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とある王国学園入学前の、平民生徒講習会

作者: くりゅ~ぐ
掲載日:2026/11/03


とある国の王立学園。


元は基本的にであるが、貴族の子弟のみが入学出来る学校であった。

しかし時代の流れにより平民の特待生が入学し、更に時代が進むと他の平民、入学に足る学力があり、一定の入学金と学費を支払う事が出来る平民にも門戸を開き、貴族とある程度一定数の平民が学ぶ学園となっている。

但し一般入学の平民は、入学する為の学力が貴族よりやや高く設定されており、特に特待生は高い学力が必要とされている。


とは言え特待生になれば入学金や学費、制服や勉強に必要な物諸々の、学園で学ぶ上で必要な物一切は無料であり、卒業迄の生活費も支給され、そして寮費や食費も無料となる等かなり優遇されており、特待生になると言う事はそれだけで一目置かれる存在となっていた。


そして……。


学園に入学する前に平民は、学園生活における諸々を学ぶ事が義務付けられている。


それは講習会と一般には呼ばれており、平民は入学前に早めに王都へ来て、学園入学に備える事が入学条件となっていた。


~~~


「はい皆さん、おはようございます。えー……。昨日も言いましたが良く眠られましたか? 王都外から来た人、王都住みの人であっても入学前の講習会の為に昨日から……、正確に言えば一昨日からここに泊まりがけで来た訳ですが、枕が変わると眠れないと言う事もあります。とは言え平民の皆さんはこの講習会を修了し、修了証を得ないと学園には入学出来ません。これは絶対です。例外はありません。しかしこの講習会を受けていないと、後でエライ目に合うのも皆さんです。なのでちゃんと学んで下さいね」


良し良し、皆真剣に聞いている。今年は問題無く進められそうだ。

年度によっては色々あるからな。そう考えると今年は当たりの部類だ。とは言え最後まで気を抜けないが。


「今日の講習は昨日と重複していたり、昨日聞いたけど? と思うかも知れませんが、大事な事等は繰り返し何度も言います。私も分かっていて敢えて言っていますので。口が酸っぱくなる程言いますし、皆さんも耳にタコが出来る程聞かされます。なので鬱陶しいでしょうが、これも講習会として必要な事なのでお含みおき下さい。ではまず……」


Q

貴族の子弟に言い寄られたり、身分を傘に無体な要求をされたら


A

学園には生徒会、自治会、平民生徒の互助会があり、教師、王宮から派遣された学園駐在の官吏が居ます。それとは別で、学園生徒の為の相談窓口もあります。

何か困った事があれば、そのどれかに相談又は報告や連絡をして下さい。

その際そのどれかに報告や相談をしない場合、皆さんの過失となる場合があります。理由としては困っているのに報告連絡相談をしないのは、何らかの目的があり、それで敢えて沈黙していると見なされるからです。


例えばその貴族の子弟に取り入る為に、邪魔をされたく無いので、敢えて報告連絡相談をしないと見なされます。他国の例ですが、婚約者のある子弟に取り入り、婚約者の間に不和をもたらし、婚約破棄を企む等の例がありました。


それこそ不本意であろうとなかろうと、報告、連絡、相談……。略して報連相と言いますが、しないのは何らかの企みがあり、それで先程言った所に報連相をしないとみなされてしまいます。ですので必ず、絶対に自分にとって不本意な事があれば報連相して下さい。


これは一例ですが、もし第三者による貴族の方達の婚約が壊されてしまった場合、ここに居る皆さんがその件に関わった場合自身もそうですが、御家族にまで類が及びます。

頭にお花畑を咲き誇らせるのは本人の勝手ですが、それにより自分の大切な方達に被害が及びますので必ず、絶対に、絶~対に! 報連相して下さい。


良いですか、学園は平等と言っても、それは勉学に置いてであって、貴族と平民の立場が平等ではありません。


貴族を舐めるとエライ目に合いますよ。

これも他(・)国(・)の(・)話(・)ですが、真実の愛等と戯言(たわごと)をほざき、家と家の契約でもある婚姻を蔑ろにし、消(・)さ(・)れ(・)た(・)愚か者も居ます。その愚か者は平民でした。

と言っても貴族の子弟であっても無事には済みませんからね。

とある男爵家の令嬢が、色んな意味で消された事もあります。


