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Code abyss  作者: Σ@Code狩人
abyss 〜生きる意味を求めて〜
10/18

作戦は非常に簡単?

今回は短いです。

アヴィスside


街を飛び出した僕達は情報にあった盗賊のアジトを目指し進んでいった。


途中魔物に襲われることもあったが、しょっちゅう魔物と戦っていた僕らの相手じゃなかった。


ついでに属性変更の練習もした。

コールは「属性変換(モデルチェンジ)」。その後に「灼熱(フレア)」「水流(アクア)」「風雷(ストーム)」「大地(アース)」のどれかをコールする。すると体を廻る魔力の属性が変わり、今までの僕の剣技に属性が付加される、というわけだ。


あと皆の戦闘スタイルも改めて確認した。


僕、アヴィスは多彩な属性を生かした剣技によるバランスタイプ。

マリアは格闘技を用いたスピードアタッカー。

ハインさんは手数を生かした剣技によるスピードアタッカー。

セリーナさんは斧によるパワーアタッカー。

リリサさんは杖の打撃と、豊富な支援魔術による支援を得意とするバランスタイプ。特に治癒術は今の所彼女しか使えない。まぁ僕は応急処置でいるけど・・・

ハデスさんは剣技と魔術を折り合わせたバランスタイプ。また他とメンバーと比べて守りが堅い。まぁ騎士だからだろうけど。


そんなこんなで、割とバランスのよいチームになっている。あとは遠距離攻撃をもっと充実させたいけど今はそんなこと言ってられない。



さて、現在地点を確認しよう。ここはアジト入り口・・・の近くの岩陰だ。ここで作戦会議をしている。


今回は攫われた人の救出が最優先だ。故に戦闘は避けられないにしても、最低限度に留めておきたい。とは言えども、相手が何人いるかも分からず、下手したら数で押し切られるかもしれない。それに何人かは強者がいるだろうし。


ハイン「・・・さて、幾らか案が出たのをまとめるぞ」


ある程度話し合ったあと、静かにハインさんが口を開いた。


ハイン「まずはあの見張りをなんとかしないといけない。ここはアヴィス君に任せる。一応音をたてずにナイフを投げれるからね。潜入後は3人3人に分かれる。一つのチームは陽動として正面から突撃する。多くの戦闘が予想されるから、回復役のリリサは此方についてくれ」


リリサ「うん、分かった」


ハイン「もう半分のチームはこっそりとアジトを捜索し、攫われた人が捕らえられている場所を探してほしい。此方はなるべく戦闘を控えてくれ」


一旦ハインさんは言葉を区切る。


ハイン「さて、ではメンバーを決めたいが・・・此方がいい、という人はいないか?」


ハデス「俺はあまり隠密行動は得意じゃないからな。陽動に参加でいいか?」


ハイン「了解した。他には?」


アヴィス「できれば隠密行動の方にまわりたいけどいいかな?」


ハイン「分かった。セリーナさんとマリアさんはいいか?」


セリーナ「お姉さんはどっちでもいいよん♪」


マリア「私もです」


ハイン「ならセリーナさんは陽動、マリアさんは隠密行動にまわってくれないか?僕も隠密行動側に回る」


セリーナ「了解よん♪」


マリア「頑張ります!」


ハイン「よし、もう時間はない。手っ取り早く実行しよう」


アヴィス「任せて」


僕は腰に忍ばせていたサバイバルナイフを取り出し、少し身を乗り出す。


見張りは一人。右手には剣が握られている。が、まだ此方には気づいていない。


とはいえこのままでは真正面からナイフを投げることになる。これではバレるな。


僕は岩の反対側に回り込む。ここならさっきの場所よりはバレないだろう。


狙いは相手が向こうを警戒した時。




・・・よし、今だ!


アヴィス「投刃」


音をたてずにナイフを投げる。


サクッ


それは相手の首より下に命中した。


素早く近づきナイフを抜き、気絶させる。流石に殺すわけにはいかないしね。


・・・まぁ当たりどころによっては普通に死んでるけど・・・


僕は合図を皆に送る。僕とマリアとハインさんは入り口の影に待機。


残りの三人はアジトに乗り込んだ。


ハデス「盗賊ども!このアジトは包囲された!おとなしく出て来い!」


ハデスさんが盗賊を挑発。本当は包囲なんてしてないけど。でもあんなこと言われたら盗賊は抵抗するはずだ。


盗賊「捕まるかってんだ!野郎ども!出て来い!」


案の定盗賊は群れをなしてハデスさん達に襲いかかった。・・・見た感じ、盗賊全然相手になってないけど。


アヴィス「よし、今だ」


スキを見計らい僕らも潜入。こっそりと動いて捕らえられた人を探す。


こういう時地獄耳は便利だ。


ハイン「聞こえたか?」


アヴィス「・・・上から女性の声が聞こえるな」


マリア「なら階段かなにかを探さないと」


僕らはどんどん奥へと進んでいく。




タイムリミットまで、あと1時間45分。


アヴィス「・・・ふぅ、モデルチェンジにもなんとか慣れてきたかな」


ハイン「すごいもんだね。これでアヴィスは闇以外は全て出来るわけか」


アヴィス「闇はハデスさんが持ってるからね。弱点をつくという面では充分でしょ」


セリーナ「ん〜でもちょっと魔力の消費が多すぎないかねぃ?」


アヴィス「ん・・・確かに普通の水刃より炎刃や風刃の方が多く使っているような・・・」


ハデス「まだまだ練習が必要みたいだな」


アヴィス「だね・・・」


スキット 属性変換(モデルチェンジ)


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