第10話「ずっと一緒に、約束の先へ」
夏の終わり。
新たな季節の風が、家族のもとにやさしく吹き抜けていた。
* * *
悠真は今シーズンの阪神タイガースで、4番打者としての責任を果たしつつ、チームの中心選手として活躍を続けていた。
彼のバッターボックスに立つ姿は、多くのファンの期待を一身に背負いながらも、堂々としていた。
「俺たちの夢はまだまだ続く――」
そんな思いを胸に、悠真は今日もバットを振り抜く。
* * *
一方、ひかりは全国ツアーの準備を着々と進めていた。
新曲は家族や未来への愛をテーマにしたもので、彼女の歌声はより一層深く、力強くなっていた。
「歌うことが、私の家族への贈り物だって、ようやくわかったの」
* * *
ある夜、家族3人で海辺の夜景を眺めながら、悠翔が問いかけた。
「パパ、ママ、ずっと一緒にいられる?」
悠真とひかりは顔を見合わせ、微笑む。
「もちろんだよ」
「ずっとずっと、一緒だよ」
悠翔の小さな手を握りながら、ふたりは固い約束を交わした。
* * *
夢に向かい続けることは決して簡単じゃない。
けれど、支え合う家族がいるからこそ、強くなれる。
悠真のホームランの音は、ひかりの歌声と重なり合い、未来へと続く希望のメロディーとなった。
そして、彼らの物語はこれからも続いていく――
ずっと一緒に、約束の先へ。
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