの試合は盛り上がりはしたもののセリーナさんも特に興味は示さなかった。
セリーナ「お、あの東側の人がアヴィス君だね~?結構イケメンだね~♪それに・・・」
マリア「それに?」
セリーナ「あのよくわからない片手剣も健在だね~」
マリア「あれ?見たことあるんですか?」
セリーナ「二人が換金場に来てた時こっそり見てたんよ。あの時の二人、お似合いのカップルみたいだったねぃ♪」
マリア「カップル///」
セリーナ「およ?もしかして気になってるのかな?」
マリア「そ、そうですね///」
どうしよう・・・聞こえてないよね・・・?でもあの人地獄耳だから・・・うう、恥ずかしいよぅ・・・
アヴィスside
アヴィス (マリア・・・ごめん、聞こえちゃった・・・)
なんか耳に入ってしまった・・・
おっと、これでは戦いに集中出来ない。切り替えよう。
相手は・・・刃渡りが長く平たく幅が広い大剣か・・・リーチ面では負けてるな・・・
相手「無名の奴に負けるわけにいかないからな。ちゃっちゃとやっつけてやるよ!」
アヴィス「その言葉、そのままお返ししよう」
さぁ、いっちょ派手にやってやるか!
審判「試合・・・始めっ!!!」
相手「いくぜ!おらぁ!!」
始まりと同時に、相手は剣を大きく横薙ぎした。僕はそれを・・・
アヴィス「よっと」
飛んでかわして・・・
アヴィス「はろはろ~」
相手「なに!?」
そのまま剣に着地した。
刃渡りが広いからこそ、出来る荒技だ。
・・・実際大剣持ったオークとかにも同じ戦法使ってたしな。
相手「降りろ!この!」
相手は振り払おうと剣を振る・・・が、元々重い大剣にさらに人一人分の重量が加わったので全然動いてない。
アヴィス「あ~も~分かったよ・・・」
らちがあかないから僕は飛び上がり・・・
アヴィス「・・・車輪斬」
兜が被られた頭目掛け名の通り車輪のように回転して剣を振り下ろした。
アヴィス「とどめだ!牙竜砕!」
さらに回し蹴りで追い討ち。
相手「どはぁ!」
車輪斬で動きが止まった相手の脇腹に命中し、そのままフィールド外に出て気絶した。
審判「気絶の確認完了!よって勝者、アヴィス=ハーヴァン!」
初戦は直ぐに終わった。
・・・次の相手は・・・いきなりあの人になりそうだな・・・
アヴィス「ほへ~ここがエストリア城内か・・・」
マリア「やっぱり迷子になりそう?」
アヴィス「ものの数秒で迷子になる自信がある」
マリア「そんな自信持たなくていいから・・・私は観客席に行くから、ここで一旦お別れね」
アヴィス「え、ちょ、僕を迷子にさせる気!?」
マリア「案内板あるじゃないの・・・選手控室、てご丁寧に書いてあるわよ」
アヴィス「え?あ、ほんとだ・・・」
マリア「もう、そんなんで勝てるの?」
アヴィス「・・・心配になってきた」
スキット2 前途多難