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知っているはずなのに知らない世界

「ここは…」

目を覚まし、周りを見渡す。

眩しさに目が眩む。

「私の家…」

生まれ育った実家。いや、何かが違う。

正体は分からないけれど、違和感がある。

起き上がって下に降りてみる。


誰もいない。

家の外にも人の気配は無い。

田舎とはいえとても静かだ。


気がつくと、さきほどまで明るかった外が暗くなっている。

「もう夜…?」

おそるおそる外に出て歩いてみる。

知っているはずなのに、何かが違う。

ここはどこなんだろう。

胸がざわざわする。


その時、目の前に一人の男が現れた。

それを引き金にたくさんの記憶が流れ込む。

「これ…は…」

思わず頭を抱える。

忘れてはいけない、けれど消し去った記憶。

手元にはたくさんの石。

石を渡される度に言われた「あなたの友達は…」の言葉。

全て思い出した。


この世界は謎の生き物に汚染されていた。

たくさんの人が、生き残るために戦ってきた。

私の友人たちもそうだった。

そして…小さな石になって帰ってきた。

死した人の身体は、綺麗な楕円の石になってしまう。


何人の友を失ったのだろう。

どうして私は…何もしていないんだろう。


呆然と立ち尽くす私の方に、男は少しずつ近付いてくる。


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