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キャラ被り

作者: リン
掲載日:2026/01/17

個性は人それぞれと言うけれど

十人十色

十色しかないわけで

百人いれば十ずつグループされてしまうわけ

そんなわけで

わたしがあなたが好きでも

だれかがあなたを好きで

あなたが誰かを好きでも

円環のメビウスリンクな螺旋柱

緑な黄緑な青な信号を渡る

それは安全という名の危険地帯

みんなが同じ方向へ歩くことの

居づらさに耐えている

それは

赤信号のオレンジなみかんが腐ったような

匂いに似た香りとして

甘くはげしく

つらくたのしい

そんな気がする

勘違いです

わたしの代わりは誰かがいる

そんなひとの喋る言葉の

虚しさに

虚構現実な仮想非現実

それは遠いあこがれのような

景色に似た記憶の後光がさすさきの後ろに

何にもない安穏とした暗闇が

そよいでいる風のような

言い訳ばかりの経典

そんなのだれだって

できるけどしない

なぜなら

キャラ被るから

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