全ての始まりはここだった
マジの初心者です。
投稿なんてうまれて初めての経験です。
だいぶ読みにくいとは思いますが生あったかい目で見守って下さい。
「ねぇ、あなたは神って信じる?」
あの日、そう言わなければ、私がしっかり壊されていれば、生きていなければこんな風にはならなかったのかもしれない。でも、もう遅い。それは始まりの。何かが崩れる音が響き渡った。
存在しているのかわからない。反対の自分。裏表の自分。本物と偽物の自分。
すべてがもう遅い。高いところからガラスの花が地面にたどりついたとき、砕け散ってしまうのは・・・ただふわりと揺れたのは・・・偶然・必然。どっち?
私があなたに会ったのは、偶然?必然?
このお話は、何の因果かあるはずのないものが、交わるはずではなかった道が交差してしまったことから始まる物語です。そう、それはもう止めることができないものでした。偶然と言えば偶然必然と言えば必然。ただそうあるべきものでした。けれど、彼らはそれを語ることはできません。彼らは紡ぐことしか出来ないのです。語るのは誰の仕事なのでしょうか?
太陽の光は誰にでも平等にあたる・・・はずだった。
「ねぇ、なんでここはこんなに暗いの?」
ただ暗い何もない空間に一人ぽつんと座っていた。その者の声だろう、鈴のような声が転がる。
「誰もいない・・・」
一人だけでここにずっといる。外の世界を知っているのに。
「私は誰?」
返事はない。何も見えない。何も感じない。
「ここはどこ?私は、何?」
返事がないと知りながら声を出す。光のない虚無の空間に問う。声はまだ幼さの残る少女のもののようだ。彼女は無限とも思える時間をここで過ごしてきた。しかし、長い間考えてもここの世界以外に、光のある世界があることを知っている理由がわからない。そう、彼女は光のある記憶を持っていた。形のない、ずっとずっと昔に見た気のする懐かしい記憶。
「誰か・・・ここから出して」
いつものように声を出して返事のない闇を纏い眠りにつく、そのはずだった。
「哀れな神の子よ。異端の力を持つがゆえに忌み嫌われてきたお前は何を望む?」
「誰の声だろう?気のせいかな。でも、夢ならこのままがいいなぁ」
「おい。神の子。聞こえぬのか?」
ぼんやりとした光が少し離れたところに浮かんでいる。
「なんだっけ。夢?まぁ、いいや。望みだっけ?私が何かを望んで良いの?」
「止められなかったのは私達の責任である。それはまごうことなき真実。娘のたった一つの願い。それぐらい聞きとげてやらねば大神の長の名が泣く」
「願い事かぁ・・・。欲張りしてもいいの?」
「不可能なものもあるが取りあえず言ってみよ」
「それなら・・・・・・私の家族が見たい」
「・・・。おまえ。それだけでいいのか?」
「私にも家族がいたのかだけ知りたいなぁ」
「お前の家族は・・・見せてやろう」
私の頭の中にぼんやりとした映像が浮かび上がった。幸せな家族がそこにいた。
「スズラン。今日は何をしようか?」
「おとーさんとおかーさんと遊ぶ~」
「そーね。じゃあ何をしようかしら?」
「・・・。じゃあねぇ、かくれんぼ!!」
そこには幸せそうに笑う小さな少女とつられて笑う二人の男女の姿があった。
「幸せそうだね」
「あぁ。あいつらは幸せだ。悲しいか?うらやましいか?まぁ・・・聞いても仕方のないことかもしれんが・・」
「良かった。・・・・・。嬉しいなぁ。幸せだなぁ」
「・・・・・」
「ありがとう。ありがとうございます。私の家族は幸せなんだ。私はこれで満足。誰かはわからないけど、幸せな夢を見せてくれてありがとう。何の記憶も持っていない私だけど、最後の最後でに幸せになれた」
「やはり、限界なのか?」
「はい。おそらく。たぶん私はもう消えると思う。私のことですから少しはわかるよ」
「・・・。お前は死んだあとどうして欲しいかの希望はあるか?」
「・・・。最後のお礼になるのかはわかりませんが、死んだあとはあなたの好きな様にして。何かの実験に使っても良いよ。私は自分の体に何の未練もないから。それに、私の体はだいぶ異常だし。いろんなことに使えること間違いなし」
「・・・・・。わかった。好きなようにさせてもらおう。後で後悔しても知らないぞ」
私は幸せな一瞬をくれた誰かに精一杯の笑顔を向けた。
「ありがとう」
私は自分の体が崩れていくのを感じた。この優しくて寂しい最後の最後に私に会いに来てくれた大神の長にお礼を伝えたかった。
「ほんとにありがとう。 お じ い ち ゃ ん」
ぼんやりとした光からすまないという声が聞こえたのを最後に私の意識は掻き消された。
うわぁぁぁ・・・。なんかすいません。
我ながら意味わかんないなぁと思います。・・・。
てか、初投稿のこんな駄文、読んで下さる人がいるでしょうか・・・・?
誤字脱字などがあれば、どんどん指摘してください!
もちろん、感想大歓迎です!!