先程私が言った所では、皆さんの相談を蔑ろにはしません。

ですが報連相した所が信用出来ない、又は信じられないのであれば、他の所に行って頂いても構いません。大事なのは問題が拡大しない事です。


どんな大火であっても最初は小さな火からです。

時間が経てば経つ程火は大きくなり、鎮火に時間を要します。しかし小さな火であればある程消火は容易くなるでしょ? もちろん基本的に真摯に対応してくれますが、人がやる事です。残念ながら人は失敗する生き物です。ですので絶対はありません。人である以上ミスはありますので、自分が信じられる所へと、違う所に行くのは何も問題ありません。


ここに居る皆さんは言うまでもなく平民です。

そりゃそうですよね、この講習会は平民の入学生の為の講習会なのですから。


話がズレましたが平民の皆さんにとって、一番相談しやすいのは互助会です。

互助会とは通称であり、互助会と言えば平民生徒のと学園生は思っており、実際互助会は平民生徒の為の互助組織であり、貴族の子弟は干渉出来ません。


平民であれば特待生、一般入学に関わらず互助会に所属出来ます。と言うより強制入会して貰いますが、理由として互助会は、平民生徒を守る為に存在しており、権力も権限も持たない、平民を守る為に平民生徒が団結している会だからです。


しかもこの互助会は、例え王族、それこそ陛下ですら即干渉は出来ません。


一応陛下は干渉出来ますが干渉するには手続きが複雑で時間も掛かる為、鶴の一言でどうこう出来ない組織となっており、ある種高度な自治権が互助会にはあります。


これは補足になりますが、陛下以外は誰も互助会には干渉出来ません。それ程の権限……。自治権があります。

だからと言って好き勝手出来る訳ではありませんよ。あくまで立場が弱い平民生徒を守る為の組織ですからね。

それと更に補足となりますが、学園長は互助会に直接干渉は出来ませんが、陛下に互助会に関しての学長権限の進言は出来ますし、内部監査の権限はあります。と言っても基本互助会の自治を尊重していますので御心配なく。


えー……。繰り返しになりますが、だからと言って互助会が好き勝手出来ないので、ここに居る皆さんがいずれ互助会運営に携わる事になっても、その点は忘れないで下さいね。


退屈でしょうが、もう少し互助会について説明します。

何度も同じ話を繰り返し申し訳ありませんが、とても大事な事なので。


互助会はここに居る皆さんを、平民生徒を守る為の組織なので、とても大切な話です。それでは互助会の説明をしますね。


互助会の入会資格は平民である事。只それだけです。後はそうですね……。会費もあります。

あー心配ありませんよ、会費についてもちゃんと説明しますから。


互助会の会費は月に銅貨一枚、それとは別に年会費が銅貨一枚、入会金も銅貨一枚です。


入会金は分かるが何故年会費を払った上、銅貨一枚とは言え毎月払わなければならないかと言うと、理由もあります。

毎月銅貨一枚なら払えますよね? それこそ子供の一日に貰える程度のお小遣いでしかありませんし。

なら何故? そう思いますよね? 理由としては月会費を払わない事で、今何らかのトラブルに巻き込まれていると、それを互助会に伝える手段だからです。


沈黙を強要されている。他の者に脅されている等、それらの様な何らかのトラブルや害意に曝されていると互助会に伝える手段の一つでもあります。つまり互助会に助けを求めていると伝える為の連絡方法の一つですね。

それと共に、月に銅貨一枚払えない程お金を使い込んでいないかを見極める為です。

たまに居るんですよ。使いすぎてしまう人がね。と言って極々少数ですが。


皆さんも子供の頃にお小遣いを使い過ぎて、親御さんに苦言を呈された事がありませんでしたか? お金は計画的に使って下さいね。


では次に、私が先程述べたそれぞれの会の違いについて説明します。

皆さん今ノートに私の発言を書き写していますね? 質問等は後で受ける時間を設けますので、それぞれの会についての役割等の説明と疑問についての話へと移りますね。

毎年よくある疑問や質問から、特によくある疑問質問、これは毎年あるこの講習会において、参加者から質問疑問の中でも特に詳しく知りたいと言われて来た事です。


その前に一旦小休憩にしましょう。

お手洗いを済ませ水分補給もして下さい。

飲み物は食堂の入り口付近に用意していますので、自由に飲んで下さい。それでは小休憩に入ります。


