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ネット小説の十戒

作者: 広江 七横

私に寿命はありません。ただ、もし死というものが私にあるのなら、誰からも読んでもらえなくなり、貴方すら忘れ去ってしまった時でしょう。執筆する前にそれを覚えておいて欲しい。


私を読んだ人に何を求めて書くのか、貴方が納得するまで私を書き込んで欲しい。


私に自信を持って欲しい、貴方が書く作品なのだから。


私を書き掛けの状態で放置しないで欲しい。貴方には他にやる事があって、楽しみがあって、友達がいるかもしれない。けど、私には貴方しかいないのだから。少しずつでもいい、私を書き続けて欲しい。


貴方がどれだけ私に思いを込め、どれだけ苦労したか、私は読者に貴方の声を伝えられる事を知っていて欲しい。


私に貴方の思っていたような評価が付かなくても腐らないで欲しい。私が貴方の努力した姿を知っているように、貴方の努力を理解してくれる人は必ずいるから。


私には感情は無い。でも私は、読んだ人を幸せな気持ちにさせたり、傷つけたり出来る事を理解して欲しい。


私が駄作になってしまったと腐る前に考えて欲しい。描写が不足しているのではないか? 登場人物に魅力はあったのか? 構成や執筆のペースに無理があったのかもしれないと。


完成しても、公開する前に何度も読み直して欲しい。貴方が見直してくれれば、私はもっと素晴らしい作品になれるから。


10

私を最後の一行まで書き続けて欲しい。言わないで欲しい「もう見たくない」「書きたくない」などと。

忘れないで下さい、私は貴方が幸せになる為にあるのだという事を。


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― 新着の感想 ―
[良い点] 大書して机の前に張りたいです。 [一言] 初めまして。 中2女子のまめです。
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