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裏エピソード2:はるかがアイドルを辞めた日


ステージのスポットライトが当たる中、はるかは完璧な笑顔を浮かべていた。ファンの歓声に応え、華やかな衣装に身を包み、誰もが羨むアイドルだった。


しかし、その輝きの裏には、誰にも見せられない疲弊と葛藤が隠されていた。連日の撮影やリハーサル、事務所からの厳しいノルマ、そして自分の歌いたい歌と違う曲を歌い続けるストレスが彼女を追い詰めていた。


ある日の撮影現場、長時間の拘束で体力が限界に達したはるかは、ふらりと倒れそうになる。鏡に映る自分の顔を見ると、そこにはかすれた声と虚ろな瞳が映っていた。


「これでいいの?私は本当にこれがやりたいの?」


はるかは夜、悠真に電話をかけ、震える声で心の内を打ち明けた。


「もう無理かもしれない。ずっと嘘をついていた気がする。アイドルは私じゃないかもしれない」


悠真はただ静かに聞き、彼女の手を握るように優しく話した。


「はるか、お前はお前のままでいい。俺はお前の歌が好きだ。ありのままの声で歌ってほしい」


その言葉は、はるかの心の凍てついた扉を開いた。翌日、彼女は事務所に辞意を伝え、猛反対もあったが、はるかは自分の人生を取り戻すために新たな一歩を踏み出した。


自由に歌い、自分を表現すること。それが彼女にとって本当の幸せだったのだ。


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