~~~


皆さん揃っていますね?

それでは続きを。


小休憩の前に、先程も言いましたが、講習会に参加した皆さんからの毎年良くある質問と疑問、それについてのお話です。


Q

生徒会と自治会、互助会の違いは?


A

えー……、互助会については私が先程皆さんんに説明しましたので、生徒会と自治会の違いを先ず説明します。


生徒会は学園における諸々の事。例えば新入生の歓迎会であるとか、卒業パーティー等の学生のイベントについて企画立案を行い、決定する所でありますが、それらの最終決定権を持っています。つまり学園生の決まり事や、ぶっちゃけてざっくばらんに言えば、イベントや学園生の学園生活におけるルール作りを話し合いする場、例えるなら行政機関の様な役割を担っていると理解して下さい。


生徒会は一応貴族平民に関わらず入る事が出来ますが、他国において平民生徒が色々と生徒会でやらかした為、現在我が学園では貴族の子弟のみが入ると言うのが生徒会の現状です。慣習と言ってもいいかも知れません。もしくは暗黙の了解かな?


とは言え平民生徒が一切関わらないと言う訳でもありません。

生徒会付きオブザーバーとして、平民生徒は生徒会に関わりますし、ある種の監視役……。言い方は悪いですが、密室の会合にならない様に現状その様になっています。


当然ながらオブザーバーには議決権は無く、あくまで助言する為、平民はこう思っているとアドバイスする為のみに存在し、助言者に徹しています。

これは互助会においても、貴族子弟の生徒がオブザーバーとして互助会に関わりますし、同じく議決権はありさません。当然助言以上の事は出来ませんし、させません。


もし貴族の権力を使い、互助会に差配や余計な口出しをした場合は、そのオブザーバーに罰則があります。

罰則はかなり厳しく、自身だけではなく家にも及びますので、オブザーバーはかなり気を遣い、干渉はしていません。


それぞれの会には生徒だけでは無く、教師や王宮から派遣された官吏もオブザーバーとして参加しており、勘違いした貴族の過度な干渉や差配が出来ない様になっています。

尚、教師や官吏は、貴族平民両方の立場の方がオブザーバーとして参加していますので御心配なく。


これも非常に言い方が悪いですが、それぞれの会は相互に監視しあっているので、良い意味でも悪い意味でも、学園生に不利益が出にくい組織運営となっています。


これは一例ですが、生徒会の権限は強く、影響力はかなりの物です。

しかし先程私が皆さんに説明した通り、権限や権力を使い、皆さんを含む学園生に無体や不利益等を極力被らない学園運営を行い、学園生皆がより良く学べる環境を作り続けますので、皆さんも協力して下さい。


えー……。次に自治会について説明致します。


自治会は生徒会と似ていますが、似て非になる会で、生徒会が学園における最終決定権を持つ最高行政機関であるなら、自治会は生徒が学園生活における日常業務を行う出先機関と、そう理解して頂いて構いません。


