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Code abyss  作者: Σ@Code狩人
abyss 〜生きる意味を求めて〜
11/18

救出作戦

更新します。

アヴィスside


ハイン「あった、階段だ」


侵入からそこそこ時間が経ったがまだ盗賊とエンカウントしていない。

もしかしたら向こうにほぼ全戦力を向けているのかもしれない。僕らにとってはその方が都合がいいのだが同時に向こうが心配でもある。


・・・まぁ、ハデスさん達なら大丈夫だと思うけど。グラビトンは多ければ多いほど効果のある魔術だし。セリーナさんもなんだかんだ戦い慣れてるし。リリサさんは・・・なんか怒りのパワーなるものがあるし(汗)


マリア「あ、ねぇ、あそこ・・・」


ハイン「ん?」


と、考えてる内に目的地に到着か?




マリア「警備の盗賊が寝てる・・・(汗)」



ズコッ!



アヴィス「・・・こんな事態に呑気な・・・」


いかん。思わぬ展開に思わずずっこけてしまった。大丈夫。音は出てない。


ハイン「だがこちらには好都合だ。今の内に通り抜けよう」


起こさないようにゆっくりと前を通る。うん。起きる気配ゼロ。




アヴィス「声が近いな・・・」


ハイン「もうすぐだね。全員無事だといいが・・・」


段々と悲鳴が混じった声が大きくなってゆく。内容までは分からないが、まぁおおかた盗賊と言い合っているのだろう。


マリア「あれ、光が・・・」


ハイン「この奥か」


曲がり角から光が漏れている。曲がった先に恐らく捕らえられているところがあるのだろう。声もよく聞こえるし。


アヴィス「よし、任せて」


僕は入り口の見張りの時同様ナイフを構えて迎撃準備。違うのは回り込めないところ。


狙い目は・・・捕らえられた女性に気を取られ他所を向いている時。


ここから見えるのは一人。しかしもう何人か潜んでいるかもしてない。それを考慮してハインさんとマリアには武器を構えてもらっている。


さて、後はタイミングの問題だな。


・・・



・・・




・・・




・・・!


アヴィス (今!)


ヒュッ


アヴィス (二人とも、GO!)


ハイン・マリア ((了解!))


トスッ


盗賊「痛ぇ!?どこから「ははぁ!!」ンゴハ!?」


ナイフが刺さった盗賊にマリアが鉄拳を喰らわせる。・・・正直痛そう。


ハイン「あった、牢の鍵はこれか!」


そして吹っ飛んだ盗賊からハインさんが鍵を奪い取る。盗賊は痙攣して動きそうにない。


盗賊達「「「させるかぁ!」」」


ハイン「やはり潜んでいたか!」


屈んでいるハインさんに盗賊達が襲いかかる。・・・お、この位置ならば・・・


アヴィス「属性変更(モデルチェンジ)風雷(ストーム)!風刃!」


安全に攻撃できるな。


因みに何故風刃にしたかというと室内で一番安全だと思ったから。水刃だと場合によっては大惨事だし炎刃は論外。大地ではまだ取得していない。


盗賊「ぎゃあ!?向こうにもいたk「せやぁ!」あべしっ!?」


盗賊達「「ぎゃぁぁ!?」」


今度は追撃であるマリアの蹴りが炸裂。盗賊は吹き飛び残り全員を巻き添えにした。


ハイン「よし、鍵穴は・・・ここか!」


ガチャ


女性「「「「「「王子様ぁぁ!!」」」」」」


ハイン「え、ちょ、まっ、のわぁぁぁぁ!!?」



・・・えーと、今起こった事を説明しよう。


1ハインさんが牢の鍵を開ける


2捕らえられてた女性達がハインさん目掛けなだれ込む


3ハインさんが飲み込まれる


・・・以上。


マリア「ハ、ハインさ〜ん!?」


うわ、すっごいもみくちゃになってるよ。なだれ込んでない人苦笑いしてるし。

てか、何人いるんだ?


ハイン「ぷはぁ・・・落ち着いて・・・」


あ、ハインさんがなんとか抜け出した。


女性「あ、そうだ!王子様、大変です!」


ハイン「え?ど、どうしたの?」


女性「丁度5分くらいに盗賊のボスがここに来て一人連れていってしまったんです!」


ハイン「!なに!?少し遅かったか・・・!」


・・・えーと、要するに一人だけでも生贄にする為連れ出した、てことか・・・!


ハイン「アヴィス君、マリアさん、急いで下の皆に知らせよう。モタモタしていたら連れ出された人が生贄になってしまう!」


マリア「ええ!・・・ところで皆さんをどうやって・・・」


ハイン「兵を手配すると父さんが言ってたからね。その辺は大丈夫だと思う。どのみちここから出ないといけないけど」


アヴィス「・・・ん?ハインさん、追手が来てる」


ハイン「もう嗅ぎつけたか・・・」


やけに煩い足音が聞こえてくる。流石に感ずかれたか・・・ならば!


アヴィス「僕が先行して追手を倒します。二人は警護を!」


マリア「大丈夫なのアヴィス!?」


アヴィス「なに、軍団には慣れてる」


伊達にゴブリンなどの大群相手にしてない。


ハイン「・・・分かった。気をつけろよ!」


アヴィス「了解!」


僕はナイフを元に戻し、駆け出し・・・


盗賊達「「「間に合え・・・」」」


アヴィス「まずい、もうそこまで来てる!」


兎に角飛び出す。


この狭い通路ならば・・・


アヴィス「収束せよ、我が体に眠る力よ・・・」


ハイン「魔術?アヴィス君、使えたのか!?」


燃費よくないからあまり使ってなかったけどね。


アヴィス「汝魔導の砲弾となり、邪を吹き飛ばせ!・・・ツァウバーカノン、発射!」


丁度僕の背丈くらいの砲弾が撃ち抜かれる。

因みにまだ風雷状態なので属性も同じになっている。


盗賊達「「「「「「ぎゃああぁぁぁぁ!!!??」」」」」」


そのまま突っ込んでった盗賊は当然ツァウバーカノンに飲み込まれた。


アヴィス「またくるかもしれない。とりあえず先行きます!」


ハイン「気をつけろよ!こっちも直ぐにいく!」


今度こそ僕は駆け出した。


そのころハデス達のところは・・・



ハデス「グラビトン!」


セリーナ「ほいほい次、次〜♪」


リリサ「集え明光!フラッシュレーザー!」



盗賊達「「「「「「「「「「「「ぎゃあぁぁぁぁぁぁあ!!!!」」」」」」」」」」」」



・・・盗賊が可哀想に思える状態になっていた (死んではいないのでご安心を)

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