一応は生徒会も自治会も対等とされてはいますが、生徒会が上部機関であるなら自治会は下部機関の様な役割です。

と言うのも元々自治会業務は、生徒会の行っていた業務の一つでしたが、作業の分担分離、権限の分散の為に分けられました。


生徒会業務の一つであった時は、仕事量が増えすぎたと言う事もありますが、只でさえ強力な力と権力を持つ生徒会の権限が大き過ぎる為、それは良くないと、時代の流れの中で学園のより良い運営の為に生徒会から独立したとされています。


余りに強い権限は人を勘違いさせます。

実際他国の学園では、任命権限が無いにも関わらず、自分のお気に入りの生徒を入れたりと、色々やらかした例がありました。


例えばですが能力も無いのに側に置いておきたいからからと、お気に入りの者を生徒会に入れるであったり、好き勝手に出入(ではい)りさせて色々と崩壊した例もあります。


又は本人に生徒会入りの意思が無いにも関わらず、側に置きたいが為に強引に生徒会へと入れた実例がありました。


後は、生徒会の仕事の押し付けや、運営実績の功績のみを自分達の手柄にしたいが為に等があります。

今私が言ったのは物語の中の話では無く、実際に他国であった事です。はい、事実は小説よりも奇なりと言いますが、本当にそんな愚かな事をやらかす人達が居るんですよね~。


おっと! 話がズレましたね。自治会の話に戻しましょう。


余談を延々述べた私が言うのもどうかと思いますが、先程自治会は学園生が日常生活をより良く行う為のと言いましたね? 覚えていますか? 延々無駄話をした私が言うなって話ですが、学園に入学出来る程優秀な皆さんなら覚えていると思って話を進めますね。


自治会は学園生活における細々(こまごま)とした事、例えば食堂における並び方や受け取り方、食器の返却方法の取り決めを行ったりもしています。

我が学園は貴族平民関係無く教室……、学園の清掃を行いますが、その際の取り決め、例えばゴミ捨てのルールであったり、掃除当番における当番遵守、それらの取り決めであるとか、身分を盾にしたルール破りの相談や指導を行っています。


今はありませんが、身分を盾にした当番の押し付けや、サボタージュ。それらの監視や指導と勧告や注意、それらも自治会の権限で差配し、自治会組織の一つでもある美化委員による指導を指示しています。

学園生の義務である自分達で清掃を行わなければならない。その掃除当番の押し付けを行った場合やサボタージュをした時、その時は美化委員会が美化委員を派遣し、指導を行いますが、指導に従わない生徒への罰則内容の取り決めも自治会業務の一つですね。


一応追加しておきますが、罰則だけでは無く、校内美化に貢献した人に対する表彰等、少し大袈裟ではありますが信賞必罰の権限等もあります。


皆さんは何故自分達で掃除しなければならないと思うかも知れません。

しかし当番を決め、自ら学園を掃除するのは教育の一環です。

我が国の王族の方々であっても、学園生である内は自ら掃除用具を持ち清掃していました。


最近では我が国の学園のやり方を導入し、学生に学内を掃除する様に指導する国が増えつつあります。

これはある種の美徳と受け入れてられており、それに加え様々な事を経験すると言う、学業の一つと理解して下さい。

意外と思うかも知れませんが、貴族の子弟の方が真面目に掃除に取り組みます。


そして平民生徒の方が清掃に関しては不真面目な場合が多く、処罰に関しても平民生徒の方が受ける割合が多いので気を付けて下さい。


それとこれは私の個人的なアドバイスであり、忠告ですからね。

学園での掃除の時間に、逢瀬と言う名のサボりはしないで下さいね~。本人は逢瀬とか思っていても他の人からしたら只のサボり、エスケープと言います。

掃除の時間は真実の愛(笑)を育む為の時間ではありませんし、恋人達(笑)の時間でもありません。


盛るのは勝手ですが、時と場所を選ぶだけの理性を持ちましょう。

犬猫でももう少し場所を選び、状況を理解しています。


それともう一つ。

これは貴族平民関係無く、親元から離れ、学園に入学した事により、自分が一気に大人になったと思い込む人がたまにいます。


良いですか~。学園入学はゴールではありません。

スタートですからね~。勘違いしない様に気を付けて下さい。


気持ちは分かるんですよ。

学園に入学すると言うのは、人生における転換点の一つです。

それでついつい浮かれてしまう気持ちというのもね。


ですがだからこそです。敢えて言いましょう。


大人になると言うのは自由度が増えるのも確かですが、その分責任も重くなります。いえ、自由以上に責任が伴います。


貴族の方達の言う、特権には義務が伴う。


自由には責任も伴います。


自分が大人になったとそう言うのであれば、それに伴う責任、大人としての責任も常に心に、せめて心に秘めておいて下さい。


少し説教臭くなりましたが、後で私の言った意味が分かった時では遅いのです。

何故ならその時点で、にっちもさっちも行かない状況に落ちいっているでしょうから。


浮かれるのも結構。

ですが浮かれ過ぎて、周りの状況が見えない様にはならない様に気を付けて下さい。

考えなしの行動や発言は、後で必ず後悔します。

自分では考えて行動し発言していると思っていても、実は甘い見通しで、全く考えてはいないのに等しい事は幾らでもありますからね。


それと恋に狂うのも勝手ですが、自分自身だけでは無く、周りも巻き込み、エライ目に合うと言うのも常に意識しておいて下さい。


後はそうですね……。


無いとは思いますが、何らかのイベント、これは学園でのイベントであったり、食堂やなんかの第三者が大勢居る場所での婚約破棄を企んでいるのを見聞きしたら、その場合は必ず、絶対に各会や教師や、学園の相談窓口に知らせて下さい。


そんな演劇や小説や何かの物語じゃあるまいしと、そう思うかも知れません。しかし他(・)国(・)の(・)学(・)園(・)で(・)は(・)そんなアホなと思う事を、実際やっちゃった例があります。しかも複数ですよ。


信じられ無いかも知れませんが、広い世の中そんな愚か者は実在します。であれば我が国の学園でももしかして、万が一ではありますが、無いとは言い切れません。

関わりたくないと思う気持ちは、皆さんあるでしょう。

しかし残念ながら、周り回って自らに災いとなり降り掛かります。

例えば自分達の卒業パーティーでそんな事をやらかされた日には、目も当てられません。


人生一度の卒業パーティーですよ。 そんな晴れの日に笑えない喜劇を演じられ、自分がその一部になるのです。

どうですか? 想像してみて下さい。

自分がそんな愚かな事に巻き込まれたとしたら、気分良く卒業出来ますか? 出来ませんよね?


どんな愚かな事でも、終わりがハッピーエンドであるから笑い話に出来るのです。

他人事であれば笑い話に出来ますが、自分自身がそれに巻き込まれたら笑えませんよ。

少なくとも私は嫌ですね。そんなアホのせいで晴れの日を台無しにされるのは。


良いですか? そんなアホ丸出しの、愚かな計画を知ってしまった場合、関わりたくないでしょうし、嫌でしょうが必ず、絶対に絶対に! 各会や、教師や、相談窓口に報告をお願いします。


ここに居る皆さんは、互助会に報告するのが一番ではありますが、他の会でも良いので必ず報連相して下さいね。

他人事では無く、自分事として考えて下さい。


えー……。又々話がズレましたが、自治会は貴族平民に関わらず入る事が出来ます。

自治会においては暗黙の了解もありませんし、現在学園では平民の生徒も自治会に所属し、議決権を持っている生徒も居ます。


それとは別に、オブザーバーとして参加している平民生徒、それと貴族階級の生徒もオブザーバーとして参加しています。当然オブザーバーの生徒には議決権はありません。それに関しては他の会と同じです。それと共に自治会も生徒会と同じく、強制参加であったり、権限や権力を使い無理矢理自治会に引き込む事は出来ませんので、もしその様な事があれば他の会に報連相して下さい。


自治会は平民生徒も参加出来るし、現在参加していると言いましたが、自治会に所属しているからと言って、平民貴族問わず先程の生徒会と同じく、強制的に引き込まれ掛けた、必ず助けを求めて下さい。相談は私が皆さんに伝えた所であれば何処でも構いません。


それと、学園内の全ての会や教師、派遣された官吏や、学園の相談窓口が信用出来ないのであれば、王宮の官吏に連絡すると言う手もあります。

その場合は教育担当大臣配下の官吏では無く、内務大臣配下の官吏にご連絡下さい。


それと最悪何処もダメだと思ったら、私にご連絡下さい。もしくは私に相談したいのであれば、無任所大臣配下、つまり私ですね。

必ず助けますので一応手段の一つとして覚えておいて下さい。

良いですか? 私はこの学園の担当も兼ねており、学園に関しては例え大臣であっても私にどうこうする権限はありません。

私はこの学園に関する事のみですが、陛下以外私に指示する権限もありませんし、陛下に直接お伝えする権限が私にはあります。

なので最悪私に何としても連絡して下さい。


皆さんに貴族の恐ろしさを伝えた私が言うのもどうかと思いますが、権力を盾に無体を働かれかけても絶望しないで下さい。一人で抱え込まないで下さい。皆さんは一人ではありません。

ここに居る皆さん、そして貴族階級の生徒も含め、皆がより良く学園生活を送られる様にこれからも日々改善していきます。


昨日も言いましたが、私も学園の卒業生です。

今でこそ一代限りの騎士爵を拝命しておりますが、入学した当時は平民でした。

上級官吏となり、今現在の地位を得ましたが、元は平民であり、南部の港町出身の船乗りの子です。

平民入学生の気持ちも理解していますし、私自身が通って来た道です。なのでここに居る皆さんの気持ちは分かりますし、皆さんの手助けになれる様に私はここに居ます。良いですか? 何度も言いますが皆さんは一人ではありません。決して一人で抱え込まないで下さい。


それと……、もう少し貴族の方達との接し方について説明しておきましょう。


そうですね、貴族の方達は基本自分や家を舐めた事をされない限り、基本的には應楊(おうよう)です。

平民の生徒は貴族のマナーに疎いのは分かっています。なので拙いながらも一生懸命自分を立て、気遣いしてると感じれば笑って許してくれます。

気遣い心遣いと色んな言い方はありますが、貴族平民問わず、相手に気遣いされていると感じれば悪い気はしません。ましてや出来ないなりに今出来る精一杯さを感じればですが、割と寛大です。


とは言え学年が上がればマナーを覚えて当然。何時までも出来ないままだと、その内見限られますのでちゃんと学んで下さいね。


学園はマナーを学び身に付ける事も学業に含まれています。

その辺りは努力するのは当たり前、当然の事でもありますので今一度心に留め置いて下さい。


あくまで学園は学びの場です。決して異性の尻……。異性の出会いの為にある場ではありません。

常識の範囲で、人としての常識の範囲であれば恋愛も自由です。大事な事なのでもう一度言いますが、人としての常識や節度を持ってであればですよ。


恋愛も結構。しかし学園は学業が第一です。

それを忘れず、自由と責任を常に意識し、その上で学園生活を楽しんで欲しいと個人的には思います。


後は……。おっと。そろそろ昼食の時間ですね。

続きは午後からとなります。


午後からは別の者が皆さんに講習致します。

私も横の椅子に座ってここに居ますので。


それから昼はビーフシチューですよ。とても美味しいです。

良く食べ、ゆっくり休憩し午後に備えて下さい。


では昼休憩に入ります。

昼休憩は少し長目に取ってありますが、昼寝等し寝過ごさない様に気を付けて下さいね。


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